宝塚雪組 【ドン・カルロス】 | お気楽たまこの観劇日記

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お気楽たまこの観劇・読書・ドラマ感想文-ドン・カルロス

会場:東京宝塚劇場
日時:2012年5月22日(火) 18時半開演
座席:S席 1階 21列 11番
原作:フリードリヒ・シラー「スペイン王子ドン・カルロス」
脚本・演出:木村信司


<CAST>

ドン・カルロス / 音月桂
レオノール / 舞羽美海
ポーザ公爵 / 早霧せいな
フェリペ2世 / 未涼亜希

トレド大司教 / 飛鳥裕
フアナ / 涼花リサ
フアン・デ・アウストリア / 緒月遠麻
イサベル王妃 / 沙月 愛奈


<感想>

宝塚は大好きですが、私が観に行くのは
だいたいが花組か月組、時々星組なので
雪組を観るのはロミジュリ以来!
「チケットあるよ」とお声掛けをいただいて急遽行くことに。
そのため、前知識は全くなし。の状況で観てきました。

そんなに面白い内容ではない、という事前情報はあったので
期待はしていなかったのだけど(←ひどい・・・)
思ったより分かりやすかったし、私は嫌いじゃないです。

なんていうか、古き良き時代の宝塚という感じ?
いろいろ行き違いでごちゃごちゃしてたんだけど、
最後は大円団のハッピーエンド。
中世のお衣装も美しく、良くも悪くも"宝塚らしい"お芝居。

私、ドン・カルロスについて全然知識がなかったので、
観劇が終わってからちょこっと調べてみました。
そしたら史実とは全然違う内容なのね~。
そもそも、フリードリヒ・シラーの原作が史実と全然違うし、
シラーの原作にさらに手を加えているため、
どんどん史実とは離れて行ってる感じ笑。
でもまぁ、戯曲なんてそんなものです。
現実は、そうそうそんなドラマチックなわけがないものねw


ドン・カルロスはもちろんキムくん@音月桂さん
元顔も綺麗だけど、キムくんは化粧もとっても上手よね。
非常に美しく、衣装もとってもお似合い。
歌が相変わらず明瞭で声量があり、伸びやか。
やはり"歌劇団"なのだから、トップはこのくらい歌えないと!
男役の割には声も高め、顔立ちも中性的なので、
若い皇太子という役がとてもキムくんらしい。
やっとトップの貫禄がついてきた感じなのに、もう退団するなんて・・・
本当にびっくり&勿体ないなぁ。

ドン・カルロスの想い人であり、
イサベル王妃付き女官のレオノールはミミちゃん@舞羽美海さん
女官のため、最後の最後まで衣装は地味・・・。
愛らしいけれど、実は芯がシッカリしていて気の強いレオノール。
お芝居もしっかりしていて可愛いです。
ただ、やっぱり歌がねぇ・・・。デュエットの時は悪くないんだけど。。。
(↑って、確かロミジュリの時も同じこと書いたわ。苦笑)

ネーデルランドのためにカルロスを裏切ることになる、
若き公爵ポーザはちぎちゃん@早霧せいなさん
相変わらず美しいお顔立ちに、美しい立ち居振る舞い。
ちぎちゃんといえば、ものすごーく歌が弱いってイメージで、
確かに今回も決してうまくはなかったのだけど、
でもロミジュリの頃に比べればはるかに成長してました!!!
多分、キムくんの後はちぎちゃんがトップになるのだろうから、
もっともっと上達するといいな~と思います。

カルロスの父親、フェリペ2世はまっつさん@未涼亜希さん
う~ん、渋いっ!相変わらず渋い演技ですっ。
とてもキムくんと動機とは思えません。笑
まっつさんは花組時代から大好きなのですが、
お芝居ではその歌ウマがあまり生かしきれてない気がして、ちょっと残念。。
でも、やっぱり素敵ー。あの貫禄がたまらないーー。

フェリペ2世の異母弟でありカルロスの親友、フアン役はおづきくん@緒月遠麻さん
おづきくんはどこにいても目が行きますね~。
やっぱり長身っていうのは、それだけで武器になります。
この公演を最後に宙組に異動になりますが、
その組替えでおづきくんの立ち位置がもっとよくなればいいなと思います。
それにしても宙組はホントに高身長揃いになりますな。。。


雪組は若手の生徒さんが全然分からなくて、
特に若者たちがワラワラ、みたいなお芝居だともう誰が誰だか。。
でも割といい若手が揃ってるなってイメージでした。

ラスト、レオノールと旅立ったカルロスは一体どうなったんだ?
帰国してもさすがにレオノールと一緒にはなれないよね??
などと数々の疑問が生じましたが、まぁ深く考えるのはよしましょw
とりあえずハッピーエンドってことで、よかったよかった笑。


次の感想は、ショー【Shining Rhythm!】の予定です。
更新頑張りますー。