光る君へ(第十九話)を見て & 西国巡礼【京都大回り】Day! | MarlboroTigerの【Reload the 明治維新】

光る君へ(第十九話)を見て & 西国巡礼【京都大回り】Day!

 

やっぱり面白いわ、この大河(笑)。

 

今までに無い歴史描写と、その背景を落とし込んで主人公を浮き彫りにさせる手法がね...めちゃめちゃ巧みなのですよ。

 

女性を主人公にした大河の...ある意味お手本と言えるかも知れませんね。

 

私の中では、女の大河と言えば綾瀬はるかが主演した【八重の桜】がダントツの一位なのですが、【光る君へ】はそれに匹敵する名作であると申し上げておきます。

 

両作に共通して言えるのは、史実と演出の対比バランスが群を抜いている点。丁寧に史実をトレースしながらも、その歴史的背景の中に主人公を絶妙なタイミングでプロットする。こうして【異常な時代に生きた異常な女】の像を見事に浮かび上がらせているのです。主人公と直接関係の無い【歴史パート】があるからこそ、史実の空白部分にお洒落なリアリティーが生まれて来る。いや実際、見事なもんだ。

 

 

前回、道兼が死に...

 

 

緊急登板でこいつに白羽の矢が立った訳ですが、中々に策士だ(笑)。心の中の強欲さを押し殺し、和を以て宮中をコントロールしようとする。でも...こう言う奴が一番恐ろしいんですよね...。昨年の大河【どうする家康】も、こう言う家康にしたら良かったのに...。

 

 

伊周君では、勝負にならんのですわ。最初っから...。ええ加減、気付けよ...。

 

 

世間知らずのボンボンは黙っておれ!!

 

見事な返し技(笑)。バーチャファイターを思い出します...。多数のギャラリーの前でマウントを取られては...面子も丸つぶれ。男の子の世界では、腕っ節の強さも高評価に値します。弱い奴は...やはり見下される...。

 

 

宮中の地固めに関しても、道長の方が一枚も二枚も上手です。腕力、頭脳、胆力を同僚たちにアピール。えげつない自己プロデュース力ではありませんか。奥ゆかしく立ち振る舞いながらも...その控え目な態度が、余計に相手を萎縮させる。その事を知っとるんですな、道長は...。

 

こうやって取り巻きを増やし、親派で周囲を固めてしまう...。

 

情報収集に関しても抜かりがありません。権力者たる者、情報をどうハンドリング出来るかが勝負の分かれ目ですからね。実際の道長がどの様な人物だったか知る術はありませんが...やはりその種の能力には長けていたと思います。徳川家康...大久保利通...初代FBI長官のフーバー...そんなタイプだったように想像します。とにかく、絶対に隙を見せてはならない人物。

 

 

一方のまひろ...。清少納言のツテで、中宮に拝謁するチャンスを得ます。十二単衣を纏った吉高氏は、なんかモンスターの様なシルエットで微笑ましかった。ガンダムで言えば、重モビルスーツですな。キュベレイみたい(笑)。

 

 

イジメは日常茶飯事らしい。この辺りのクリエイションも、中々楽しませてくれます。もちろん、絵空事のファンタジーではあるのですが、歴史の空白を突くのなら...これくらいは許されるんじゃ無いかな(笑)?こうした方が、後々の二人の関係をこじらせる事が出来る...。

 

 

中宮に拝謁したからには、まひろのテンションも相当に高まっていた事でしょう。

 

で、ここからが面白かった!途中から一条帝が突如登場し、中宮を連れ出す。暫し奥へと姿を消した天皇ご夫妻(笑)。

 

『どちらにいらしたのですか?』

 

と、野暮な質問をぶつけるまひろに対し、暫し間を置いて含みを持たせ...まひろが気付くや、

 

『上と中宮様は...重いご使命を担っておられますので...。』

 

と言ってのけるウイカ(笑)!!やるや無いかいっ!!中々の顔芸でした。ちょっと見直しましたね、ウイカを。イメージ的には、間髪入れずに『セックスに決まっとるやろ!』と言いそうなもんですが、胡散臭い京女が板に付いて来た(笑)。

 

 

一条帝、再び登場。

 

まさかの陛下登場にビビりまくるまひろですが、帝の暖かい言葉に誘われ...

