ベムカメとBK-borns ~ベムカメSHOW 201804~ |  CHOCOLATE YELLOW 

ベムカメとBK-borns ~ベムカメSHOW 201804~

Buddy Holly and the Crickets“Crying, Waiting, Hoping” 


4月4日は練馬BE-bornでベムカメSHOWがありました。 

偶数月第一水曜日。 
前回は2月の第一水曜という事で、毎年2月のこの時期になると 
バディーホリーが亡くなった話に触れてしまいます。 
今日はそれを引きずって、4月でもバディーホリーの歌から。 

僕がこの歌を聞いたのはビートルズがデビュー前にカバーしたものでした。 
たしかジョージがリード・ボーカルだったかな。 

学生時代からビートルズより前の音楽が好きだったので、 
ビートルズのレコードを手にする時も、デビュー後のレコードではなく 
デビュー前の音源のものを選んでしまいます。 
オリジナルアルバムに比べると録音状態は悪いのですが 
曲目が見慣れたロックンロールナンバーばかりだからです。 
デビュー後のレコードで始めてレンタルで借りたのだって 
『Rock And Roll Music Vol.1』のコンピレーションでした。 
明るくてアップテンポなオールド・ロックンロールだけで 
構成されたアルバムでしたから。 

それで、そのビートルズかカバーしていた曲のオリジナルは誰だろうって 
バディーホリーに手が伸びたりして。そしたら幼稚園に行く前から 
よく聞かされていた“ザットゥル・ビー・ザ・デイ”の人だと気付いたりして。 
全然、ジョンやポールの作曲作品に興味がいきませんでした(笑)。 

解説を見ると「バディーホリーとクリケッツ」とバックのバンドの名前が 
目に留まります。バディーホリーはソロ歌手としてよく知っていたけど 
それは音楽雑誌とかラジオでの事で、実際にレコードジャケットの写真を見ると 
彼がバンドと連盟で名乗っているものが多かったのです。 

そういうのはディオン&ザ・ベルモンツとか、クリフ・リチャードとシャドーズ。 
もっとずっと後だとブルース・スプリングスティーンとEストリートバンド 
なんていうのもあります。メディア的には歌手の印象が強いけど、 
そのメインパーソナリティーはバンドの一員だぞというスタンス。 

このようにソロ歌手がバンド名を強調するケースは時々見かけるんですよ。 

これはおそらくレコード会社などの販売側と 
ご本人たちアーティスト側の温度差だったりする事もよくあるんですよね。 

80年代の沢田研二さんは「JULIE & EXOTICS」と表記したり。 
「世良公則とツイスト」というのも、世良さんのキャラクターを強調しているけど 
後にバンドとして打ち出したくて「ツイスト」を名乗ったり、 
それぞれの歴史にソロとグループのぼやけた境目があったりします。 

ただ、パティーポリーの頃は、ビルヘイリーにしても 
「メインキャラクターとバックバンド」のスタイルが主流でして、 
その名義の事で綱引きが起こったという話も聞いたことがありません。 

ビートルズが逆にすごかった。このメインとバックのスタイルに従った 
方がいいのかと思って誰かをメインにしようかという話し合いがもたれ 
一時期はジョージ・ハリスンとバックバンドのスタイルで売ろうという 
動きもあったようです。 

ビートルズはメンバー全員にキャラクターとしてのインパクトがあり 
歌手として、ソングライターとして、一人に絞る事が出来なかったので 
そのまま全員主役で進めたようです。 

ローリングストーンズは、リード・ボーカルと楽器の分業ですが 
ミック・ジャガーとローリングストーンズという形はとらず 
バンド名で打ち出して、以後プリティッシュ勢の影響で、 
バンド名だけで名乗る方がカッコいいとという風潮になりました。 


さて、時を戻して1959年。 
2月3日のあの悲劇でバディーホリーはこの世を去り、 
クリケッツだけが残ってしまいます。 

バディーホリーを失ったザ・クリケッツは、メインパーソンを失うも 
頼りないそのバンド名だけの名義でレコードを出します。 

これはクリケッツとしてはインパクトは薄いのですが 
クラッシュからグリーンデイまで多くのアーティストにカバーされ 
ロックシーン、パンクシーンでは欠かすことの出来ない 
アンセムソングとなります。しかもバディーホリーの魂が息づいている! 

