三連休は観音づくし!新西国最難所【立木山安養寺】& RED WING 9875 経年変化レポ♪ | MarlboroTigerの【Reload the 明治維新】

三連休は観音づくし!新西国最難所【立木山安養寺】& RED WING 9875 経年変化レポ♪

 

いやはや...

 

しんどかった(笑)...。この三連休は後半雨でしたからね...ちょっと強引にスケジュールを組み直し...初日の土曜日に滋賀方面に出撃して参りました...。実家の川西(兵庫県)に帰宅してから、車での札所三連ちゃん(笑)。流石に強行軍でした...。

 

宇治〜大津に広がる広大な山岳エリア...醍醐寺〜岩間寺〜石山寺に至るこの山岳地域は、古来修験の聖地として崇められて参りました。強大な経済力と軍事力を誇る北方・比叡山の脅威に晒されながら、ここは一味違う修験の世界を守り抜いて来たと言えるでしょう。三井寺(天台寺門宗)が最前線となって延暦寺に対抗...その背後に真言宗寺院、修験者の聖地三室戸寺などがこれに加わり...比叡山に対立する一大勢力を形成していた様に想像します。

 

 

今日ご紹介する【立木山 安養寺】は、そんな修験エリアの南の外れに忽然と現れる...孤高の観音霊場です(笑)!

 

ご覧の通り...静かな佇まいで巡礼者を迎えてくれます...。琵琶湖から流れ出す唯一の河川...瀬田川(宇治川、淀川の源流)のほとりにこの観音霊場はあります。

 

 

位置はこんな感じですね。瀬田川が瀬田から流れ出し、Jの字を描いて京都方面に流れ込む...最初の蛇行ポイントの西岸にその霊場はあります。

 

 

境内マップはこんな感じですが、言うまでも無く...略図です(笑)。図中、雲で隠されている途中の石段は、こんな物じゃありません(笑)。

 

もう...最初に言っておきましょう(笑)...石段地獄です(笑)。

 

(新西国?楽勝やんけ...笑。)

 

などと、上から目線でトライした私ですが...撤回せねばなりません。やはり、観音巡礼は一筋縄では行かない!!

 

 

確かに、マイナス・イオンに抱かれての登山は...

 

その筋の方にはたまらん物があるでしょう...。しかしわたしゃ、山男の類では無い...。クライマーズ・ハイとは無縁の...ダラけたナイスなおっちゃんです。

 

『何故登るのか?』

 

と、問われれば...

 

 

『観音さんが居るからに決まっとるやんけ(笑)!』

 

...としか答えようが無い...。他の仏さんや、神様だと、多分登らんのだろうと思います(笑)。

 

 

さあ...800段の始まりです...。

 

 

そりゃ、難所を何箇所も攻略して来た私です。なんと無く...どう言う物かは、解ってはおるのですが...

 

 

際限なく続く石段は、やはり馴染めない(笑)...。観音様が待っておられるからこそ、登れるのです...。

 

 

周囲の風景は、延々と...これが続きます(笑)...。西国三十三所で例えるなら...善峯寺のバス停から山門まで上がる参道...あのラスト半分の風景が無限に続きます(笑)。

 

そう...

 

 

...それがもう...果てしなく続く(笑)。九十九折りのヘアピンが、何十回と繰り返されます。これがなんとも...心的ダメージを加えて来ます(笑)。単調な風景の繰り返しは、ジワジワと参拝者の精神状態を追い詰めます。上がどこなのか、全く予想出来ない...。

 

 

時折、小さな祠が参拝者を勇気付ける様に現れるのですが...流石に拝む余裕も無し...。

 

ハア...ハア...😩...。

 

(修行っちゅうより...登山や...。)

 

 

まだまだ続きます...。

 

 

途中、ビュースポットもあったりするのですが、眺める余裕もなし(笑)...。ただひたすらに上がり続けます...。

 

 

むむっ...ようやく...本堂が近くなったと言う事か...。足が笑うとる(笑)...。

 

 

観音八丁と言いますからね...。観音様は、麓から八丁の距離の高台に住んでおられるのです...。最後の胸突き八丁!!

