今読んでいるHappily ticked off という書籍の紹介です。副題は「もしチックが治せなかったら、自分自身を治せ!」です。


英語版しかなく、読むのに苦労するのですが、それでも頑張って読む価値のある本だと思います。(私はKindle版で読んでます)


Happily ticked offは、息子がトゥレットと診断されたある母親の人生が書かれています。彼女が過ごした十年の中で得た教訓、考え方が、たくさんのユーモアを交えて語られています。


この本はいわゆる「チックの治し方」ではなく「チックの子の愛し方」の本です。


著者の息子さんは4歳の時にトゥレットと診断され、現在は14歳。チックは現在も続いているのですが、幸せな日々を送っておられます。


この十年で様々な葛藤があったのでしょうが、最終的には、「チックは息子の全てではない、チックは息子の一部だ」、「幸せとチックは両立する」と心から思えるようになったようです。


著者自身も言っていますが、これは言うは易し、行うは難しです。ですがもし、心からそう思えるようになったら、ゴールは近いのだろうと思います。


私たちの目の前には2つのドアがあります。

1つは、チックを治す努力をする道に進むドア。こちらはもちろん投薬も含みます。

もう1つは、チックを受け入れる、あるいはチックを持つ子どもの親であることを、受け入れる道に進むドア。


明確には書かれていませんが、著者は、後者を選んだのだと思います。
どちらも険しい道ですが、どちらも幸せなゴールが待っています。


以下、書籍から一節を抜粋します。

They will boom like a foghorn in your ringing ears, taunting you that your child’s life is O-V-E-R. Your child’s life is far from over. Tics or T.S. is not a death sentence. The only thing that needs to die is your old vision of what you thought your child’s life would look like. He can experience as much success as a non-ticking child.
チックは耳元で、あなたの子どもの人生は終わったと、あざけりながら爆発します。

でも子どもの人生は、終わりとはほど遠い。

チックやトゥレットは死の言葉ではありません。死すべきは、あなたの頭にある、子どもの人生はこうあるべきだという古い考え方です。

人生において彼が成功する可能性は、他の子どもと何ら変わりはないのです。