お馴染みのゴスでパンクなバンド、マダム・エドワルダのボーカルZINくん。心優しいノワール・ボイス!
みなさんご機嫌よう〜〜〜!!!
先週末、9日の土曜日は夏のロンナイでした!江ノ島オッパーラまでおいでいただき感謝デス!この2年ほどはオールではなく、デイタイムでやってて、夕陽がイイ感じでした。
このあと、LONDON NITEは12月22日、金曜日に新宿ロフトでやります。こちらは「いつものロンナイらしい」オールナイト開催。21時からライブ交えて翌朝5時まで。朝までゴーゴーゴー!まもなく告知しまーす!
さて、いつものようにここにもラジオKenrocks Nite ver2の内容を。先週はマダム・エドワルダのZINくんによる「RADIO WALPURGIS vol.5」。相変わらずのダークでディープな世界を垣間見せてもらいました。
自分の書いた進行表を以下に添付します。
*******************************
Kenrocks Nite ver2 <ZIN Club Walpurgis5 > 9.8 0A 2023
みなさんこんばんは!大貫憲章です!はせはじむです!9月8日の金曜日、深夜12時を回りました。みなさんはとっくに気づいているはずですが、明日の土曜日、もう今日ですが、国民的一大ページェントが江ノ島で開催されますね。そう! LONDON NITE Summmer Goodbye 2023。夕方4時から23時までライブありDJありのゴキゲンなハッピーアワー。お待ちしてます。そんな今夜ですが、いつかは一緒にやってみたいバンド、マダム・エドワルダのZINくん迎えてのゴスな夜「クラブ・ワルプルギス」その5回。今夜もかなりダークでパンクなひと時。ご期待ください!ではオープニングはこれ!
M-1 Madman / Cuddly Toys
「Guillotine Theatre」 Jungle Records / FREUDCD091
<トーク1>受けてジンくん自己紹介ありからの解説を〜まずは近況などあり熱く解説を〜そして続く3曲まで〜たっぷりコメントお願いしますね〜〜!!
M-2 プリンセス・リータ / MADAME EDWARDA
「時の葬列」 J-Factory / TKCF-77112
M-3 12 X U (Fragment) / Wire
「Pink Flag」 Harvest / SHSP 4076
M-4 Darling / Crass
「Stations Of The Crass」 Crass Records / 521984
<トーク2>受けて解説〜ジンくんコメントたっぷりと〜Crass はここで語ってください〜そして次の曲までトークして
M-5 Paper Dolls / Christ Vs. Warhol
「Dissent」 Danse Macabre / 6412236
29'00" CM
30'00"
M-6 刑事舞踏 (デカダンス) (previously unreleased track) / MADAME EDWARDA
「Doppelganger Anthology 1983 - 1985」Weird Tail / Weird-5
<トーク3>受けて解説して〜コメントは別紙
M-7 Love Like Blood / Killing Joke
「Night Time」 EG / EGLP61
*ZINくん自身の解説コメントを以下に(長いですよ)*
Kenrocks Nite ver2 #636 <ZIN Club Walpurgis5 > ZIN 解説
早いものでラジオクラブワルプルギスの第5夜です。今回は主にヒリヒリする夏をイメージした選曲に。
M-1 Madman / Cuddly Toys
1曲目は大貫さんもよくご存じの友人Paddy Phieldさんが在籍していたバンドCuddly Toysのヒッ
ト曲から。
◎備考Memo
「Madman」はニューウェーブバンド、カドリー・トイズによる曲で、日本では1979年に、イギリスでは1980年にデビューアルバム『Guillotine Theatre(放題:倒錯のギロチンシアター)』からのリー
ドシングルとしてリリースされました。 この曲は 1976 年から 1977 年にかけてのもので、元々はスティーヴ・ハーレー(Cockney Rebel)とマーク・ボランの作曲で、後にデヴィッド・ボウイも参加しました。 この曲のカドリー・トイズによるバージョンは、1980年7月にイギリスのインディペンデント・シングル・チャートで19位に達した。
M-2 プリンセス・リータ / MADAME EDWARDA
SMS Records からリリースされた当時のポジパンバンドの名コンピです。マダム・エドワルダも2曲参加しています。マダム・エドワルダは古くはボジティブパンク、最近ではゴス、ゴシック系と言われていますが、ルーツはパンクですが、もっと幅広い音楽性やコンセプトを持っているバンドだと思っています。
M-3 12 X U (Fragment) / Wire
1977年リリースのデビュー盤「Pink Flag(ピンク・フラッグ) 」より。 LPだとB面ラストの曲。パンクな時代なのでアルバム全体を通してひりひりするような緊張感を感じる。B面ラストにこんな曲を持ってくるセンスにしびれます。聞くたびにヒリヒリする曲です。ps/CDだとボーナス曲が追加されているものがあるのでこの効果が薄れてしまっていて残念。
◎備考Memo
ワイヤーは、1976年にイギリスのロンドンで結成されたポストパンク・バンド。1976年、コリン・ニューマンとブルース・ギルバートがワイヤーの前身バンド、Overloadを結成。そこにグレアム・ルイスとロバート・グレイ(デビュー時のステージネームはロバート・ゴートゥベッド(Robert Gotobed)だったが後に本名名義に変更)が加わり、ワイヤーの原型ができあがった。1977年から4人編成での本格的な活動が始まった。
M-4 Darling / Crass
1979年リリースのデビュー盤「Stations Of The Crass」A4の曲。聞くたびにヒリヒリする曲です。1981年リリースのPenis Envyも良かったがデビュー盤もいい。最近もCDリリースしているようです。