 

 

ようやくご到着っ!!!あーーーしんど(笑)🙌!!

 

どんぐらいのしんどさかって(笑)?

 

そうですな...

 

あくまで個人的意見ではありますが...

 

醍醐寺の上醍醐を100とするなら...70%くらいのキツさかな...。

 

現・西国最強の施福寺や、山寺・立石寺(山形)の奥の院なら...おおよそ85%...

 

金比羅なら、本殿までの石段地獄の120%くらいで、こっちの方がしんどい...。

 

東照宮の本殿〜家康の御廟で比べるならば...10倍くらいんしんどさ(笑)。

 

何と無く...想像出来ますかね(笑)?

 

 

まあ...坂東や秩父の霊場には、ここまでの札所はありませんわ...。両霊場にあったらば、ぶっ千切りでNo.1難所と言われるでしょうね...。

 

息を整え、体力を回復させます。せっかく苦労して登って来たのですから、ガッツリと勤行したい!!!

 

 

 

立木山安養寺は、厄除け立木観音の通称で親しまれる聖観音菩薩を本尊とする寺院です。地元では【立木さん】と呼ばれております。新西国三十三所の第20番札所。札所としての名称は【立木山寺】とも言います。浄土宗のお寺さん。

 

開基は弘法大師で、大師42歳の時ここをお開きになられたので、【厄除け】の聖地と呼ばれる様になりました。寺伝によると空海がこの地に立ち寄った際、瀬田川の対岸に光り輝く霊木を見付けたのだと言います。川の流れは速く、大師が渡れないで難儀している所に、一匹の白鹿が現れて大師を背に乗せ対岸まで導いた...。大師を運び終えると、白鹿は観音様に姿を変え、虚空に消え去ったとの事。

 

 

...なので、境内には...弘法大師を背負った白鹿の像が建立されております。ううむ...何ともレアなお像ですな...。

 

元々はやはり真言宗寺院だったのだろうと言われております。どう言う経緯で浄土宗寺院になったのかは分かりませんが、江戸時代等の行政上の問題かも知れませんね。千葉の日本寺なんかも、元々は密教寺院だったお寺が他宗派に改宗された...。同じ様なもんでしょう...。

 

 

浄土宗寺院となると...観音霊場ではレアですからね(笑)。テンション上がります(笑)。

 

(おっしゃ!南無阿弥陀仏と弘法大師の聖地となりゃ...気合が入るわい!)

 

ある種、天台門徒にとってはアウェイですが(笑)、こう言う時に天台門徒はフレキシブルに対応出来る(笑)!密教系のみならず、浄土系のおお経も唱えられますからね、私(笑)...。オールマイティー宗派の技の見せ所ですわ♪

 

トップに香偈を唱えて勤行を開始するあたりは、【ザ・浄土宗】系の入りと言えるでしょう...。そして、観音霊場なので法華経からは普門品をフルでお唱え...そして般若心経を挟んで...

 

阿弥陀経と、念仏法語、念仏!!!これが出来る所が嬉しい!!!

 

 

うーーーむ...。観音霊場バージョン + 阿弥陀信仰(笑)!一粒で二度美味しい!!!

 

 

山上の観音浄土 & 西方極楽浄土...ってな感じですな。良いお勤めが出来ました♪

 

 

さて...半分以上埋まって来た...【新西国霊場宝印帳】をいそいそと取り出し...

 

御朱印を頂きましょう♪苦労も吹き飛ぶ瞬間であります♪

 

 

ふっふっふ(笑)♪登らにゃ、貰えんのですよコイツは(笑)...登らにゃ〜っ!!