The Crickets“I Fought The Law” 

 


では、まず、ベムカメのファーストステージから。 
エンディングのブレイクでところでカメちゃんが「始まるよ!」と言う 
恒例の“ロック・アラウンド・ザ・クロック”からスタートです。 

【1st Stage】 

♪ロック・アラウンド・ザ・クロック/ビル・ヘイリーと彼のコメッツ 
♪リトル・ダーリン/ザ・ダイヤモンズ 
♪ダイアナ/ポール・アンカ 
♪ポエトリー・イン・モーション/ジョニー・ティロットソン 
♪青い影(A Whiter Shade Of Pale)/プロコル・ハルム 
♪ドナ/リッチー・バレンス 
♪ルイジアナ・ママ/ジーン・ピットニー 
♪素敵な16才(Happy Birthday Sweet Sixteen)/ニール・セダカ 
♪グッド・ゴーリー・ミス・モーリー/リトル・リチャード 
♪火の玉ロック(Great balls Of Fire)/ジェリー・リー・ルイス 

“ロック・アラウンド・ザ・クロック”の「始まるよ」の頃には 
すでにベムさんの手の中にカスタネットが。 
前の曲が終わり一瞬の静寂と共に間髪入れずにカラカラカラっと 
カスタネットの音が鳴り、サックスの中村ヒロシさんがカウベルを叩き、 
カウベルが3、4度鳴ったところで、益美先生のグリッサンドがキラキラ。 
その合図で演奏が始まり、同時にカメちゃんの高い声のコーラスが始まる。 
リード・ボーカルが歌うまでの間に、4人の見せ場が目まぐるしく 
訪れる“リトル・ダーリン”。 

歌はベムさんなのですが、“リトル・ダーリン”といえば 
カメちゃんとよくエルヴィスの“リトル・ダーリン”について話す事があります。 
70年代のエルヴィスもライブで歌っていまして 
エルヴィスはまともに歌っていなくて、セリフも途中から 
デタラメになっています。でもなぜか楽しい! 
子供の頃、母も僕もライブ・イン・メンフィス以外のライブテイクでは 
これが一番大好きでした。 

ベムカメには欠かせない“ダイアナ”のあとは、 
ジョニー・ティロットソンの“ポエトリー・イン・モーション”と 
ティーンポップが続きます。相変わらず益美先生の 
高音のコーラスがレコードみたいですごい! 

ガラッと雰囲気が変わって“青い影”。 

再びオールディーズに戻ってベムさん得意のスローナンバー“ドナ”。 
カメちゃんにバトンタッチして“ルイジアナ・ママ”。 
再びベムさんが歌うニールセダカの“素敵な16才”と 
ポップスナンバーが盛りだくさんでした。 

最後はリトル・リチャードとジェリー・リー・ルイスの 
ピアノロックンローラーによる、ロックンロールナンバーで一部は終わりました。 


さて、アーティストとバンドのスタイルの話に戻しますが、 
イギリスでは、クリフ・リチャードのバックとして有名なシャドウズがいました。 

ここはものすごく特別です。歌手なしでは成り立たないバックバンドとは異なり 
バックバンドだけでも沢山のヒットを飛ばしているグループのひとつなんです。 

Wikipediaによると、シャドウズがイギリスでヒットさせた63曲のうち、 
クリフ・リチャードとシャドウズとしては35曲 
ザ・シャドウズのみで、34曲ヒットさせているんです。 

安室奈美恵とスーパーモンキーズ(MAX)のバランスよりも 
もっとメインの人に近いくらい売れていたのでした。 

ベムカメとBK-bornsの関係はどうなんでしょうね。 
今日のセカンドステージは、バンドメンバー全員が 
一曲ずつメインになって演奏します。 

担当楽器でいうとこうなります。 
サックス →(ベム)→ キーボード → ギター → ドラム →(カメ)→ ベース 

ではセカンドステージです。 

【2nd】 

♪傷だらけの天使/井上堯之バンド 
♪想い出の渚/ザ・ワイルド・ワンズ 
♪トップ・オブ・ザ・ワールド/カーペンターズ 
♪春がいっぱい(Spring Is Nearly Here)/ザ・シャドウズ 
♪キャラバン/ザ・ヴェンチャーズ 
♪め組のひと/ラッツ&スター 
♪涙のリクエスト/チェッカーズ 

