ピンク・フロイド・デビュー50周年の記念すべき年に日本のみ紙ジャケット仕様でのリリースが正式に許諾され、実現に至った。『夜明けの口笛吹き』から『ファイナル・カット』までの12タイトルは約16年振り、『鬱』『対(TSUI)』は10年振り、『永遠(TOWA)』は初紙ジャケ化となる。紙ジャケットの仕様は今回新たに英国オリジナル・アナログLPジャケットを徹底的に検証。印刷技術の向上により2001年時点ではできなかった仕様や付属物まで丁寧に仕上げて復刻、帯はレアな日本盤LPの初版帯を復刻。

 

 

 

 

昨日の土曜日11月25日に放送したゴキゲン RADIO 「Kenrocks Nite ver2 」の内容などここにも紹介させていただきます。皆さんの音楽生活の一助、参考になれば幸いです。ではいつものように直貼りします。
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Kenrocks Nite ver2 <Deep Dark Night> 11.25OA 2017
 

 こんばんは、大貫憲章です、カッチンです。11月25日、土曜の深夜2時になりました。まぁ、未明と称される時間帯ですね。深く暗く寒い。しかし、それってマイナスとばかりは言えない、考えようでは他にやることなけりゃ自分とじっくり向き合えるし、趣味に耽るにも相応しいですよね。自分だけの時間というわけです。40年以上、自分はこういう時間帯に仕事してきました。原稿書いたり、調べ物したり、もちろんクラブのDJとかも。夜更けはそういう意味では睡眠する以上に意味あるかもです。さて、今夜はそんな時間、この時期に聴いてみたいですワタシのフェバリットナンバーを紹介させてもらいます。じっくりお付き合いください。では最初はこの曲から〜
M-1 Cirrus Minor / Pink Floyd 
 5'12" 完「More (Original Film Sountrack)」   SICP-5403

 

<トーク1> 受けて解説〜フロイド69年6月発売の3枚目、サントラ・アルバム「モア」からのオープニング。まだブレイク前で「原子心母」はこの後。主演がアメリカのテレビ上がりの女優ミムジ・ファーマーで監督がバルベ・シュローダーというフランス映画。アシッドな時代背景を受けた地中海を舞台とした男女の心のさすらい。そこにピンクフロイドの幻想的なサウンドが効果的に使われて話題に。曲、アレンジ、歌。ほぼほぼロジャー・ウオータースの独り舞台。わずか3ヶ月くらいでレコーデイングしたらしい。続いてはビートルズ。

M-2 Dear Prudence / The Beatles
 3'52" 完「The Beatles (White Album)」 TOCP-51119-20

 

<トーク2> 受けて解説〜これは68年の通算10枚目の真っ白なジャケで周囲を驚かせた通称「ホワイト・アルバム」から。2枚組で30曲も入っていた。レコードでは1枚目のA面での2曲め。ジョンの曲。「プルーデンス」とはインドに同行した女優、ミア・ファーローの引きこもりがちの妹の名前、とされている。英語自体は「慎重」とか「分別」の意。ちなみにドラムはリンゴが不在だったのでポールが叩いた。前曲の「バック・イン・ザ・USSR 」と繋がってるので切れ目がない。さて続いて2曲。ニューヨークのプリ・パンクなアート集団?ベルベッツの70年11月発売の4枚目「ローデッド」から。このアルバムを最後にルー・リードはソロに。ちなみにこのアルバムにドラムのモーリーンは産休中でいない。代わりにベースのダグ・ユールらが叩いた。アルバムの代表曲は言うまでもなく「スイート・ジェーン」。もう1曲はプロコルハルムの世界的大ヒット。67年のデビュー曲が1000万枚以上のセールスに。100万枚でもメガな時代にありえない記録。元ネタがバッハだの色々と言われました。雰囲気はそう言う荘厳な感じ。

M-3 I Found A Reason / The Velvet Underground 
 4'13" 完 「Loaded: Re-Loaded 45th Anniversary Edition 」 WPCR-17015 

M-4 A Whiter Shade Of Pale / Procol Harum 
 3'56" 完 「A Whiter Shade Of Pale」 VICP-61309

 

 

<トーク3> 受けて解説〜いつも思うけど、この時代、つまり60年代の後半から70年代はじめ頃、いいバンドがいい曲作ってる。ロックシーン的には変革期、激動の時代。サイケからウッドストックやらニューロック、プログレとか多様に揺れた。ロックはもはやシングルヒットだけの時代の音楽じゃなくなって、エンタメでありながらもより緊密に時代に寄り添い、時代を映す鏡、時代の声、若者のメッセージの手段に。良くも悪くも社会性が飛躍的に拡大した。そんなことを考えつつ、最後にワタシが大好きなバンドのこの曲を。

M-5 Errors Of My Way / Wishbone Ash 
 6'51" 完  「Wishbone Ash」 UICY-2381

 

          ここから「RUMBLE」 別紙

 

 いかがでしたか、今夜の Kenrocks Nite ver2? 前半大貫パートでは大貫チョイスのこの時期のこう言う時間に相応しいような曲を紹介してみました。Deep Dark night songみたいな。やっぱり音楽に季節感とか24時間の中でもいつ頃がいい感じとかあると思うね。目覚めの一服、食後の一服、クソして一服、ほんでまたベッドで一服みたいなね。皆さんはどうですかね?ツイートやりにくいカモですが、自分必ず見てますので引き続き聴いた時にいつでもいいので書き込んでください。さて、来週、12月2日土曜日の夜、ワタシは名古屋でロンナイやってる感じですが、ラジオにももちろんいます。変電自在で皆さんもどちらでにでもお付き合い願いますね。今夜はこの辺で。お相手は大貫チョイスの&カッチンでした。ではまた来週、 ADIOS AMIGOS!