おはこんばんちわ
70年代までは少年漫画、少女漫画が綺麗に作風や読者が分離していたけど
80年代はそこが混在してきて高橋留美子さんのような女流作家が少年漫画に参入したり
現在につながる新しい方向にテコ入れしたような感じだった
『巨人の星』や『あしたのジョー』、『タイガーマスク』のような
数々の試練を乗り越えて成長する物語の登場人物達を
その脚本を演じる俳優だとすれば
アラレちゃん、ラムちゃん、南ちゃん、ひばりくんのような
アニメキャラクターはピンナップのような
ワンショットが世に出回るモデルのようだった
もはや80年代には物語を知らなくても成立する世界があった
丁度同じ時代の音楽とか、さまざまな文化と連動してて面白かった
そのことでメッセージ性や教訓もなく、軽薄さを指摘されたり
著しく低い評価を受けることもあったが
僕ら子供にはその時代の流れなど関係なく、
ただ目の前に現れたものに飛びついていただけだった
僕が好きだったアニメキャラは則巻千兵衛。
自分の一軒家を構え、地下室に研究所を持つ発明家
現在のテクノロジーからすると千兵衛さんの技術力は
NASAとかでも追いつけないくらいのスキルを持ってるが
その制作工程が車屋の板金のようなローテクの感じであり
完成したロボットが近眼でメガネで補うという抜けも愛おしい
あの技術力をすれば、焦点を合わすことなど容易いのに
スクーターに乗ったり、歩いてお買い物したり普段は気ままなおじさんであり
南部博士のような気難しい感じもない
千兵衛さんでいつも気になるのは
あれだけの技術力を持ちながら世間の評価が全くないこと
それこそ大きな組織が大金を散らつかせてヘッドハンティングしてもおかしくないのに
街の人もペンギン村の一村民として千兵衛さんに接する
大工さんとかと勘違いしてるのだろうか
あかねちゃんとか千兵衛さんにタメ口で接してるし、
千兵衛さん本人も自問自答で「この天才発明家が…」と口にするが
実際のところ、世間の評価を乞うような態度は示さない
そのことが自制だったり謙虚さではなく、どこか事前に完結してる
このライフスタイル、この人生でいいんだって。
そこが一番好きなところ。
よく考えたら、ペンギン村の住人はみんなそうだ
社会的評価とかに振り回されている人はおらず
自分の思うように生きていながらお互いを受け入れつつ共存している
ウルトラマンが浴衣を着たり、ガッちゃんが空を飛んだり、
ニコちゃん大王が来たりするけど、なんとなく当たり前に受け入れている。
多様性の究極の世界
資格を取らなきゃ、このポジションにつけないとか
お金がなければ学ばせてくれないとか
そんな社会で作られたゲームに生まれた時から参加させられて、
優劣がつけられて、マウント取ったり、取られたり。
そのことでストレスを感じたりする現代社会において、
ペンギン村は、原点に連れて行ってくれる。
自分の価値は自分で作っていけばいいんだって。
それは、ペンギン村から教えられた教訓であり、立派なメッセージだった。
ペンギン村に触れるだけでこんなにメンタルが落ち着くのか
文字通り「Dr.スランプ」だ!
もう、勝ちも、負けも関係ない。
愛する気持ちだけあればいい!
阪神タイガースを愛する気持ちだけ。
ということで、3/17(日)は練馬BE bornで
阪神タイガースファンによる緊急イベントです。
オープン戦なんと9連敗。
今日まで一度も勝っていません。
去年の日本一のチームなのにぶっちきりで最下位です!