 

納経所にも数名の女性スタッフが働いておられ...美しく仕上げて頂きました♪

 

『毎日、これ登って来られるんですよね?』

 

『はい(笑)!』

 

痛み入りまする...。

 

下山の頃には、もうヘロヘロ(笑)。

 

久しぶりに足に来ました...。腿ですね、腿!!当日はそうでもありませんでしたが、オッサン特有の...一日置いての筋肉痛に、今...悩まされております(笑)。太腿、ガッチガチです!!!気分は...ちょっとだけ奥原希望であります!!

 

 

まあ...ハムスプリングと言うよりは...腿の前面だけですけどね、私の様なヘタレの場合は(笑)...。

 

揉むと...

 

痛いっ!!!

 

...

 

...

 

...

 

何のこっちゃ(笑)!?

 

 

無事下山後のスナップ(笑)。

 

年内に、久々の施福寺にトライするつもりなので...良い予行演習になりました(笑)。関東の霊場で、身体が鈍ってますからね...気合を入れ直さにゃならん!!!

 

良い運動でした...。

 

と、言う事で...

 

新西国を始めようと考えている、そこの貴方(貴女)!!

 

坂東や秩父並みの楽勝霊場と考えているのなら...しっぺ返しを喰らいますよ(笑)。新西国にも【立木山】と言う結構な難所がありますので、心して挑んで下さい(笑)。800段...避けては通れませんぞ...。ご覚悟を(笑)!!!

 

...

 

...

 

...

 

 

前後には、ちゃっかり西国三十三所の岩間寺と石山寺も参拝して来ました(笑)。まあ、こっちは項を別にして...またその内ご紹介しましょう(笑)♪岩間寺は御本尊の【汗かき観音】ご開帳前で、ちょっと勿体無かったのですが...まあ、チャンスはこの三連休しか無かった。良しとしておきましょう...。創建1200年記念の特別印(菊の紋章・ゴールド!)も頂けましたし...。

 

 

石山寺は、いつも通り...。シーズン・オフなので空いておりました。

 

昔はね...JRの【昼とくキップ】と、石山駅からの岩間寺無料送迎バスがありましたから...格安でこの二ヶ寺は回れたんですけどね...今は両方ともありません...。自家用車で無いと、ちょっち懐に厳しい...。

 

 

再来年の大河では...吉高由里子が、ここを歩くのですな...。出来れば、平安時代のギャル作家として(笑)...色っぽく十二単を引きずって欲しい(笑)。ここで源氏物語は生み出されたのですから...。

 

 

まあ...当時のギャルとしては、最高の避暑地でしょ...瀬田は(笑)!牛車かなんかでやって来て...下級の公家の野郎どもを見下しながら...菓子でも頬張りながら...ハーレクイーンをカキカキ(笑)...。今から楽しみです♪奇岩だらけの石山寺で、月と川面を見ながら恋愛を妄想する...。吉高氏には、バッチリ決めて貰いたい!!

 

...

 

...

 

...

 

 

翌日(日曜日)には、菩提寺に墓参りに行きましたので、途中西国番外札所の花山院に立ち寄りました。

 

 

この風体ゆえ...ご住職に何ぞ突っ込まれるかと、ビビっておりましたが...ニアミスでございました(笑)。

 

 

見た目はともかく...

 

勤行だけは、自信ありますからね...私...。所々、真言宗風にアレンジしてフル勤行完了♪4年前とはレベルが違います!!ダテに関東で修行を積んで来たわけでは無い!!読経のスキルは段違いにアップしております。

 

 

やっぱね...

 

観音巡礼は、西国なのですよ...。そして西国を巡礼する者は、長谷寺と共に...ここは無視出来ない!!!何故ならば、ここには西国巡礼中興の祖...花山法皇が葬られておられるからです。ここもまた聖地中の聖地!!

 

 

花山法皇なくして、西国三十三所はありませんからね。絶対的な聖地なのであります!!!

 

 

大先達専用納経帳にも、二つ目の番外印が!!無上の喜びです...。

 

で、雨が降り出す前に花山院を後にする事が出来ました。菩提寺は車で30分もかからぬ場所でしたから、実に効率の良い参拝でした。その後、墓参りも終え...まだ時間がありましたので...

