【光る君へ】第四話を見て 〜西国三十三所・公認先達としての楽しみ〜 | MarlboroTigerの【Reload the 明治維新】

【光る君へ】第四話を見て 〜西国三十三所・公認先達としての楽しみ〜

 

先ずはお詫びです。記事作成の操作ミスにより、昨日投稿した【宇治の旅...三室戸寺・萬福寺へ 〜幕末世界から平安世界へのワープ♪】の記事を間違って削除してしまいました。

 

せっかく【いいね】を押して頂いた皆様...コメントを頂戴したブログ友の方には、この場を借りてお詫びいたします。

 

消えちゃいました(笑)。たまたま別タブで表示中でしたので、丸ごとコピーして新規作成。再度、同じ内容のまま新規投稿致しましたので、ご容赦下され...。まあ...サルベージ出来て良かった...。歳ですな...私も...。

 

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...っちゅう事で、気を取り直して【光る君へ】のレビューを、お詫びついでにアップしておきましょう。

 

いやはや...

 

 

やっぱ、綺麗ですわ...吉高由里子は...。彼女の来歴について、ウダウダ述べるつもりはありませんが、日本を代表する女優さんの一人である事に間違いは無いでしょう。年齢は今年で35歳。どの世代の女優さんになるのか、ちょっと調べてみましたら...深田恭子の六つ下、綾瀬はるかの三つ下、石原さとみ・田中みな実の二つ下、長澤まさみの一つ下、菜々緒と同級生...ってな感じ。

 

いや...やっぱ、女の旬は...こうして並べてみると三十代っすよね(笑)?この世代の女優さんは皆美しいけど...とにかくみんな...えげつなく若い...。

 

 

自分が若い頃は、三十代の女性と言えば...やっぱり【おばちゃん】と思っていたりしましたが、度アップで見ても...シワひとつ有りゃ〜せん!卵みたいにツルツルです。

 

(どないなっとんや...。そりゃ、お金もかけとるんやろうけど...十代と変わらんやんけ!?!?!?)

 

ほげーーーっと...鼻の下を伸ばして見とれながらも、感心してしまいました。異性の私がジェラシーを覚えてどうすんねんとは思いますが、ピチピチ度が小市民たる我々とは違う...。

 

ほぼほぼ、吉高由里子のPVと化しておりました...。いや、男性目線から見て...ええ大河です(笑)。

 

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まあ、それはそれ(笑)。

 

では、本題に入りましょう...。

 

 

先にも述べましたが、今年の大河はまだ武士が台頭して来る前の時代...平安時代の雅な文化が描かれております。美しい女性が中心の宮中ドラマです。ですから、どうしても京都中心で描かれてしまい、地方の状況が良く分からない。それはしゃー無いですよね。なんせ、資料が少な過ぎる。

 

男子も烏帽子を被り、髷を見せません。文官達の佇まいも、上の写真の様に非常に小綺麗で...見栄えがよろしい(笑)。足軽や雑兵の様な...髭面、無学...ほんでもって、フンドシ一丁で駆け回る汚らしい映像が流れない(笑)。ほんと...雅だ...。

 

 

お笑い芸人も、最近は演技力が問われますからね。この【はんにゃ】の金田や【ロバート】の秋山なんて、見事ですよ。特に金田氏には期待しております。私も剣道部の出身ですから、親近感があるんですよね...この人。芸能界屈指の剣客の一人ですが、数年前の映画【燃えよ剣】での藤堂平助役は大当たりでした。

 

 

土方歳三(岡田准一)との一騎打ちで、土方のハメ技を食らって卒倒するシーンは、本当に見事だった!あのアクションシーンで、彼の評価は自分の中では爆上がりでした...。

 

ただ、アクションを封印してどうなのか...

 

これからが試される所ですね。お笑いから脱却し、個性派俳優としての道を切り拓いて欲しい...。切なる願いです。

 

 

ガールズ・トークも満載♪

 

このノリで、後半の清少納言(ファーストサマーウイカ)とのガチ・バトルを盛り上げて貰いたいもんです。お局同士(笑)、相当ガンガンやりあってくれる筈です。

 

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で...やはり避けては通れぬ、花山帝...。

 

我々、西国三十三所巡礼者にとっては...絶対的存在である事は、前にも述べました...。それまで神話の様な存在であった西国巡礼を、システムとして稼働させた...実質上の生みの親と言っても過言では無い...。

 

何故花山帝が仏教に目覚めたのか...それがドラマで描かれるのか...興味は尽きません。我々からすると崇めなければならない存在。様々な逸話を残す花山帝ですが、我々巡礼者にとって帝は...【進撃の巨人】で言えば【始祖の巨人】!ストーリー上、この人ありきなのです。

 

 

私もね...年に何度か帝の墓前で祈りを捧げておる訳ですよ...。番外札所花山院は、我が菩提寺の近くにありますから、当然立ち寄ります。そして御朱印を貰う前にですね...本堂正面にある、この墓所においてもう一度勤行をする...。

 

そう言う意味では、聖地中の聖地と化しております。

 

うーーーむ...

