不倫相手を優先させて恋愛ごっこを楽しんでいた夫でしたが、そんな期間も長くは続かなかったそうです。
初めて不倫旅行をしたときから相手に対してモヤっとする部分が出てきたそうですが、デートの回数を重ねていくうちに相手のズボラな性格が見えてしまい、嫌な部分ばかりが目に付くようになっていったそう。
初めての旅行の朝も相手は遅刻してきたらしいのですが、時間にルーズだった相手は毎回待ち合わせに遅刻していたそうです。
夫は人に待たされるのが嫌いです。
相手は、酷いときには連絡もなしに1時間以上遅れてくることもあったとか。
それでも申し訳なさそうな顔をするのでもなく謝られることもなかったそうです。
2人は様々な場所に出掛けていました。
動物園、水族館、デートスポット、夜景スポット、フルーツ狩り、ショッピングモール、花火大会、寺社、遊園地。
私と夫は、遊園地には子どもが生まれてからしか行っていません。
しかも3か所だけ。
夫が絶叫マシンに乗れないので2人では行ったことがありませんでした。
絶対に無理だと言われていたので、絶叫マシンが大好きな私にとって遊園地は楽しめる友だちと行く場所でした。
私にはまず、自分の好きな人が、嫌だ、無理だということを強行するのが理解できません。
でも、不倫相手は夫を遊園地に連れていきました。
アトラクションに乗るのをお願いされた夫は、どれも無理だと断っていたら、結局相手が不機嫌になってしまい喧嘩になって、何も乗らずに園を後にしたのだとか。
他には、遊覧船。
夫は船酔いするので、船に乗るのが嫌なのに不倫相手は「乗ってみなきゃわからないじゃん。大丈夫だよ。」とそんなことはお構いなしだったそうです。
食事の場所も、夫が食べたい物は常に却下されて相手が行きたい店にしか行けなかったそう。
夫は人混みが嫌いなのに、交際自体が初めてだった不倫相手は流行りのデートスポットや人気の場所にばかり行きたがって、帰りは夫が大嫌いな渋滞。
一日中、人混みで過ごしたストレスもあって機嫌が悪くなった夫の態度に相手が泣き出すなど、帰りの車内はいつも嫌な雰囲気になっていたとか。
デートの始まりは相手の遅刻で雰囲気が悪くなり、帰りは夫の不機嫌で終始無言で帰宅するという最悪なパターンだったそうです。
夫から会いたい、出掛けたいと言ったことは1度もなく、いつも相手が予定を立てていたそうですが、どんなにデート帰りが嫌なムードで終わっても、また何事もなかったかのように誘ってくるのが不思議だったそうです。
2人はライブにも行っていました。
夫は、その歌手の世代でもなく、曲も1曲しか知らなかったのに、他に行ってくれる人がいないからと頼まれたそう。
私はライブは同じようにその歌手が好きな友達と行っていました。
そのライブは会場のキャパも狭く、ぎゅうぎゅう詰めの立ち見で、夫は大変な思いをしたんだとか。
好きでもない歌手のために県外へ出掛けて疲れ果てて、帰りも運転をさせられて。
どこに出掛けても不倫相手は助手席で寝ていたので、足に使われているかのようだったとも言っていました。
外泊をしたときの翌朝は、約束をした時間に起こしても全然起きない相手を待って、お互い不機嫌になりながら慌てて朝食を食べていたそう。
ラブホでも、どんなに起こしても相手が起きなくて、追加料金を払う羽目になったこともあったとか。
初めての旅行では、まだ会話はあったものの合う話は趣味のスポーツの話題に限られていて、ホテルの部屋では相手はスマホばかりで、夫はテレビを見て、それぞれで過ごすような距離感だったそう。
相手は甘えてくるタイプでもなかったそうで、私と夫が過ごしているときのような甘い雰囲気になること自体がなかったといいます。
初旅行の帰り道、夫は私にバレているかもしれないという不安な気持ちと相手へのモヤモヤした気持ちを抱えながら、助手席で平気で爆睡している相手を見て
歳が16も離れてると感覚が違い過ぎて無理だな。
やっぱりこんな女とは遊びでしかないな。
と思ったんだそうです。