 

科挙の制度を取り入れるべきだと熱弁を振るうまひろ(笑)。まあ、実際には起こり得ないシチュエーションですが、これはこれで面白い。式部と少納言が並び立つ構図ってのは、このドラマでは欠かせないエッセンスになるのですからね。内に秘めた情熱を抑え込む吉高さんのエロスと、大仰なリアクションで笑いを誘うウイカ...。関東と関西の女の違いが良く分かり、見ていて楽しい。我々関西の男は、関東の女のちょっと背伸びした言い回しに興奮を覚えたりするのですが、関東の男は逆に関西の女のあけすけなトークに魅了される(笑)。まあ、お互い無い物ねだりですね。フェチのツボが関西と関東では随分異なっていると思います。

 

何のこっちゃ(笑)?

 

 

いずれにせよ、意見を具申したまひろに対し...一条帝は随分感心された模様(笑)。科挙の制度を語る女など、帝も見た事が無かったのでしょう。新鮮な驚きをもってこの新参者に見入っておられました。

 

でかしたまひろ!これで親父の道も...開けたか!(道長のサポートもあっての話ですが...。)

 

うむ。悪いストーリーじゃ無いと思いますね。閉ざされた狭い空間ですから...御所は...。

 

頑張れ、まひろ!!紫式部誕生まで...もうちょっとや!!!

 

...

 

...

 

...

 

 

で、アホ兄弟(笑)。

 

愛人を寝取られて、放心状態の兄・伊周。見るに耐えん...。

 

追い詰められとるのよ...君らは...。あいつ(道長)だけは、敵に回したらアカンのじゃ。何故それが分からん?

 

 

ちょっかいを出した間男を、しばきに向かうブラザーズ。

 

おおっ!!!いよいよ【長徳の変】かっ!?

 

...

 

...

 

...

 

 

暇つぶしに、ちょっと解説。

 

伊周はご存知の通り、三兄弟の長兄・道隆の遺児です。当時、藤原為光の娘・三の君に執心しておりました。で、同時期にですな...我々西国三十三所先達が【始祖の先達】と崇める花山法皇も同じ敷地内に住む四の君の所に通っておったのです。それを、アホな伊周は『俺の女に手を出しやがった!』と勘違いした訳なのです。

 

弟の隆家に相談したらば、『んな奴は、ぶっ殺してしまえ!』と激昂(笑)。隆家は少々粗野な所がある人物でしたから、火に油ですね。もう止まりません(笑)。こりゃ、相談する相手を間違えましたな。で、従者の武士を従えて法皇の一行を襲い...その衣の袖を射抜いてしまった。

 

 

やめときゃいいのに...。

 

これ、史実です(笑)。事の始まりは、単なる痴話喧嘩。

 

 

嗚呼...我らが公...。一体、何をやっとるんじゃい???

 

 

しっかりしてくれ。今日もわしゃ...公の詠まれた御詠歌を歌って来たっちゅうのに...情けなや...。トホホですな...。

 

流石にこりゃ体裁が悪い...。法皇はこの後口を閉ざしてしまいます。

 

でも、京では噂が広まりやすい(笑)...。結果、このゴシップネタは道長に嗅ぎつけられ...伊周・隆家ブラザーズは追い落とされてしまうのです...。文春砲並みに恐ろしい...。

 

まあ...それは来週以降に描かれる事になるでしょう。

 

我々西国先達としては、何とも言葉に詰まってしまうエピソードではあったのですが、これもまた事実。崇め奉る花山法皇様ではあるのですが...逆に言えば...こんな煩悩の塊の様な法皇が築いたシステムだからこそ...やりがいがある!!私も煩悩の権化...あなたも煩悩の権化...貴方も、貴女も...そしてあなたも煩悩の権化!そして西国巡礼中興の祖...花山院からして煩悩の塊のようなお方であった。

 

ならば...

 

どんな奴でも...オールOKっすよ、西国は(笑)...ってなるのです!!

 

そう捉えましょう...。完全無欠の空海さんが作ったお遍路に比べれば、敷居が低い!みなさんも、お気軽に始めてみませんか...西国三十三所・観音巡礼を(笑)!!ぶっ飛んだ帝が始められた巡礼...堅苦しさは無く、誰でもハッピーになれまっせ♪

 

...ってな感じで、西国巡礼をPRしつつ...本日のレビューを終わらせて頂きます(笑)。

 

引き続き、その花山院が築き上げた...西国三十三所の巡礼記に移らせて頂きます。

 

しかし...