 

何と表現して良いのやら(笑)...。

 

確かに、観音巡礼と言うのは...お経も唱えますし、仏教儀礼に則った宗教行為の一環ではあるのですが、それだけとも言い難い。素の私は、代々の天台宗の檀信徒であり、敬うべきは伝教大師・最澄の教え、そしてそれを実践すべきと心得ております。この観音巡礼は、ちょっと意味合いが違う...。

 

宗教行為でありながら、どこかその...

 

古来から伝統として続くツアー・コンダクター...そう仏教ツアコンを継承している意識が強い。宗派に関係なく、この麗しい伝統のバトンを後世に繋ぐ為に存在している感覚ですな...。それを【行】として受け入れている。私が志す仏道の、一側面と言って良いのかも知れません。

 

 

そこに、花山帝がおられる(笑)...。

 

17歳で即位されました。

 

 

劇中で演じる本郷奏多氏は、現在33歳(!)。もっと若いのかと思っていたのですが、結構なご年齢でびっくりしております。彼もまた、若く見えますね...。年齢差を感じさせないほど、少年の雰囲気が良く出ている。

 

四年前の大河【麒麟がくる】では近衛前久を演じておられましたが、やはりクセの強い貴族の役が良く似合います。

 

ネタバレになりますが、花山帝は在位僅かに二年で退位に追いやられ(寛和の変)、我々巡礼者が参拝する京都山科の古刹...元慶寺(番外札所)にて出家し、僧侶になるのです。

 

 

ここですな...。ここもまた、我々巡礼者が必ず参拝せねばならない聖地に指定されております。西国巡礼には、三十三の札所の他に【番外札所】と呼ばれる絶対的な聖地が三つ存在しております。一つは、巡礼を開創した徳道上人ゆかりの法起院ですが、残りの二つは上記の如く、花山天皇ゆかりの寺院と言う事になります。

 

花山帝の史実としての人となりはともかく、お約束として【西国三十三所巡礼における絶対的な存在】であると言う事を、先ずはご理解頂きたいと思います。

 

まあ...ここから先の帝については...

 

折に触れ、語って行く事に致しましょう(笑)。

 

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なので、せっかく【光る君へ】で平安文化に興味を持ったと言う人がいるのなら...

 

是非、【西国三十三所巡礼】を始めてみる事をお薦めします(笑)。式部に限らず、清少納言もバリバリ登場する...物語の舞台として各札所が登場して来ます。御朱印集めがお好きなら...日本最古の巡礼こそ西国三十三!ご利益の塊ですよ♪

 

ついでながら、PRさせて頂きました(笑)...。

 

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まあ、それはそれ(笑)。

 

式部もまだ若い。ここからどうやって女流作家にのし上がって行くのか...注目したいと思います。今回は舞を披露しておられましたね。とにかく、資料その物が残されていない時代の事ですから、シナリオはクリエーター次第。どうこの時代の雰囲気に落とし込んで行くか...腕の見せ所と言って良いでしょう。なんでもアリでありながら、史実をブレンドして一級ドラマへと練り上げて行く...。

 

期待します。

 

 

道長による、藤原氏の絶対権力がどう構築されて行くのか...

 

晩年は、その余りの強権を恥じ...いや、むしろ蹴落として来た政敵達の【怨念】を恐れた道長...。地獄行きを心底恐れ、心を病んで行くのですが、それがどう描かれるかも楽しみですね。極楽往生への執念が、息子頼通による平等院鳳凰堂の建立へと繋がって行くのですが、そこまで描かれるのかどうか...。

 

いずれにせよ、日本仏教における末法の訪れは永承七年(1052年)ですから、ドラマの現段階からは五十年以上先になります。そこに至る一般庶民の心の変化と言う物にも注目したい。花山帝は、それをどう感じ取り...やがて同じ様な【庶民派】の心を宿す後白河法皇に受け継がれる...宮中における末法思想を上手く表現して貰いたいと思います。

 

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そんな感じ(笑)。

 

今回は、巡礼者目線でレビューを書かせて頂きました。

 

いずれにせよ...

 

 

吉高由里子は、目の保養だ...。

 

それだけは間違いない(笑)。

 

次週に期待する!!