今まで 夫の不倫について

深刻に悩んだり 諦めたり 

呆れたりしてきたが

この 夫の最後 (多分 懲りたと思う ) の不倫は

ツッコミどころが 多すぎて

呆れるを通り越し 

コントのようだとすら 感じる時もある


こんな内容の ブログを書いている時点で

今 私は あまりまともではないんだなと思うし

夫の不倫を面白く感じて 笑ってしまうのも

あまりのことに 混乱し 

頭が少しおかしくなっているのかも と思う



不倫するのも

致し方ない事情がある とはよく聞くが


愛する ごく身近な人間から

欺かれた時の ショック 

そして その後どんな気持ちになるのか

想像くらいはしてみてほしいものだ と思う






10年というと 結構な年月である

夫が 一世一代の覚悟で
事業を 立ち上げた頃から 
女との関係が 始まった

夫は カッコつけて
女を援助するようなことを していたようだが
うちは事業立ち上げの為 莫大な借金を抱え
初めは 収入などなく 
貯金を切り崩して 生活する
これ以上ない位の 貧乏世帯だったのだ

その時の 苦しく不安な生活を思い返すと
その裏で 不倫していた夫に怒りが湧き起こる


夫は 大きな組織にいたころ
気苦労が絶えず 独立を目指したが
経営者となると 自由を手に入れた反面
責任は重く やはり孤独である

今までは 人任せだった
慣れない分野の仕事も こなさなければならず
その大変さは 想像できたが

私は 難しい年頃の子ども達の対応に追われ
せめて やりくりや 家庭の環境を整えるのが
私の役割と思っていた


そんな 10年だったが
不安でいっぱいだった事業も
いつのまにか 軌道に乗っていた

そして その影に
その女が いたのである

夫に 誰かいるというのは感じていた
それは 起業前に付き合っていた女と 
まだ 続いているのか
それとも違う女なのか と考えてはいたものの

今までの経験上 
私が騒いだところで 女とは別れないだろうし 
夫を コントロールすることはできない 
諦めの気持ちが 強く 
追求するくらいの 強い気持ちには
なれなかったのだ



夫は 亡き義父が高齢になってからの 子
その影響もあるのか 頭が固く 考えが古い
生意気な女は嫌いだ と言っていたのに

相手の女は 予想に反して
超生意気で 出たがりの はりきるタイプ

最初 女は しおらしい感じもあったので
夫も こんなはずでは… と思ったそうだ


感情的で 口も手も出る パワフルな女が
時には暴力的に
夫の尻を叩いていたのか と考えると
事業の成功は 女のおかげも
あったのかもしれないと 思ったりもする


不倫というのは 本人達は楽しいから
やめられないのかと 思っていたのだが

夫は 女に怒られないように
仕事と女との間を 神経をすり減らしながら
駆けずり回っていて

しかも 殴られたこともある ときくと
不倫で いったい何をしたかったのだろうか と

夫にも 
… 大変だったんですね      と言いたくなる



夫には 
何より頭が上がらない 実母がいるが
外には その母に負けず劣らずの 怖い
家では 私 と

見た目は立派だけど ダメ男の夫が
お母さんに 囲まれていたような
状態だったのかも しれない


夫の あまりに酷い所業を知り 
不倫には無関係の 気の強い義母が 
息子の為 
私に頭を下げて 謝罪する

私は 夫の為(?)
女に 主人がご迷惑おかけしてすみません と
一応 謝罪する
( サレ妻ならやはり ぜひ言いたい一言である
   女は 大変気に入らないようだったが  )

女は  絶対誰にも 謝罪しないのだが


夫が女と 最後に話した時
すっかり 母の境地になっていたであろう女に  

嫁は何も悪くないだろう  お前が全部悪い 
人間としてどうなんだ  と
説教されたそうだ

どの口が 偉そうに…    というのと

女は
正義感が強いんだな  と思って
ちょっと 笑ってしまった