Loud Style Design × BACKBONE コラボリング | MarlboroTigerの【Reload the 明治維新】

Loud Style Design × BACKBONE コラボリング

 

こいつも...

 

今となってはお宝(笑)。

 

もう10年以上前になるのかな?恐らくはBACKBONE(バックボーン)が一番乗りまくっていた頃に出されたアイアンクロス・リング。とにもかくにも...一目惚れで購入しました(笑)。これほどまでにソリッドで、危険な香りのする鉄十字は見た事がありませんでした。今まで出会ったアイアンクロス・リングの中で最高のフォルム。

 

当時、高蝶智樹がLoud Style Designでも滅多に作らないモチーフがこのアイアンクロスでした。それだけでもインパクトがあったのですが、このリングは他ブランド名義ではあるものの...その格好良さは群を抜いておりました。

 

中央にBACKBONEのロゴが入っているのがお分かり頂けるでしょうか...。

 

もう、今後...この組合せでは見れないんでしょうかね??

 

アイアンクロス...ドイツ語ではアイセン・クロイツと発音します。ドイツ軍が戦闘機や戦車に描いた鉄十字の事です。

 

 

皆さんも、映画やプラモデルで見かけた事があるでしょう?メッサーシュミットやキングタイガーのボディーに描かれた縦横均等のクロス...。これは黒十字と称される紋章です。

 

僕がアイアンクロスやドクロを好きになったのは...

 

 

この人のせい(笑)。古いおじさん達は、みんな知ってますよね?

 

そう...キャプテン・ハーロック!!

 

と、言っても二世の方ですね。第二次世界大戦におけるドイツ空軍のパイロットで、専用のメッサーシュミットを駆り、連合軍の戦闘機を撃ち落とすエース...。敗戦間近のドイツにおいて、劣勢を跳ね返すべく戦う姿は、まさに男の中の男!!

 

 

これがその機体...。黒十字に被せられたドクロのマークに、子供だった私は痺れまくったもんです。

 

他にも...戦争映画を見れば、誇り高きドイツ軍人の胸には...いつもコイツが輝いていた。

 

 

1級鉄十字勲章!!やっぱ...格好いいのです...。

 

 

元々はドイツ騎士団のシンボルマークでした。オリジナルは縦長のデザインでした。この...末広がりの様に曲線を描いて広がるデザインが、何ともカッチョいい...。

 

 

第二次大戦期には、この様な形状へと変化しました。すでに現状のアイアンクロスの形ですね。

 

さて、このアイアンクロス...

 

よく混同されてしまうのが、ナチスの紋章であるハーケンクロイツ(鉤十字)。

 

 

英語名、スワスティカと呼ばれるこの十字は、意味合いが全く違いますからね。これは反ユダヤ主義の象徴で、人種差別主義を表す忌むべき紋章です。これを信奉する者は...今日的には社会的にNGでしょう。第二次大戦後、その使用は禁じられました。

 

ですが、鉄十字は違う...。

 

 

ご覧の通り、現代でもドイツ空軍は伝統である黒十字(=鉄十字)を使用しているのです。これは世界的にも認められているドイツ軍の象徴でもあるわけです。

 

今のファッションアイコンとしてのアイアンクロスは、第二次大戦のドイツ軍とどう関連付ければいいのか、イマイチ分からないのですが...恐らくはその背徳感を、【禍々しきモノ】としてアメリカの不良が取り入れたんでしょうね...。そこから【反逆】のニュアンスが加わり...ロックを始めとするカウンターカルチャーの定番になって行った様に想像します。

 

 

モーグルなんかでも、アイアンクロス○○と言う技が沢山ありますよね?

 

変な話...旭日旗に関しても、僕個人はドイツで言う所の【鉤十字】ではなく、【鉄十字】に相当する物だろうと思っているのですが...

 

そう言う事言うと、色々ややこしいですからね(笑)。やめときます...。

 

最近物議を醸したアイアンクロス・ネタと言えば...

