Otis Rush, 1935年4月29日- 2018年9月29日 享年83才  Rest In Peace

 

Led Zeppelin のデビューアルバムに入っていた「1 Can't Quit You Baby」のリメイクにヤラレました。

 

2016年12月に発売された「Blue & Lonesome」はブルースのカバー集。そこにAll Your Love が収録。

 

 

夢の共演はMontreux Jazz Festival, Casino Montreux, July 9 1986

 

 

 

 

みなさん御機嫌よう!早いものでもう11月ですね〜。今年もあと2ヶ月足らず。まだ回想する時期じゃないけど、2018年も公私ともにいろいろありました。この先の2ヶ月で、また何があるんでしょうか。

 

 

では、いつものようにここにも先週末土曜日11月3日に放送されたラジオ「Kenrocks Nite ver2」の内容を紹介させてもらいます。9月に他界したモダン・ブルース界のレジェンド、50年代末から80年代にかけておおいに活躍し、そのダイナミックな歌声、スリリングなギター、おおらかな人柄で幅広い人気を獲得したOTIS RUSH の仕事のごく一部、特にロック界との親密さを示すナンバーをメインにお送りしました。
以下に自分の書いた進行台本を直貼りします。これがあなたの音楽生活の一助や参考になれば嬉しいです。
ラジオの方も引き続きよろしくです。なお番組の聴き方はここに〜
https://www.interfm.co.jp/howtoenjoy/
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Kenrocks Nite ver2  <Otis Rush Memory >  11.3 OA  2018

 

みなさんこんばんは、大貫です、カッチンです!11月3日の深夜2時を回りましたね。またみなさんに会えて嬉しいです。今日は文化の日でした。英語表記はNational Culture Day。由来は1946(昭和21)年のこの日、平和と文化を重視した日本国憲法が公布されたことを記念して、1948(昭和23)年公布・制定の祝日法で「自由と平和を愛し、文化をすすめる」として国民の祝日となってます。また関連して「レコードの日」で「レコードは文化財」ということから、文化の日を記念日とした(日本レコード協会(RIAJ)が1957(昭和32)年に制定。)。またこれとは別にレコード生産の東洋化成の声がけで「アナログレコードの魅力に気軽にふれとうと発足したレコードの日」でもある。いよいよ4年目らしい。では今夜のテーマ。ちょいと前の9月29日に84歳で他界したブルース界の巨星! Otis Rushを偲んで彼の功績の一部をピンポイントでご紹介します。まずはこの曲。

M-1 I Can't Quit You Baby / Otis Rush (Willie Dixon) 
  『I Can't Quit You Baby - The Complete Cobra Sessions 1956-1958』 PCD-28034/5 

 

<トーク1>受けて解説など〜 Otis Rush, 1935年4月29日[1][2][3] - 2018年9月29日 享年83才。ミシシッピー生まれでシカゴ育ちの典型的な戦後のシカゴブルースの代表格のシンガ^—、ギタリスト。50年代から60年代にかけてシカゴで台頭したバディ・ガイ、マジック・サム、ジュニア・ウエルズらと並びウエスト・サイド・サウンドと呼ばれ人気に。黒人だけでなく白人層にも強くアピール。そのいくつかの例を紹介します。ちなみにこの曲は56年に発売された記念すべきデビュー^シングル。伝説のコブラレコードの音源。2曲続けて〜
M-2 I Can't Quit You Baby / The Rolling Stones 
     「Blue & Lonesome」 UICY-15588

 

 

M-3 I Can't Quit You Baby / Led Zeppelin 
     『BBC Sessions [Live]」 AMCY-2401~2

 

<トーク2>受けて解説な〜ど〜ストーンズは近年のアルバム、ツェッペリンは1969年のデビューアルバムに収録。それぞれ表現方法は異なれど、明らかに影響を受けて、それにリスペクトしている。60年代半ばの白人のロックの中に、そうしたブルースの影響は甚大。英米の差なく、ある意味、黒人音楽がなければロックもなかったし、多くのスーパースターも生まれていない。続いて1コブラ時代1958年の別の人気曲から
M-4 All Your Love (I Miss Loving) / Otis Rush 
   「I Can't Quit You Baby - The Complete Cobra Sessions 1956-1958』PCD-28034/5

 

M-5 All Your Love / John Mayall & The Bluesbreakers With Eric Clapton  
   「Bluesbreakers With Eric Clapton」「UICY-90756 

 

<トーク3>受けて解説など〜エリック・クラプトンのキャリアの初期で人気に拍車がかかった時期、ジョン・メイオールのバンドで数ヶ月プレイした。その代表曲のひとつ。この後、クリームに進む。オーティスは多くのアメリカのブルースマンたち同様、イギリスはじめヨーロッパにツアーして白人の聴衆を前に演奏して人気に。それが英国のロックに多大な影響を与えた。ブルース伝道師であり、大勢の生徒、信者が生まれた。69年にはメジャーのアトランティックからアルバムデビューし話題に。自分が彼をちゃんと聴いたのもそのアルバム。最後に代表曲を時間まで。R.I.P.

M-6 My Baby's A Good 'un / Otis Rush 
 「I Can't Quit You Baby - The Complete Cobra Sessions 1956-1958」PCD-28034/5 

 

M-7 Groaning The Blues / Otis Rush 
  「I Can't Quit You Baby - The Complete Cobra Sessions 1956-1958」 PCD-28034/5 

 

           <RUMBLE>   別紙

 

いかがでしたか、今夜のKenrocks Nite ver2?前半は大貫チョイスで9月に84歳で他界したブルース界の巨星! Otis Rushを偲んで彼の代表曲〜ロックに影響を与えた作品などをお送りしました。まぁ、仕方ないことですが、過去の偉大なミュージシャンが消えていくのは無念だし、残念ですね。そうした遺産をこうして受け継いでいくのもラジオや自分の役割です。頑張ります!お知らせ〜 LONDON NITE X'masの前売りよろしくです。自分のKenrocksのネットショップからも購入可能ですので、一度ググってみてください。今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。ではまた来週、ADIOS AMIGOS!