思いがけなく

その名前を 再び目にすることになり

心臓が 止まるかと思った



また 水面下なのか?


まさか と思いながらも

こうも繰り返されると すぐに 

やっぱり という感覚がよみがえる




メールの文章からは

どんな状況なのか 全く分からず


最近の夫の行動は ほぼ把握していて

そして コロナ禍ということもあり 

女と会っている ということは

ない と思う



…しかし

少なくとも つい最近までの半年間

連絡を取っていた ということだけは 

ハッキリしているのだ





夫は 不倫を繰り返したことを

後悔しかない と言い

反省しているようだった


それを 嘘だった とは

思わないのだが


夫は そうなってしまう 

ダメだったと言う 自分の

どこが悪くて どこがおかしいのか

結局 分かっていないのだろう

(…だから繰り返すわけだ )



そして長年 不倫し 

世間を 欺くために 

コソコソした 行動を 

日常的に していたのだから

小ズルく 腐った根性が

しみついていないわけがなく


そんな曲がった根性の人間が

生半可な覚悟で 生き直そうとしても

無理な話なのかもしれない




不倫は 二人で秘密を共有し

協力して 人にバレないように 

画策しながら 続けていくものだ


(それをまた 二人の歴史とか

 絆とかに 脳内変換して

 不倫女性は 不倫男の

 悪事の相棒に 選ばれたことに

 不倫では 数少ない 

 優越感を 感じるらしい      )



悪事というのは

仲間がいると

罪の意識が薄れるもの だと思う


二人で 悪いことをするのは

刺激的で 楽しいのだろう



自分のしたいことをして

何が悪いのか? と

それぞれの夫や 妻を

二人の邪魔をする共通の敵 と見なし


そのうち ( 最初からかも )

二人の間で

不倫という 裏切り行為は

悪事だという意識が

なくなっていくのではないだろうか




夫の 信じられない行動が 

発覚する度

夫の 心の歪み を感じ



そして不倫は 本当に

どこをとっても タチの悪い関係

ということを 改めて思うのだ