会場：東京宝塚劇場
日時：2012年2月21日（火） 18時半開演
座席：2階 7列 62番
原作：レフ・トルストイ「復活」
脚本・演出：石田昌也
＜CAST＞
ドミトリー・イワノビッチ・ネフリュードフ公爵 / 蘭寿とむ
エカテリーナ・マースロワ（カチューシャ） / 蘭乃はな
シェンボック / 壮一帆
ウラジミール・シモンソン / 愛音羽麗
ファナーリン弁護士 / 華形ひかる
セレーニン検事 / 朝夏まなと
ミハイロフ警備隊長 / 望海風斗
アニエス / 月野姫花
ミッシィ / 実咲凛音
＜感想＞
トルストイ原作の作品ということで
確実に暗い内容だよなぁ・・・と思ったものの
私のいちばん好きな花組公演ということで観に行ってきました。
今回のチケットはチケットぴあさんで購入した
「パンフレットがついて6,000円」のA席チケット。
通常A席は5,500円でパンフは1,000円なので500円お得。
S席の場合は「パンフとサンドイッチがついて9,000円（通常8,500円）」。
さらにさらに、夜公演では休憩中に出演者のトークと抽選会があるという。
なんか・・・すごくお得だし嬉しいのだけど、
よっぽどチケットが売れていないんだなぁと悲しくなります。
実際、2階席のS席なんて最前列中央以外は誰も座っていない・・。
パンフレット付きA席と安いB席も満席じゃないし。
花組好きとしては、なんだか切なくなっちゃいます。
さて、感想。
思っていた通り全体的に暗い話ではあるのだけど
思っていたより面白かったです。
原作が原作なだけにしっかりしたお芝居、という感じ。
結末はちょっと今の日本では納得しづらいので
そういうところが集客に繋がらないのかなぁ。。。
私は嫌いじゃないのだけど。
ネフリュードフのらんとむくん＠蘭寿とむさん。
ネフリュードフさんはほんっとモテモテです。
女性はもちろん、男性からも（シェンボックはネフリュードフ大好きだもんなー）。
確かにイケメンだし誠実だし家柄もいいし。
でもでも、カチューシャのことはもて遊んだよね？
本人に悪気はなくても、「あっても困らないだろ」とお金を渡してサヨナラって。。。
世間知らずのお坊ちゃまって、怖い。
と、そんなことはさておいて。
らんとむくんのネフリュードフは本当に誠実さが伝わってくるし
周りの友人たちが助けてあげたくなる好青年を上手く演じています。
歌は・・・やっぱり相変わらずなのが、ちょっと惜しい(^-^;
ラストの「人生の第2幕を始めるとするか」は清々しい笑顔でよかったです。
ネフリュードフには、幸せになってもらいたい。。
カチューシャのらんはなちゃん＠蘭乃はなさん。
歌は相変わらずアレですが（←それでも上達したな～と思う）
純粋な頃のカチューシャと娼婦に身を落としたカチューシャを
上手く演じ分けていたなと思います。
やさぐれながらも、心の底は純粋でいる感じもらんはなちゃんぽくてイイ。
カチューシャの最後の選択にはちょっと首を傾げるけどね・・・。
カチューシャはともかく、シモンソンよ。それでいいのか。
ネフリュードフの悪友、シェンボックはたまこの大好きなえりたん＠壮一帆さん。
全体的に暗い中、シェンボックが出てくるとパッと明るくなります。
彼の存在は本当に貴重ｗ
アニエスとのやりとりとりもとっても可愛くて、
楽しそうに演じてるえりたんを見ると、嬉しくなるわ～
突然カチューシャにプロポーズするシモンソンはみわっちさん＠愛音羽麗さん。
シモンソンがカチューシャを好きになるくだりは描かれていないので
ほんっとに唐突でびっくりします笑。
しかもさ～、カチューシャはまだネフリュードフが好きで
それも分かった上で結婚しちゃうわけでしょ。
正直、ちょっと理解に苦しむ・・・。
ただ、みわっちさんの優しい雰囲気がシモンソンに合っていました。
彼なら、カチューシャを幸せにしてくれそうだなって思う。
カチューシャの弁護士、ファナーリンはみつるくん＠華形ひかるさん。
非常に情に厚く心優しい弁護士さんがみつるくんにお似合いでした。
みつるくん、歌は本当に残念なんだけど、
お芝居がいつも心こもってていいな～って思います。
セレーニン検事のまぁくん＠朝夏まなとさん。
彼もまた、ネフリュードフのことが大好きなんですね～。
カチューシャのために自分を犠牲にする彼を、なんとか救いたいと思っている。
その救い方がシェンボックとは正反対のやり方なだけでね。
最終的にはネフリュードフのカチューシャへの想いを汲んで
カチューシャ恩赦のために尽力してくれるわけですが。
背が高くてスタイルのいいまぁくんなので、やはり見栄えがします。
公演ごとにうまくなっている印象です。
宙組さんに異動しても、頑張っていただきたいです。
花組で私がえりたんと共に応援しているだいもんくん＠望海風斗さん。
ミハイロフ警備隊長という役なのですが・・・カッコイイヾ(＠°▽°＠)ﾉ
だいもんくんの、ちょっと眉間にしわ寄せてニヒルに笑う顔がセクシーで好き♪
芝居の一番最初、だいもんくんの歌で始まります。
これが高音でものすごーーーーーーーーーく綺麗！！！！！
やっぱり歌ウマさんだな～。もっともっといっぱい、歌わせてあげて欲しいっ
シェンボックの恋人アニエスのひめかちゃん＠月野姫花さん。
か・・・かわえぇ(●´ω｀●)
私がひめかちゃんをちゃんと認識したのは
全ツ「小さな花がひらいた 」のあっちゃん役。
なんて子供の舌っ足らずな喋りが上手いんだ！！
って思ってたけど、もともとそういう声をしているんですねｗ
アニエスのほわわんとした雰囲気に独特の喋りがマッチして
さらに容姿は本当にお人形さんみたいなので
シェンボックがアニエスを彼女にし、奥さんに選んだ気持ちが分かる！
この公演で退団されるんですよね・・・勿体ないなぁ。
ネフリュードフの婚約者、ミッシィはみりおんちゃん＠実咲凛音さん。
「カナリア 」の時に若いのに堂々としてうまいな～って思ったけど、
今回も落ち着いていましたね～。歌もうまい。
後はもう少し、お化粧が上達するといいなぁ。
素顔も綺麗な方なので、勿体ない。
内容・ラストとも宝塚っぽくないところが結構好きでした。
あと、花組は中堅どころの娘役さんが充実していて
お芝居のいいアクセントになってますよね！
もう少しお客様がたくさん入るといいなぁ。
そういえば。
この日はひとりで観劇していたので、
開演時間までキャトルレーヴ（宝塚商品が売っているお店です）で
ちょっと時間をつぶそうと中に入ったら・・・
なんと、皆藤愛子ちゃんとAKBの渡辺麻友ちゃんが撮影していました！
めざましテレビの「愛子のあいたいYOU」コーナーかな？
ミーハー且つAKB好きなたまこなので、かなりアゲアゲになりました（笑）
まゆゆは花組、特にまぁくんの大ファンなんですね。
興奮して姉に電話をしたら、そう教えてくれましたｗｗｗ
SKE秦佐和子ちゃんがらんとむくん好きなのは知ってたのだけど・・・。
ショー「カノン」はまた次のブログに書きたいと思います＾＾