 

『院!いかがされました...院!?お気を確かに...院!!』

 

...には爆笑させられました(笑)。

 

うむ。私もこれからは...【我が公】では無く、【我が院】と呼ばせて頂く事にしましょう(笑)。

 

次週に期待します!!!

 

...

 

...

 

...

 

...っと、言う事で...

 

ここからは性懲りも無く、再び西国巡礼のレポです(笑)。ここまで来ると中毒ですな...もう...。

 

いや、今日の巡礼に関しては...

 

いつものモードでは無く...

 

 

このダメージからの回復が半分以上を占めておりましたね...。

 

そう...昨日の...悪夢の様な...

 

神9−2Deからの...神9-11De逆転負け!!!!

 

あの悪夢を払拭する為、観音様の力を頼ったのであります!!!!!

 

何をやっとんじゃ、ボケーーーーッ!!!!

 

近本の満塁ホームランで大量リードしときながら...腐った試合をしおって!!!

 

こうなりゃ、観音頼みしか無い...。ワシの法力で、なんとかするしか無い...。

 

なので...4時起きで、ひとっ風呂浴びて京都へ。一気5ヶ寺を巡る【京都大回り】歩行行を実行して参りました。

 

 

朝7時過ぎに【清水五条駅】到着。清水寺に到着したのは7時30分くらいですかね...。我ながらタフです(笑)。施福寺と大山で山岳仕様に足腰が鍛えられております。

 

このパートは、【光る君へ】のレポ前に...夕方の段階で仕込んでおりますから、帰宅後も休んだりはしておりません。阪神戦観戦と同時平行の...【ながらレポ】でございます...。

 

今日の衣装は...

 

下から...観音足【RED WING 9875】、Levi's 501 Vintage、Loud Style Design(ベルト、サドルバッグ、リング、レザーブレス、チョーカー)、RED WING Tシャツ、Schott 半袖開襟シャツ、AVIREX レザー・トート、Schott キャップ...ってな感じ...。

 

侍ブルーな出で立ちで、悪夢払拭ですわ!!!

 

 

今日の清水の舞台。

 

雨は傘が必要無いくらいの、霧雨が時々...。

 

 

音羽の滝はこんな感じ。ここでは不動勤行を行いました。あの滝の前で、仏説不動経を和文・漢文で唱え...天台式の不動明王真言を唱えるなんて輩は、私くらいでしょう...。

 

 

しっかし、新緑が綺麗だ...。GW最終日もガラガラだったらしいですが、今日も朝の清水寺はガラガラ。朝8時のご本堂は、ほぼ独占状態でした。海外からのお客さんも見ておられますからね...完璧なパフォーマンスが求められます。

 

ん?

 

出来?

 

もちろん、パーフェクト。うるさい観光客を我が読経で黙らせます。

 

納経所のオープンは午前8時。ですので...ベストタイミングなのですよ。がっつり30分勤行し、納経所へ直行♪

 

...

 

...

 

...

 

ここまで書いておりましたら...

 

阪神勝利しました(笑)!!!

 

神1-0De!!!!昨日とは真逆の展開...。

 

よっしゃ!!!才木、ようやった!!!今季初の完封勝利じゃい!!!

 

昨日のカスみたいな試合が無かったなら...三連勝で、首位固めやったっちゅうに...。

 

まあええわ...。

 

これもまた...観・音・力🙏‼️我が法力のお陰としときましょう(笑)♪

 

...

 

...

 

...

 

話を戻します。

 

...

 

...

 

で、清水寺の納経所で御朱印の順番を待っておったらば...

 

何やら外人さんがウロウロしておられる...。

 

(御朱印の貰い方が分からんのだろうか?)

 

どうやら、欲しいらしい...。で、教えて差し上げた。新規にご朱印帳を納経所で購入し、恐らく初御朱印(笑)。ちょっとええことしたかな?