 

 

西国三十三所第21番札所...穴太寺を目指しました。

 

豪雨のため、写真は撮っておりません。これはWikiから拝借したもの。

 

 

無事、御朱印もゲットしました♪先日参拝した善峯寺と総持寺の間に、また一つご宝印が押されました♪

 

 

いやはや...

 

なんのかんの...

 

番外含め全36ヶ寺の内...帰阪から四ヶ月で12ヶ寺の御朱印を頂戴出来ました。結構なペースですな。1/3を参拝し終えてしまった♪

 

 

こっちも、客番5ヶ寺を含めた全38ヶ寺の内、27ヶ寺を頂戴済み(笑)。着々と満願に向け進んでおります♪今回、滋賀の難所を制覇しましたので、残りは我が故郷...兵庫県の11ヶ寺を残すのみ!!!ラストスパートです!!!

 

...

 

...

 

...

 

そんなこんな(笑)。

 

まあ...兵庫県川西市に実家があり、お墓のある菩提寺が丹波にあるからこそ、この強行軍が可能となりました(笑)。穴太寺なんて、他の地方から参拝される方には...一際行きにくい場所ですものね...。でも、川西からなら...亀岡は裏庭ですわ(笑)。我々川西市民は、自動車学校と言えば亀岡の湯の花教習所に通いますからね...。

 

ただ...

 

昨日は...

 

豪雨の中...

 

 

丹波地方は黒豆目当ての観光客が殺到...。道は大渋滞!!

 

(枝豆ごときで、いちいち丹波まで来んなやボケ!!)

 

地元民には、イマイチこいつのありがたみは分からなかったりします。まあ...普通に美味いのですが、渋滞を覚悟してまで食いたいとは思わない。巡礼メインの私にとっては、邪魔だったのなんの!!!

 

まあ...もちろん...丹波のどのエリアが今年は当たりで、どこが外れかあたりは熟知しておりますけどね...。買う商店も決まっております。

 

ん?どこかって?

 

教える訳ないやろ(笑)...。自分で見つけなはれ♪

 

...

 

...

 

...

 

ってな感じで、怒涛の観音巡礼を強行した雨の三連休...。

 

耐え忍んでくれた、我が足のお供...

 

 

RED WING 9875 に、感謝の祈りを捧げたい!!!本当に、良く頑張ってくれた!!!ステインリムーバーで、キレイキレイして上げました♪

 

 

世の中に、履きこまれた9875は数あれど...こいつ程、観音霊場の味を知る9875は絶対に存在しないと断言します!!

 

日本100観音霊場を全て走破し...東北の四寺回廊も踏み越え...お伊勢さんも、金比羅も、日光も、どこもかしこも...こいつは全てのパワースポットに私を運んでくれた...。世界最強の観音ブーツでございます!!!

 

 

...ってか、ここまで履き込めた奴も、そうは居るまい(笑)。これぞ、【ザ・ワークブーツ】の一つの完成形と言える。

 

 

換装したビブラムのクレープソールは、心なしか減りが早い...。千葉時代に貼り替えて、もうこんな状態...。明らかに純正よりも短命に終わりそう...。

 

次はまたRED WING のトラクション・トレッドに戻すつもり...。少々割高でも、長い目で見れば...やはりコスパは純正品の方が上の様な気がする...。

 

 

日本人にワークブーツを定着させたのが、まさにコイツでした。功罪は色々あるけれども...それでも日本人のブーツの原風景ってのは、これになるのでしょう...。私にとっては、まさに【八葉の蓮華ワラジ】!!!

 

せっかくなので、経年変化もご報告しておきます(笑)。

 

...

 

...

 

...

 

いやはや...

 

良い三連休でした(笑)。

 

タイガースも、横浜を破って...ヤクルトに挑めますし♪

 

言う事なし!!!

 

来週も頑張って行きましょう!!!

 

南無観世音菩薩🙏