据え膳食わぬは男の恥 とばかりに

自分への 女の好意を感じると

フラフラと近づく男


男と関係を持ち その気になった女の

自惚れと思い込みは 凄まじい

そして その後の情念の深さを

男は 知らないのだろう



女は 女に勝ちたがる

人の夫という 手に入らないものに

ますます燃え上がる 女の心を

さらに いかさまカウンセラーが 食い物にする


男が 軽い気持ちで始めた不倫でも

女には 軽く考えられるはずはない

男のいいかげんな言葉を 真実と思い込み

何度でも 恋に落ちる



そして男は

そんな女の気持ちに 応える覚悟はあるのか?



女の関心事は いつでも愛の存在だ

誰を 一番愛しているのか と考える



私が思うに 不倫を繰り返すような

精神的成熟度が低い男 にとっては 

いつでも 

誰が 一番都合が良いか なのだろう



後先 何も考えず 性欲のおもむくまま

ただ 流されているだけというのが

実情なのではないだろうか?






男性も女性も
人それぞれ というのはもちろんのこと…



夫の 相手女性のことを考えたり
不倫している女性のブログ等を 目にすると

古い歌だが 来生えつこさんの作詞で
大橋純子さんが歌った
「 シルエット・ロマンス 」が頭をよぎる


恋する女は 夢見たがりのいつもヒロイン…  
という歌詞

恋人だろうが 妻だろうが 愛人だろうが
独身 既婚 年齢 かかわらず
同じ女であることに 変わりない
気持ちは すごく分かる


女は 恋に生きる
女は 愛しい男のことを一日中考えているもの
それは 何年経ってもそう
思いは 深まり
ときめきのある幸せを 感じ
女は ずっと恋をしていたい
一生一人の人でいい


そんなことを言うと
夫は 驚いて
男と女は 違う生き物なんだなあ と言う




好きな男に抱かれる時
求められる喜び
深い幸福感  愛しさ を感じ
この人は 自分にとって特別な男なのだと
体に刻み付けられる



「 体の関係ができてしまったら
     女は 身も心も全部
     持っていかれてしまうんだよ     」

そんな当たり前のこと と私は思ったが

そう言った時
夫は ハッとした顔をした

夫は その時やっと
不倫の罪深さに 気付いたのだ



…そして
その夫を見て 私も気付いた

夫は 女性の本気が 
どんなに一途で 盲目的なものか
自分が どんなに恐ろしいことをしていたのか
分かっていないのだ





やっぱり古い映画で
「 危険な情事 」も時々思い出す

男と女の 温度差…
男は 家族の目を盗んでの一時の遊び 
女にとっては 運命の相手との本気の恋

うろ覚えだが 女を化物のように
描いていたような気がする

分かり合えない 男の事情  女の事情



男性は 同じ相手だと飽きるらしい
好きな相手でなくても したいらしい
欲情するには 
卑猥な存在であった方が 良いとか


もう そんなことを聞いた時点で 
明らかに違うと思う


男性のときめきや熱情は
女性に新鮮さが 感じられる時まで?

後は 妻でも愛人でも
友達のような 仲間のような 感覚なのだろうか


不倫では特に
妻にバレたりでもしなければ
男性から別れることが あまりないというのは
そういうことなのかもしれない
男性と女性の 好きの種類が
時間と共に どんどん違ってくるのだろう



女性は 恋に生きようとする
時に それが全てなのだ


女は
恋心をぬすまれて 恋模様染められて…
( シルエット・ロマンス より )

そして男は 
そんなつもりは 全くないし
だいたい そんなことを思わせるような男は
ろくな奴じゃないよ
きっと