まるで、クリフ・リチャード抜きのシャドウズのように、 
ベムカメ抜きのBK-bornsが聞けました。 
ギターのゆうすけさんの時は、そのシャドウズの曲が演奏されました。 

The Shadows “Spring Is Nearly Here ~春がいっぱい~” 


“傷だらけの天使”はもしかする日本で一番有名なサックスインストかも 
しれませんね。この曲から明るくスタート。 

これを演奏している井上堯之バンドといえば、ジュリーのバックバンドです。 

グループサウンズの時代に、スパイダースとタイガース、 そしてテンプターズの

メンバーで結成された「PYG(ピッグ)」という ドリームチームのようなバンドが

井上堯之バンドの前身でして、その時のリード・ボーカルが 
ジュリーとショーケンのツインとなります。 

ショーケンこと萩原健一さんの方が俳優業が忙しくなり、ボーカルが 
ジュリーひとりの状態…つまりこれが沢田研二と井上堯之バンドという 関係になり

1980年…“TOKIO”の頃まで続きます。 

“危険なふたり”、“追憶”、“時の過ぎゆくままに”、 
“勝手にしやがれ”、“サムライ”、“ダーリング”、 
“Love 抱きしめたい”、“カサプランタダンディ”など 
一連のジュリーの全盛作品のバックを務めていました。 

ショーケンが主演となる「傷だらけの天使」のテーマ曲を 
井上バンドが担当しているというのもそういう関係からです。 

ここにもバンドと歌手と俳優の三つ巴のバランスがあります。 


そしてグループサウンズつながりで、次の曲は昭和歌謡バンドDeja Vuも 
並行してやっているベムさんの歌によるワイルドワンズの“想い出の渚”。 
ワイルドワンズのメンバーの加瀬邦彦さんが、ジュリーの“危険なふたり”や 
“追憶”や“TOKIO”の作曲家で、井上バンドで演奏されているので 
この辺りはみんな繋がっていますね。 

 

リハで“想い出の渚”をやった時、僕がリズムに合わせて

にゃんこ☆スターの振りをやっていたら、

本番でベムさんたちがやってくれました(笑)。

続いて益美さんによるカーペンターズの“トップ・オブ・ザ・ワールド”。 
楽器担当で歌を歌うのは、ベースのmaoさんと益美先生の時だけです。 
あとはみんなインストでした。 

カーペンターズは、ビルボードチャートのアダルトコンテンポラリーチャートでは
1位の常連でしたが、我々が一般に全米1位と言っている

ポップチャートにおいては 3曲しか1位がありません。

“遥かなる影(Close To You)”と “プリーズ・ミスター・ポストマン”、そしてこの歌です。 

“プリーズ・ミスター・ポストマン”に関しては
原曲のマーヴェレッツでも1位になっており、
意外とビートルズの“プリーズ・ミスター・ポストマン”は
シングルカットすらしていませんでした。

カーペンターズは、そのマーヴェレッツのカバーでもう一曲 
“恋のビーチウッド”という歌も歌っています。 

続いてギターの横山ゆうすけさんによるシャドウズの“春がいっぱい”。 
ドラマーの今野ゆうすけさんによるヴェンチャーズの“キャラバン”。 

Wゆうすけさんによる同時期の英国と米国のインストグループが続きます。 

先日ベンチャーズのリード・ギターだったノーキー・エドワーズが 
亡くなりまして、ベンチャーズをやって欲しいなって思っていました。 

ベンチャーズはカーペンターズと並んで、日本で大人気の外国人アーティスト。 
ベンチャーズに関しては紅白出場までしています。1991年。 

 