◎備考Memo
●クラス(Crass)は、イギリスの芸術集団パンクロックバンドでアナルコ・パンク(無政府主義パンク)の代表的バンドとして知られる。1977年~1984年にかけて活動。1977年、ヒッピー世代の元パフォーマンス・アーティストのペニー・ランボー(ドラムス、作詞)と、彼より20歳も若いパンクスのスティーヴ・イグノラント(ボーカル、作詞)が出会い生まれた。
●政治思想、ライフスタイル、抵抗運動としてのアナキズムを実践した。またアナルコ・パンクムーブメントを一般化し、直接行動、動物の権利、フェミニズム、環境保護を主張した。アルバム、サウンド・
コラージュ、フライヤー、映像にDIY(Do It Yourself)の倫理的アプローチを提唱した。
◎備考Memo
歌詞も意味深です。
「彼らは私たちに愛を神として売りつける
それが単なる社会的猥褻行為の場合
その下では私たちは皆、愛しいです
*こんにちは、ヒーロー、ヒーロー
卑猥なセンチメンタル、ヒーローこんにちは
執着、執着、こんにちは、こんにちは
庇護欲、ヒーローこんにちは
所有物、所有物、ヒーローこんにちは
執着心を守れ、ヒーローよ、こんにちは
*こんにちは、ヒーロー、ヒーロー」
M-5 Paper Dolls / Christ Vs. Warhol
2010年リリースのデビュー盤「Dissent」の3曲目の曲。音がパンキッシュでヒリヒリします。
◎備考Memo
Christ Vs. Warhol(キリスト vs. ウォーホル)は、スカーレット・リメインズ、デッドフライ・アンサンブル、メフィスト・ワルツの元メンバーによって2009年に結成されたデスロック、ゴシックロック、パンクバンドです。3人編成スリーピースなのも珍しい。ボーカルとギターとベースが元Scarlet's Remains 。メンバーはそれぞれThe Deadfly Ensemble やFaith And The Museにも参加。
Vocals / Eveghost (Scarlet's Remains)
Guitar, Vocals / Steven James (Faith And The Muse(2010)→The Deadfly Ensemble(2011))
Bass / Marzia Rangel (Ex: Scarlet's Remains(2007)→Faith And The Muse(2009))
Drums / Geoff Bruce (2)
M-6刑事舞踏 (デカダンス) (previously unreleased track) / MADAME EDWARDA
2017年リリースの「ドッペルゲンゲル・アンソロジー(Doppelganger Anthology 1983 - 1985)」から。未発表音源やライブを集めた2枚組コンピです。1981年から1982年頃の初期の代表曲のひとつ。刑事舞踏と書いてデカダンスと読ませています。ライブで音質がいまいちですが、ヒリヒリしていた時代の空気を感じていただければ…。マダム・エドワルダにもこんな時代がありました。
M-7 Love Like Blood / Killing Joke
ラストは言わずとしれたKilling Joke 。
1985年リリースの「Night Time t」のA 面1曲目から。
当時のCLUB WALPURGISでもよくかけていた曲で、約20年前。歳をとるわけです。ps/1983年リリースのFire DancesからDominatorも考えたんですが、今回はこちらにしました。
◎備考Memo
Killing Jokeはジャズ・コールマン、ジョーディ・ウォーカー、ユース、ポール・ファーガソンによって 1979 年にノッティング ヒルで結成された独創的なポストパンク バンド。彼らのダークで実験的なスタイルは、現代のパンクシーンに対するオルタナティブと、他の多くのポストパンクバンドのあまり攻撃的ではないサウンドの両方を提供しました。 さまざまなスタイルの音楽に大きな影響を与えた彼らは、1990 年代の Extremities、Dirt、Various Repressed Emotions でインダストリアルメタルスタイルの先駆者となりました。
ここから はせのはじむの「 UK DUBの魅力」
M-1 Silicon Chip/Basement 5
Island Records – 10 WIP 6614
<トーク1> 今回からの数回はUK DUB関係を。最近全国を回っている友人はっちゃくが主催している、ドンレッツさんのドキュメント映像の上映会。これがとても面白い。回しははっちゃくとカンさん、東京の最初の上映会はひかるくんやSHJ,スチャダラのしんこちゃんなど、ジャンル横断で色々な人が来ていました。それに触発されて、と言うわけでもありませんが面白い曲をかけていきます。
まずはドンさん絡みのBASEMENT 5。一筋縄ではいかないNW,DUB。そして、UKダヴならデニスボーヴェル〜LKJ、さらにクラッシュと共演のマイキードレッドを2曲続けて。
M-2 Linton Kwesi Johnson /Di Good Life
LKJ Records LTD – 597112, Fnac Music – 597112
M-3 The Jumping Master/Mikey Dread
Trio Records – AW-25003
<トーク2> ダヴ詩人のLKJ、アルバムクレジットのスペシャルサンクスにクラッシュのマイキードレッドでした。最後は、これまたUKダヴと言ったら、のエイドリアンシャーウッドによるON U、そのカタログの中からアフリカンヘッドチャージのメロウなナンバーを。
M-4 Hymn/African Head Charge
On-U Sound – ON-U LP 50
いかがでしたか?今夜のKenrocks Nite ver2?前半はお馴染みの日本のダークエンド・ニューウエーブの代表格、マダム・エドワルダのボーカル、リーダーのZINくんのコーナー「ラジオ・ワルプルギス」その5回目。相変わらずの選曲とお喋りでドキドキワクワク。CRASSを語るなんんて中々ないですよね。次回もお楽しみに!今夜はこの辺で。お相手は大貫憲章とはせはじむでした!ではまた来週!ADIOS AMIGOS!!!