タイガースの全盛期を告げる大ヒット「君だけに愛を」。ジュリーの指差す客席で、少女たちがバタバタと失神して大きな話題に。


カマヤツさんの遊び心爆発のダンシング・エレキ・サウンドの讃歌!でも、このバージョンは短いんです。番組でかけたエレキソロがカッコいい長いバージョンは、サントラ集「Mera...Mera Mera」のみに収録。


寺内タケシ御大が率いた「エレキ軍団」バニーズ。なんでそんなに可愛い名前?寺内さんが兎年だったからですよ!ちなみに自分も兎年。


横浜は明らかに「東京」とは違う文化圏で、東京人を田舎モンと本気で思ってました。


エドワーズ。短い期間(1年足らず)でヒットを飛ばし解散。ボーカル輿石秀之さんはその後、大石吾朗と改名して芸能界で司会者、タレントで幅広く活躍しました。


ジャガーズはスパイダースとならぶミリタリールックの似合うバンド。ボーカルの岡本信はアイ高野とならぶ若い世代の代表で人気者に。


フラワーズの前身はボーカルの麻生レミさんがまだ麻生京子と名乗った頃のブルーファイヤー。そこにナベプロをやめたユーヤさんが乗り込んだ、ということ?「リードタンバリン」担当、という名言はこのへんから。使用した音源とこのシングルではアレンジが異なります。


九州の実力派、キーボードを操りシンフォニックなサウンドをクリエイトしたハプニングス・フォー。横尾忠則さんのサイケなイラストがキョーレツ!!

 



 これは告知じゃないですね。まぁ、ある意味では「お知らせ」なんですが、言うなれば「音楽の友」みたいなものかと。


 先日木曜日11日のラジオKenrocks Nite ver2の内容をここにまた直張りします。これがみなさんの音楽生活の参考や一助になれば嬉しいです。ラジオの方も聴ける方は是非よろしくです。なお、ここに紹介する音源のジャケットは2タイプあり、ひとつは実際にラジオで使用したもの(CDです)で、もうひとつはオリジナルのアナログレコード(シングル)のものです。レコードは今では入手困難なものもありますねぇ。高すぎて、手が出ません〜〜!!

***************************************
Kenrocks Nite ver2 GS I Love You 8.11 OA 2016

 みなさんこんばんは。もうお盆ですねぇ。お盆っていつからいつかでか?8月13日から16日までだって。この時期にお盆休みと言ってまとめて休む習慣が日本にはあるね。そもそも薮入りとかの風習は、地獄の番人の閻魔様がこの時期休むことからきているという説もある。終戦記念日もあるしね。そんな今日この頃、ロンナイサマージャンボじゃなくジャンボリー、26日にロフトでオールですが、そこでもこういうのかかるのかな?カッチンも好きなGS特集。今夜は割と普通なバンドと曲。ま、最低この辺は押さえてほしいね、なものです。ではオープニングは貴公士タイガースから。1968年の1月に発売されオリコンで2位になった大ヒット。公称100万枚。

T-1~4”
M-1 君だけに愛を / ザ・タイガース

3’19” 完  「SINGLE COLLECTION」  UPCH-1129


<トーク1>  曲受けて解説など〜タイガース四枚目のシングル。おなじみ作詞:橋本淳。作曲:すぎやまこういちのコンビ。観客に向かいジュリーがサビの部分「君だけに〜」で人差し指を向けるポーズで失神者続出。まぁ、男の自分は失神しないけどでもゾクッとしたね。それくらいスーパースターだった。では、続いてマチャアキとカマヤツさんの魅力全開のスパイダース、寺内タケシさん離脱後のバニーズ。

T-2~1”
M-2 フリフリ(Long Vers.) / ザ・スパイダース

4’08” 完  「Mera...Mera Mera 」 PSCR-5938/9

T-3~10”
M-3 太陽の花 / バニーズ

2’45” 完  「G.S. Greatest Hits2」 TECH-35033/4

<トーク2> 曲受けてから解説〜素晴らしいねぇ。やっぱりGSはサイコー。スパイダースのこのロングバージョンは65年の日活映画「高原のお嬢さん」の挿入歌で、主演は当時の人気歌手、舟木一夫。タイトルも彼の曲名。「太陽の花」は67年の12枚目のシングル。寺内さんのギターがいいのね。60年代の後半の日本のロックをここまで活性化させた功績は大きい。このGSの後、そこにいた人や影響受けた人とかがいろいろ現れてそれぞれの音楽を鳴らすんだから。フォークも歌謡曲もね。ニューミュージックなんてのも。ここからはまずは、ゴールデン・カップスの必殺ベースのナンバーからバニーズを抜けた大石吾朗さんがボーカルで人気のエドワーズ、横浜サウンドなんて言われたりしたジャガーズ。

T-4~7”
M-4 銀色のグラス / ザ・ゴールデン・カップス

2’40” 完  「ザ・シングル盤GS編3 」 TOCT-6229

T-5~16”
M-5 クライ・クライ・クライ / ジ・エドワーズ

2’46” 完  「ザ・シングル盤GS編1」   TOCT-6227

T-6~13”
M-6 ダンシング・ロンリー・ナイト / ザ・ジャガーズ

2’57” 完   「ファースト・アルバム」  TECH-20239

<トーク3>2’00” 受けて解説して曲へ〜カップスは今更言うことないけど、すごいね。67年の2枚目のシングルで作詞:橋本淳、作曲:鈴木邦彦のコンビ。エドワーズのボーカル輿石秀之さんはGSの後、大石吾朗に改名してテレビのワイドショーとかでMCしたりでお茶の間で人気に。これは68年のデビューシングル。ジャガーズの前身は64年の宮ユキオ&プレイファイブで、この曲は67年のデビュー曲「君に会いたい」を受けて4ヶ月後に出た2枚目。ヒットは3枚目の「マドモアゼル・ブルース」でした。さて、最後に2曲。明らかに音楽の世界が変わりつつあることを象徴するような曲。まぁ、他にもそういう曲はあるけど、今回はサイケとクラシカル。内田裕也さんのリードタンバリンが光るフラワーズ(後にフラワートラヴェリンバンド)のいかにもなギターフレーズ。詩、曲はブルコメの井上忠夫さん。最後の曲は知性派などと呼ばれ、ラテンロックやサイケも操ったキーボード中心の4人組の博多出身のバンド、現代音楽家、黛敏郎のアイデアでハプニングス・フォーに。67年のデビュー曲。時代的になんとなくプロコルハルム風味。

T-7~6”
M-7 ラスト・チャンス / ザ・フラワーズ

4’02” 完  「Mera...Mera Mera」 PSCR-5938/9

T-8~22”
M-8 あなたが欲しい / ハプニングス・フォー

3’02” 完  「ザ・シングル盤GS編2」  TOCT-6228


  ここからカッチンの「RUMBLE」へ


 いかがでしたか、今夜の KENROCKS  NITE?やっぱりなんだかんだ言ってもグループサウンズはよかね。芸能界のコップの嵐、とか揶揄されても、それでもいいバンドやミュージシャンはいたし、志し高い人も多くいた。歌謡曲と変わらないという声もあるけど、それはある意味時代の流れだし、全く洋楽と同じとはいかないのもやむをえない。でも、以前にもお送りしたように海外のバンドに負けないような演奏をしたりチャレンジする人もいたし、少なくとも今の安泰、安心?なJ-popとは比較にならないと信じてます。ロンナイサマージャンボリーは26日金曜日オールです。絶賛前売り中。ではまたお相手は大貫&カッチンでした。ADIOS AMIGOS!