 

彼とは再び山門で再会し、これも何かの縁なのでしょう...。これから向かう六波羅蜜寺に誘って差し上げました。

 

 

無事六波羅蜜寺に到着。

 

写真の人物が、ボストンから旅行で来日した大学生のジョシュ君。若いのにフィルム式のカメラで風景写真を撮るのが趣味と言う、ナイス・ガイでした。私もバックパッカー上がりでなので、こう言う若者を見ると放っておけんのです。ボストンへは30年以上前に訪れた事があります。フリーダム・トレイルを散策しながら、色んな人に助けて頂いた。これはその恩返しです。

 

殊勝にも、我がお勤めが終わるまで、境内に留まってくれたジョシュ君。御朱印も、もう一つ貰えて...良かった、良かった♪

 

何十年ぶりかにブロークン・イングリッシュをブチかまし...私もご満悦(笑)。これも先達のお勤めでございます🙏...。

 

ジョシュ君の旅の無事を祈りつつ...

 

Good Luck!!

 

...

 

...

 

...

 

単独行動再開。

 

再び清水五条に戻り、京阪で東福寺駅へ...。駅からは10分ほどなだらかな坂を登り、今熊野観音寺を目指します。

 

 

泉涌寺の総門をくぐり、ようやく今熊野観音寺へ...。

 

うむ...。ええペースだ。この時点で10時くらいかな。

 

電撃御朱印ツアーは、スピード勝負です。勤行は手を抜きませんが、リリックはいつもよりハイペース。凄まじい速度で舌を回転させます。

 

ここも良い出来でクリアしました。

 

今熊野観音寺からは、バス旅となります。

 

 

お薦めは、今熊野観音寺を出て...泉涌寺の総門をくぐり...坂を下って出会す最初の大通り【東大路通】にあるバス停【泉涌寺道】。ここから丸太町方面に向かうバスに乗る事が出来ます。

 

河原町丸太町のバス停で下車すれば、【革堂】は直ぐそこ。

 

で、ようやく12時に近づきつつあったので...

 

腹ごしらえ!!!!

 

 

お薦めは河原町丸太町の交差点にある【かつ丼玄】!!早い、安い、美味い!!

 

巡礼さん向け。

 

 

このご時世...870円でかつとじ丼が食えるのはありがたい!!!

 

【京都大回り】は体力勝負ですからね。とにかく食う!!!

 

 

革堂は写真を撮るのを忘れてしまいました。時間がタイトだったので、悪しからず...。

 

こうして1時過ぎに最後の参拝寺院...六角堂にたどり着きました。

 

 

革堂とここ(六角堂)は、天台ですから我がホーム!!伝教大師のお言葉も唱えての...観音巡礼&天台式のミックス勤行でお祈り♪

 

家に帰ったのは3時半くらいだったかな...。流石に五ヶ寺は...しんどい...。

 

...

 

...

 

...

 

結局傘は一度もささず。帰宅してから雨が激しくなりました。これも...観音力(笑)🙏♪

 

ん?

 

ご利益?

 

 

やっぱりこれやがな、これ(笑)!!!

 

三連戦の勝ち越しを決める、才木の128球...入魂の完封勝利!!!いやはや...若い頃の小出恵介に似とるで、君。この、男前っ(笑)!!!

 

 

泣きそうな顔で才木を迎える岡田監督の表情が、この一勝の重みを物語っています。悪夢を振り払ったのは、今季の勝ち頭...兵庫県出身の才木君でありました👏👏👏👏👏👏👏❗️

 

これもまた...

 

観・音・力🙏‼️‼️‼️

 

帰宅して...阪神戦のフィニッシュに間に合って...完封勝利まで見届けた!

 

で、ここから...記事の前半部分に当たる【光る君へ】のレビューを、見ながら書いて行く訳ですわ(笑)...。

 

西国五ヶ寺巡礼→アメリカ人学生をヘルプ→阪神勝利を見届け→【光る君へ】視聴→レビューをブログにアップ→【アンチヒーロー】視聴→録画しておいた【モンスター井上尚弥〜伝説の750日〜】を視聴→爆睡→明日から仕事...

 

...

 

...

 

...

 

ええ流れですわ...。ちょっとしんどいけど...一日の濃密さがハンパ無い!!!

 

観音様に感謝ですな。

 

最高の週末でした。

 

南無観世音菩薩🙏‼️

来週も勝つぞ、タイガース‼️

 

See you!