韓国への思い...その3 | MarlboroTigerの【Reload the 明治維新】

韓国への思い...その3

イメージ 1

オクチンさんに誘われて、のこのこ付いて行ったのは喫茶店では無く...宝石店であった。そこには、三十歳くらいの奇麗なお姉さんが待ち構えていた。『私のお姉さんが、近くでお店やってますから...お茶でも飲んで行きましょう♪』...やられた(笑)。が、しかし...ワシ等関西人を呼び寄せたのが運の尽き...。値切りの恐ろしさは感じてもらおうでは無いか...。

お姉さんは、感じで言うと『冬のソナタ』に出て来たチュンサンのお袋風(笑)...かなり胡散臭い黒いドレスの女であった。

『お父さん、お母さんへのお土産は決まりましたか?』...この台詞...韓国の売り手の殺し文句である。両親を尊ぶ儒教国家ならではの突っ込み。しかし、我々は日本人。儒教の影響は無いとは言わんが、肉親へのお土産など...格好悪くて通常語ったりせん。どっかピントがズレている。同じ様な儒教どっぷりの国柄と勘違いしているのか?No,No!!ワシ等は武士道8割、儒教2割。孝行よりも忠義が優先される国民性である事を彼らは知らない。

同じ様なシチュエーションは何度もあった。ちょっとヤンキーが入ったRock野郎とも親しくなったが、こいつも『お袋さんへは何買って帰るんだ?』等としつこく聞いて来た。日本なら、(マザコンと思われたくねー。)と...死んでもヤンキーは口にしない。やはり儒教国家なのだ...。韓国では孝行は最も尊ばれるべき徳にランクされ、全てに優先される。仕事で親の死に目に会えない等...あってはならない事なのだ。我々日本人は違う。孝行よりも忠義。組織に対する絶対的忠誠心が上位を為す。死にかけた父が、息子に向かって『バカもの!お家大事の時に、何をやっておるか!!早う、殿の側へ行かぬか!!』と叱責、涙をこらえ走り出す若侍の姿を見て涙を流す。親の死に目に会えない芸人の姿を見て『芸人の鑑や...。』等と讃えたりするのだが、この感情は韓国人には分からない。微妙に美意識が違うのである。韓国の時代劇を見て良く分かった。韓国は暴力も良しとしない。日本の時代劇はチャンバラで斬りまくってカタを付けるが、大体において金八先生みたいなオッサンが登場し、延々と説教をするハイライトシーンになる。(最近ではチャオクの剣みたいなのもあるけど...。)実につまらん。おっと、話しを元に戻そう...。

『紫水晶(アメジスト)はどうですか?慶州の名産ですよ♪』
『ピサタ(高い)!ディスカウント、ディスカウント!!』
『高くないですよ!!』
『頼む、安して♪』
『...。』

そんな会話を1時間余り繰り返し...親父とお袋への高麗青磁のぐい飲みを定価の3割まで買いたたいてやった(笑)。1,000円くらいやったかな?

『あなた、大阪人ですね。かないません...。』
ウンザリした顔のチさん(姉)。見たか、大阪人のえげつなさを!!で、早々に目的地を変更。慶州東国大学を目指す。とにかく友達を作らねばならん。直感を頼りに...ノーアポで大学に乗り込み、学生会館でも覗けば...英語の喋れるヤツが一人くらいは居るやろう...。バス地図片手にバスに飛び乗り、東国大学を目指した。粉塵が上がり、バスは郊外を目指す。