attachment00.jpg

最後の2曲は、再び歌ものカメちゃんによるラッツ&スターの“め組のひと” 
maoさんによるチェッカーズの“涙のリクエスト”であります。 

チェッカーズは今年デビュー35周年で、いろいろイベントがあったり 
CDボックスなど出たり、お祭りムードです。 

僕の好きな外国人アーティストはと聞かれると、

エルヴィスと ビーチボーイズと答えるのですが、

日本人アーティストと言われると シャネルズとチェッカーズといつも答えています。 
ドゥーワップ/オールディーズスタイルですからね。 

この2つのバンドは80年代というくくりのコンピレーションで 
今や一緒のCDに混ざって発売されたりしていますが、 
実際にベストテンなどのトップテンヒットにこの二組が並ぶ事は 
ありませんでした。僕はずっと一緒に出てくれないかと思ったのですが。 

シャネルズは1980年にデビューして、ラッツと改名する1983年まで 
ヒットチャートを賑わせていましたが“め組のひと”と“Tシャツに口紅”で 
その勢いが止まり“今夜はフィジカル”以降は20位にも入らなくなりました。 

翌年の1984年に入れ替わるようにして“涙のリクエスト”で
チェッカーズがブレイクします。

ラッツは改名してから「セクシー&ダンサブル」というコンセプトで、 
ドゥーワップスタイルのものをやらなくなりもっと大人な世界の 
歌謡路線に転向。その頃から下降線をたどるようになりました。 

チェッカーズの“涙のリクエスト”はオールディーズスタイルですが、 
以降のシングルではロックンロールなものはやらずに、基本的には 
シングルカット曲は歌謡路線でマイナー調のものが大半を占めています。 
チェッカーズがロックンロールをやる時はB面やアルバムが多く、 
しばらくその比率でやっていたので、急な方向転換はなかったんですよね。 

そこはすごく安全にやっていた感じがしました。


オールディーズの路線がヒットチャートに長くいる事は難しいんですよね。 

Tony Sheridan & the Beat Brothers“My Bonnie” 


これまで「歌手>バンド」と「歌手=バンド」の関係性についてお話ししましたが 
「歌手<バンド」って屈辱的なスタイルはあるのでしょうか? 

ここにあるんですよ。 

トニー・シェリダンという歌手の、バックバンドを務めていたビートブラザーズは 
アマチュア時代のザ・ビートルズの事なのです。 

レコード店に勤めていたブライアン・エプスタインという方が 
“マイ・ボニー”のレコードはないのかとお客さんから問い合わせられた時に 
彼らの事を知り、ライブハウスに出向いて、トニー・シェリダンではなく 
バックを務めていたビートルズを見出して自らマネージャーになり 
メジャーデビューする運びとなりました。 

フロントをやっているものが、必ずスポットを浴びてチヤホヤされるとは 
限らないというサスペンスな出来事であります。 


そんなわけで、この“マイ・ボニー”から、最後のステージは始まります。 

【3rd】 

♪マイ・ボニー/トニー・シェリダンとビート・ブラザーズ 
♪ホワッド・アイ・セイ/レイ・チャールズ 
♪ワンダフル・ワールド/サム・クック 
♪ツイストで踊りあかそう(Twisting The Night Away)/サム・クック 
♪マイ・ガール/ザ・テンプテーションズ 
♪ハートブレイク・ホテル/エルヴィス・プレスリー 
♪アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラブ・ユー 
  /エルヴィス・プレスリー 
♪セイ・ママ/ジーン・ヴィンセント 
♪ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー 
♪レッツ・ツイスト・アゲイン/チャビー・チェッカー 

(アンコール) 
♪踊りにゆこうよ(At The Hop) 
  /フラッシュ・キャデラック&ザ・コンティネンタル・キッズ 
♪ラ・バンバ/リッチー・バレンス 

ビートルズはアマチュア時代の方が、オールドロックンロールが多いので 
好きだという話をしましたが、最初に買ったCDもこの 
『THE BEATLES(1960-1962)』でした。 

これはタイトルもジャケットデザインも赤盤、青盤のベストアルバムの 
パロディでして、デビュー前のベストという感じで作られていました。 

一曲目がジョンとジョージの共作による“クライ・フォー・ア・シャドウ”。 
ギターインストであります。2曲目がレイチャールズのカバー 
“ホワッド・アイ・セイ”。イントロが長いので、このCDは 
歌が登場するまでが長いんですよね。 

そして、今回のベムカメのステージも最初にアマチュア時代のビートルズが 
聞けたかと思うと2曲目が“ホワッド・アイ・セイ”という偶然。 

そして、レイ・チャールズから、サム・クック2曲で次がテンプテーションと 
リズム&ブルースが続いて、そこから白人アーティストに移るのですが、 
その前の流れを踏襲してブルージーな“ハートブレイク・ホテル”で 
連結するというスムースに展開する曲構成。 
綺麗にエンディングのロックンロールまでつながりました。 

今回はプラターズがなかった! 

