2009年頃のデヴェ様。


かなりなTATOO好き?意味不明な絵柄や文字?



 先週の木曜日のラジオ KENROCKS NITE VER2の内容の紹介です。いつも応援ありがとうございます。あの日の選曲とコメンタリーを書いたものをここに貼付します。これがあなたの音楽生活の一助、参考になれば幸いです。
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Kenrocks Nite ver2   6.23 OA 2016

 みなさんこんばんは。大貫です、カッチンです。6月23日の夜11時を回ったところ。週に一度のゴキゲンなミュージックオアシスにようこそ。ちょいと前、11日の土曜にオルガンバーでロンナイやったんですが、来ていたお客さんから「ラジオも聴いてます」なんて言われて、正直嬉しかったです。やっぱり励みになります。今夜もよろしく。さてそんな今夜の前半大貫パートのテーマはボーカル。それもSSWというかフォーク系のアーティストを揃えてみました。やっぱり人の声が心にス~~っと入ってきますからね。ジメジメ気分を吹き飛ばす、そんな企画です。ではまずは先日来日してました。割と最近の男性フォーク歌手でデヴェ様なんて言われてる~

T-1~14”
M-1 Goin' Back / Devendra Banhart
 3’43” 完 「What Will We Be」     WPCR-13705



<トーク!> ここ数年一部で人気のデベ様こと、デベンドラさん、今時のアシッドフォークの気鋭とか変人とかいろんなこと言われてますが、世界中を自分の庭のように歩き回る活動ぶりは確かにプロの歌手としてはユニーク。天然系?02年から始まり、これは7枚目で09年の作品。唯一メジャーのワーナー(リプリーズ)から発売。で、ここからは比較的ルイフーなチョイスです。まずは悲運の SSWと称されるイギリスの60年代のニック・ドレイク。25歳で亡くなった若い才能は未だに多くのファンから愛されている。本作は2004年の編集盤。未発表やリミックス曲を集めたもので貴重な資料でもある。この曲は68年のデビューアルバムの別テイク。その次はおなじみのニコ。曲はその頃ニューヨークのコーヒハウスでなじみだったジャクソン・ブラウンが書いたもの。(3曲書いてる)

T-2~17”
M-2 Thoughts Of Mary Jane / Nick Drake
 3’34” 完 「Made To Love Magic」  UICY-9482


T-3~15”
M-3 The Fairest Of The Seasons / Nico
 4’04” 完 「Chelsea Girl」POCY-9006


<トーク2> 曲受けて解説。~ ジミ~~~な感じの、しかし、そこはかとない美学に満ちた曲。なんとなくワビサビめいたね。で、ここからはまた違うパターン。まずはトニージョー。ルイジアナ生まれのカントリー・ロッカー、エルヴィスを夢見てなり損ねたけど成功はした。しかもこの曲はエルヴィスもレパートリーにしたし。ちなみにポークサラダって野草で大きなはっぱ。彼の故郷、ルイジアナでは毒を抜いて食用にする習慣があるらしい。ジョニはカナダの人。3枚目のアルバムからシングル。全米ではそこまでヒットしてない。主旨は「大事なものはなくしてからその価値を知る。人間ってそういうものよね」という彼女らしい皮肉のこもった歌。「緑の楽園を潰して駐車場にした。ホテルや服屋や遊び場も作った」

T-4~12”
M-4 Polk Salad Annie / Tony Joe White
 3’38” 完 「Best Of Tony Joe White」  Warner Bros 45305


T-5~10”
M-5 Big Yellow Taxi / Joni Mitchell
 2’13” 完 「Hits」 WPCR-832


<トーク3> 曲受けて解説。ここからは和める曲を。まずドノバン。やはり60~70年代の英国フォークのスターで、ディランの英国版なんて皮肉言われたけど、折からのサイケブームを生かして路線をポッピーなものに。そもそも歌声は定評あったんで人気は世界的に。これは68年のアルバムのタイトル曲。最後にお送りするのは「ため息の妖精」とか「永遠のウイスパリングロリータ」の表現がピタリな悲運の歌手クロディーヌロンジェ。名前の通りフランス生まれ。10代後半で渡米し人気歌手アンディー・ウイリアムスと18歳で結婚。76年に当時「恋人」と言われてた男性を拳銃で射殺した容疑で逮捕され裁判になり本人否疑のまま有罪。刑は軽いものだったが評判ガタ落ちでそのまま引退。惜しいことでした。事実は闇の中。歌声は永遠。

T-6~12”
M-6 The Hurdy Gurdy Man / Donovan
 3’14” 完 「Retrospective」  MSIG-1015-6


T-7~7”
M^7 Who Needs You / Claudine Longet
 3’04” 完 「クロディーヌ・ロンジェ全集 ~ 恋はみずいろ」 UICY-8115/6



    ここからRUMBLEへ(NUGGETS4月の LIVEライブ音源)


 いかがでしたか、今夜のKENROCKSNITE?前半は大貫チョイスの歌もの、つーか、フォークとかそういう感じ。寝苦しい夜に少しでもスッキリすればいいかな、って。お知らせです。今週末の25日土曜日、栃木の足利にロンナイでいきます。ヒカルくんも参加。お近くの皆さんは是非気軽に遊びに来てね。夜中だから未成年はノー。詳しくは足利のBBCクラブまで。来週は月一の生放送。しかも珍しくゲスト呼んでます。バビロンパニックやテロルファミリアでもおなじみのレオくんの本来のバンド、ジョンズゲリラがメンバーも新たに新作出したので。では、今夜はこの辺で。お相手は大貫&カッチンでした。ADIOS AMIGOS!