 

 

ファッションセンターしまむらが販売して、大炎上となったこれ(笑)。

 

これはね...やっぱ、OUTですよ...。

 

 

何故ならば、オリジナルがこれだから。ヒトラーが作らせた2級鉄十字勲章には、ご覧の通り中央に鉤十字が付いとる訳です。誇りあるアイアンクロスに...ハーケンクロイツと言う人種差別主義の紋章が打ち込まれてしまった...。これをリバイバルしてしまったのが、しまむらの例。

 

いや、そこらの露店でヤンキー向けにバッタもんが売られている分には、しゃーないですよ...。表現の自由もありますでしょうし...。このデザインがどうしても好きだと言う人もいるでしょうから...。

 

しかし、一部上場企業がこれをやったら...やっぱ、ダメ。世界中から袋叩きにされるのは目に見えておりますし、結果として日本の評判まで失墜させてしまう。そんな事すら、企画段階でケア出来ない...しまむらのチェック体制は致命的です...。ちょっと頭を捻れば、これがどれだけリスキーな商品となるかは想像出来る筈...。ハーケンクロイツに込められた意味を理解していなくても、ちょっと調べれば危険性に気付くと思うんですけどね...。

 

これは思想云々の是非と言うよりも、マーケッターとしての思考回路が未熟であるとしか言いようが無い。それをパスさせてしまう上層部も...ちょっとインテリジェンスが欠けておりますね。一般常識が無さ過ぎる(笑)。

 

...

 

...

 

...

 

まあいい...。

 

大企業の事なぞどうでもいい(笑)。

 

とにかく、わたしゃハーケンクロイツでは無く、アイアンクロスが好き♪

 

違いはご理解頂けましたね?そこは曲げられんのです!

 

では、リングに話を戻しましょう...。

 

 

どうです?このアイアンクロスには、中央に鉤十字では無く...BAXKBONEの紋章が刻印されとる訳です!!しまむらのクロスとの違いです(笑)!

 

 

あの時代を切り取った...まさに旬だった頃のBACKBONEとLSDのコラボ...。

 

先にご紹介したMaster Mind Japanとのコラボもそうですが...あの時代、あの時、あの瞬間が焼き付けられたアイテムと言って良いでしょう...。

 

 

アパレルブランドの離合集散は時の常。デザイナー個人が一気通貫に仕上げるシルバーブランドと違って...服屋さんはデザイナーやら、スタイリストやら、マーケッター、販売員など...色々なスタッフで構成されますからね...。仲違いすれば、直ぐに空中分解(笑)。あっと言う間にシーンから消え去ったりします...。

 

 

なので、コイツも【時代の徒花】と言えなくもありませんが...

 

 

それでも、あの時代が焼き付いている...。

 

 

リングのインサイドにも【BACKBONE】のロゴが刻印されとります♪

 

 

レアでしょうな...。おそらく、今となってはメチャメチャ、レア。

 

 

はめ心地は抜群。絶妙の研磨でもって、内側には痛みを感じるポイントは全くございません。ヌルッと、指に滑り込みます...。

 

 

主張してくれますよ(笑)。目立つのは間違いない。なんせ、この細かさですから...。エッジの鋭さとその輝きは、マスターピースを直削りで掘り出している事の証。

 

 

厚みも絶妙でしょ(笑)?分厚過ぎる事も無く、薄過ぎる事も無い...。そして中央のイブしが絶妙に利いている!!!

 

 

中にはね...

 

アイアンクロスとハーケンクロイツを混同している人も居たりする訳です。

 

『そのマークって...思想的にやばく無い?』

 

...などと言うて来るかも知れん。逆もまた然りですからね...。無知な人は沢山いる。そんな時は...

 

上で述べて来た様な事実を、ぜひとも聞かせてやって欲しい。そして...

 

『わかった?アイアンクロスとハーケンクロイツは全然違うの!アメリカでそんなん言うたら、バカにされんで!』

 

...くらいは言ってええかも(笑)。

 

...

 

...

 

...

 

そんなこんな(笑)。

 

 

今日は Loud Style Design × BACKBONE コラボリングをご紹介させて頂きました。

 

しかし...ZEEKとか...このご時世、某国から突っ込まれて大変なんでは無いだろうかと、心配しちゃいますね...。関係無いけど...。

 

See you!

 

...

 

...

 

...

 

キャプテンハーロックII世の名場面はこちら♪

   ↓