アンコールはゴリゴリのロックンロールというよりは、 
明るく華やかな“踊りにゆこうよ”と“ラ・バンバ”で締めくくりました。 

今日も楽しいライブだった。お客さんも盛り上がった。 

1~2ステージ目はバッチリ綺麗に音が抜けていたので 
今日はいい日になると思っていたら、セットを何もいじってないのに 
3ステージ目になってハウリングとか急に起こって 
なかなか会場の音響もデリケートで難しいものです。 


さて、40年前の今日は、後楽園球場でキャンディーズの 
解散コンサートがあった日でもありますので、今日のお別れは 
キャンディーズで締めたいと思います。 

好きなシングルは“年下の男の子”、“微笑みがえし”、“あなたに夢中” 
“夏が来た!”“暑中お見舞い申し上げます”といったところですが 
(例によって短調の曲がない(笑))、それ以外でも好きな歌は沢山 
あるんですよね。“キャンディーズ1676日”とか“行きずりの二人”とか 
“のらいぬ”、“キャンディー・ツイスト”、“どれがいいかしら”、 
それに“キャンディーズ”とか…また短調がない(笑)。 

でも、穂口さんファンの僕ではありますが、今日はあえて 
違う作家の方もいいかと思いまして、馬飼野康二さん作曲のこれにしました。 

200年後には、アンドロイドとしてキャンディーズが再現されるでしょうが 
“恋のあやつり人形”の振付を、保守員は故障と判断する時が来るかも 
しれませんね。「なんか古いロボットのような動きになったぞ!」って。 

200年後の人にも愛されたら僕らはキャンディーズのあやつり人形でしょうね。 

CANDIES “恋のあやつり人形” 



ライブ告知です。 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

4/6(金) 20:30 
渋谷GABIGABI『昭和歌謡ナイト』 
charge \0 (please drink!) 

みなみさおり 
片貝篤史 
わかちこ倶楽部Z 
萬屋真之介 
Cacao 
ジュリー千葉 
リリカル 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

4/14(土) 18:30 
練馬BE-born『いっちー乗っ取り企画』 
charge \1,600 (1 drink込み) 

19:00 わかちこ倶楽部Z 
19:40 フォーキーズ 
20:20 OLD BLOOD 
21:00 Heart knock's 
21:40 なみのりaiko-かい 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

映画やドラマも、俳優で選んで見るよりも脚本で選びたいし 
お笑いもキャラで売っている人よりも、ネタの人が好きだし 
音楽にしても個人名で出すよりも、グループの一人って方が 
僕も好きではあるんですよね。 

グループ名は、コンセプトのようなものなので 
そのコンセプトを強調した活動って大切にしたいなって。 

「わかちこ倶楽部」っていうのは、maoさんがある日突然 
勝手に「結成しました」と言った事で実現したので、 
自分のルールにない事だったのでなんだかこそばゆかったのですが 
僕みたいなつまらなくて魅力のない人間がコンセプトっていうのは、 
何をやればいいのか、戸惑うばかりではありました。 

だから余計ベムカメって凄いなって思うんですよ。 
ベムとカメの人気でお客さんが集まっているし 
2人がコンセプトだから。尊敬する! 

最近僕は友達がゼロという意味で「Z」を付けてソロでやってますが 
ももいろクローバーZが大好きという事と、マジンガーZも意味してます。 
僕の頭の中という研究所から飛び出してくるアイディア…として、 
今、本当に僕にしか出来ないもので固まって来始めました。 

結局落ち着くところは、僕という人ではなく、僕という脚本なんですけどね。