我が巡礼の友(笑)! RED WING 9875(経年劣化報告)
古来より巡礼者が所有する装束や備品には【同行二人】と記されている。
四国遍路であれば、それは【弘法大師と一緒】...観音巡礼であれば、それは【観音様と一緒】を意味する。巡礼者の持つ杖や、笠、輪袈裟等にも目立つ様に書かれているよね。
こいつは...
ある意味【同行二人】ならぬ【同行一足】とも呼べる我が巡礼の相棒だ(笑)。札所や霊場、神社に行く時は必ずこいつを履いて行く。人生最強の一足と言って良いだろう...。
RED WING 9875です。
そう...言わずと知れた【アイリッシュセッター】...の、復刻版(笑)。
今の四十代くらいのお父さん方には懐かしかろう。あの当時のガキ供は...ホントにどいつもこいつもこればっか履いていた時期があった。普段、女房、子供に煙たがられ...ショボンとしておるそこのオッサン!!ヤンチャやったあの頃を思い出せ(笑)!!!オスの本能を呼び覚まし...再び RED WING の世界に戻って来い!!
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まあ... 怖いママが許してくれたらですけど(笑)...。
ただね...
一足持っておけば、便利この上ない。今でもブルーデニムとの親和性は保たれている。こいつがありゃ〜、とりあえずはどんなファッションにでも溶け込んでくれる。潰しが利くのですわ。無難中の無難。定番中のド定番。ファッションセンスが無くとも...足元だけはごまかせる(笑)!!!永遠のファッションアイコンですな...こいつは...。
もう5年以上前になるのかな...。大阪の堀江のRED WINGさんで購入。以来、履き易さから何かと重宝し...落ち着いたのが聖地巡礼攻略用と言う重大なミッション♪
世に渋い9875は数あれど...こいつ程日本列島の聖地の味を知る9875は他におるまい。断言出来る。
西国三十三、坂東三十三、秩父三十四...だけでは無い...。
出雲大社、伊勢神宮、三輪神社、金毘羅、新西国、比叡山、高野山、日光、東北四寺廻廊...全てこいつで踏破して来た。金毘羅の長階段...施福寺の石段地獄...夏の山寺(立石寺)、上醍醐、青岸渡寺、比叡山、身延山、奥日光!!!坂東や秩父の...ぬるい霊場しか知らん連中には分かるまい...。酸欠クラクラの難所を...耐え忍んでくれたのが、この9875だ!!
我が修行の全てを見てきたこの相棒...
感謝しかない。
小洒落ただけでは無い。
何と言ってもタフですわ...タフ!!!
私の場合、仕事柄土日にしかブーツは履けんのですが、それでも歩く時はハードに歩く。雨の日も、雪の日も...山道も、石畳も、コンクリートも...こいつで動きまくる!!!当然、色んな所にぶつけたりもするのですが、ビクともせん。強靭です。間違いなく強靭。子供の頃履いていたスニーカーや、ビジネスシューズなんて、こいつに比べれば鼻糞です(笑)。恐らく、死ぬまで履けるこってしょう...。
ケアは水性クリーナーで月一清掃。年2回くら純正クリーム(オロラセット用)で油分を与えております。テカらせ仕様ですな。いい感じにエロくなって参りました。
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もう傷だらけです。購入時のパリッとした感じはございません。しかし、最高の履き心地♪
私の場合、購入から5年...インソールは入れませんでした。よってツルツルしたまま我慢を重ね...コルクが沈み込むのを待ち...つい先日、ようやく純正インソールを仕込んでやった次第(笑)。当然ながら、極上のフィット感に進化いたしました♪我慢した分、恐ろしい程の馴染みです...。挿入後、初めて足入れした時は...イケメンの彼氏に初めて抱かれた小娘の如く...アッハ〜〜〜ン♪と、悶えてしまった(笑)。
手持ちのスモジャンやジョブマスターにはSPENCOを仕込んどるのですが、こいつはRED WING製にしました。まあ...どっかの国のOEMなんでしょうが、靴底にRWの刻印があるとね...何となく落ち着く(笑)。インソールにこだわりは無いのでね...気分ですわ。
ソールはそろそろやばくなって来ました。
もうちょっとしたら、初の張替えに出そうと思ってます。生まれ変わる日を、じっと待っている状態かな、うん。
やっぱブーツは、クタッとしてからが味ですよね...。
バイカー、ワーカー、ミュージシャン...シーンは違えど、年季の入ったブーツは格好ええもんです。
私の9875が格好ええのかどうかは分かりませんが、愛着だけは猛烈にある(笑)!!何せ、百観音を達成した名誉ある靴ですからね。私にとっては、行者さんの【八葉の蓮華草鞋】と同等なのであります!!
境内でね...紐をシュッシュッと結ぶ時はね...阿闍梨さんの気持ちになっている...。
最終的にはシャフトの後部...上の辺に千手観音の梵字【キリーク】の焼印を入れようと思っている。他人はどう思おうが、こいつは観音巡礼を支えた相棒なのだから、それが相応しい。
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これからも時々報告しますね♪