阪神タイガース連覇祈願（その２）！...信貴山・朝護孫子寺でトラ・トラ・トラや！！！

三連休♪

今日はまったりと、生駒経由で信貴山（しぎさん）を目指しました。

しぎさん...皆さんも、どっかで聞いた事があるんじゃ無いかな？

そう...

これですね。国宝・信貴山縁起絵巻（しぎさんえんぎえまき）！！

信貴山で修行していた聖（ひじり）・命蓮が起こした数々の奇跡が描かれた絵巻物です。ハイライトは醍醐天皇の病を命蓮が法力で治すシーン。平安時代の後期に描かれた物ですから、今年の大河ドラマ【光る君へ】よりちょっと後の時代に作られました。【縁起】とあるのですが、今日ご紹介する朝護孫子寺（ちょうごそんじ）の創設に関しては一切出て来ません（笑）。あくまで中興の祖、命蓮を描いた絵巻物。写真は空鉢を飛ばす命蓮上人の法力の図...。

ん？

米俵も飛んで行っとるがな（笑）！！！

...

いやいや、待てよ...

空鉢を飛ばして米を寄進させ...従わなければ俵ごとブン盗る（笑）！どっかで聞いた話や！！！

そう...

兵庫県が誇るスーパースター...兵庫県下の100ヶ寺を創建したとされる、法道仙人の言い伝えと同じや無いかいっ！！

そこは私...天台宗の門徒ですし、兵庫県出身ですし、西国三十三所の公認先達ですし、その二十一番札所・一乗寺は天台寺院ですし、一乗寺は法道仙人が降り立った場所ですし、私の菩提寺も法道仙人の開基！！！なので...

元祖・空鉢仙人の座...

これだけは絶対に譲れん！！！例え信貴山縁起絵巻が国宝に指定されておろうが...

『空鉢仙人のオリジナルは、ワシら兵庫県民のもんじゃい！』

...と、先ずは主張しておきたい...。

...

まあ、そんなこんな（笑）。どっちか先か後か...どっちかパクリかなんてのは、どうでもよろしい。

霊験あらたかな聖域である事に間違いはございません。

初参拝です。前からずっと来たかったんですよね...ここ...。

こんな位置関係です。大阪平野と奈良市街を分つ二重の壁が空撮なら良く分かりますね。生駒山系が西側に...矢田山系が東側にそれぞれ南北に伸びております。信貴山の場所は写真の赤のポイントになります。生駒から、二つの山脈の間を走る近鉄王子線で南下する感じですね。奈良県生駒郡と大阪府八尾市に挟まれた山が信貴山です。

本日の目的地...朝護孫子寺（ちょうごそんじ）は奈良県側にあります。信貴山真言宗の総本山...とにかく巨大な寺院です。マップを見て貰えれば、何となく分かりますよね（笑）？

えぐい巨大さです...。

近鉄・信貴山下駅で下車し、バスで10分...信貴大橋のバス停で降りると直ぐにアクセス出来ます。

駐車場前ですので、迷う事などございません。画面右端奥に仁王門...左手に鳥居...。のっけから神仏習合ですな。実に私好み♪

私は仏教メインなので、ちょっと迂回して仁王門から参拝致します。

駐車場には西方守護の白虎（びゃっこ）の姿も！！

（おおっ！！いきなり虎かいっ！！！）

なんで虎なのかは、後ほどご紹介しましょう...。

仁王門です。かなり立派。

やっぱ、お仁王さんと対面せねば...仏教オタとは言えん！！

脱帽、合掌、礼拝🙏門を潜ります。

仁王門から矢印の方向に進み...逆コの字型を描いて、御本尊...毘沙門天様が居られる本堂を目指します。

おっ...巨大な石柱がお出迎え...。右に広大威神力、左に福寿海無量...グッと来ますな...。

しばらく進むと...

右手前方に本堂が見えて来ます。手前の下には千手院さんがあります。

ここにも虎が（笑）。張子の電動式...大虎です！！

次々に現れる鳥居。その度に脱帽、一礼を繰り返します。

やっとこさ近づいて来ました...。この赤門まで来ると、中間地点ですかね...。

他のお堂は後回しに...先ずはご本堂へ一直線です！！！

本堂前にも巨大な鳥居。

（流石は真言宗...神仏習合の何たるかを...分かっとる！！！）

感無量で数珠を擦り合わせ、合掌礼拝...。通常の神社の時とは所作が違って来ます。

ようやく本堂に到着！！では、がっつりと...日本三大毘沙門天の一つ...

信貴山の毘沙門天王様に参拝させて頂こうではありませんかっ！！！

ご覧の通り...【寅】の月ですから、秘仏が特別開帳されておるのです！このお方にご挨拶せずして...毘沙門信仰は始まりますまい。

...

さて...

何故、虎なのかと言いますとですな...

聖徳太子にゆかりがあるからなのです！！いや、今風に言えば厩戸皇子（うまやどのみこ）か（笑）...。

聖徳太子の時代、日本に仏教が入って来た訳ですが、反対派の首魁・物部氏と賛成派の蘇我氏に争いが起こった事は、皆さんご存知ですよね？激烈な戦いになりました。その時太子が戦勝を祈願され、眼前に毘沙門天王がご出現。戦勝の秘法を授けられました。この太子が毘沙門天を感得されたのが、寅の年、寅の日、寅の刻であったといわれているのです！

勝利した太子は【信ずべし貴ぶべき山】として信貴山と名付けられ、毘沙門天王を祀られたのが...朝護孫子寺の始まりなのです。

そう...