てがみ | 紅 萌 こうほう
昨日の記事にお名前をだした赤間倭子さんとおっしゃる方は女性歴史家さんで、何十年も新撰組隊士についてご子孫さん達宅や新島まで足を運ばれ 小さな事実を見聞き集め録ってこられたかたです。



隊自体に良くないイメージが残り、女性が自由に行動することがまだ良しとされていなかった昭和はじめの時代にご主人やお嬢様達の理解を得て活動されていたそうです。

お嬢様の勤め先で知り合われた方や ご子孫達と親好を重ねてゆくなかで、見聞きしたことも少なくなかったそうです。

好きだけでは出来ることではありません、小さな身体から溢れるエネルギーと真摯なおひとがら親交を積み重ね 得ることのできた膨大な情報を本として出されていました。

当時 斎藤一さんや 他の知名度の低い隊士の事実を調べているかたは他にいらっしゃらなく、 赤間さんの本からの情報をもとに執筆されたみられる歴史本を見つけては 『ひとこと、いってくれればいいと思わない?』なんて言われていました。 (その後は、文献先として巻末に載るようになりましたので この限りではないようです)

著作権にこだわるのではなく、広く真実を知られたら良いという 真実を知りたいひとりの方でした。

この事は当時、歴史読本読者さんたちは ご存じのことばかり、今さらですが。

会報に応募した 紀行文?が採用された際に戴いた お手紙。

年末の引っ越しの際の保管場所から 姿を消しました。



どこに いってしまったのでしょう。