こんばんは。関東も日曜日に梅雨入りしたとか。しかも、しばらくはそれほどの雨も降らず、空梅雨気味だとか。まぁ、天気予報はあくまで予報。明日の風は明日吹く、ですね~。


さて、先週の木曜日のラジオのおさらいをここでやらせていただきます。こないだのテーマは「純正英国スタイルなロック~60's-70's」というようなものでした。ワタクシ、大貫憲章が思うものをチョイスしてお送りした次第です。言うまでもなく、ホンのさわりです。氷山の一角です。自分のもっとも好きで、得意とする音楽分野でもあるので、ついつい熱が入りますね。しかし、今回も多くの方々のツィートなどご意見いただきましたが、さすがウチの番組のリスナーのみなさんです。「違いがわかる」音楽ファンです。紹介した音楽やバンドの魅力について的確なご意見いただきました。少なくとも「今の時代の音楽に何が欠けているか?」があの頃のものを聴いて比較すれば一聴瞭然ですネ。


では、いつものように自分の書いた選曲進行台本を直張りさせてもらいます。みなさんの音楽生活の一助、あるいは参考にでもなれば嬉しいです。ラジオの方も引き続き応援よろしくです。

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Kenrocks Nite Ver2 6.2 OA  2016

 みなさんこんばんは。~今夜は大貫がチョイスする自分なりの選定による「これがブリティッシュロックだ!70年代編その1』をお送りします。イマイチメジャーじゃないバンドも出てきますが、むしろ聴きどころはソコです。イトーちゃんじゃないからメタル寄りにはならないなー。あくまで英国調です。では。

T-1~27”
M-1 All Your Love / John Mayall & The Bluesbreakers
3’32” 完 「Bluesbreakers With Eric Clapton」 UICY-7309-10



<トーク1>このアルバムについての wikipediaのコメントです。「blues/blues rock album recorded by John Mayall & the Bluesbreakers in 1966. It is the first studio album and the second overall credited to John Mayall」ジョン・メイオールが初めて自分のバンドにブルースブレイカーズと名付けたのが本作からでした。なお、エリックとジョン以外のメンバーはベースがジョン・マクヴィーにドラムスがヒューイ・フリント(後にマクギネス&フリントで活躍)。考えてみたら、このころ日本じゃまだまだブルースなんて一部のマニアの友。みんなビートルズで熱狂していてエレキ・ブーム全盛期でした。イギリスではこういうバンドが続々と誕生していたんですよね。ジミヘンにクリームとかも。

T-2~27”
M-2 Death Valley Blues / The Black Cat Bones
 3’50” 完 「Barbed Wire Sandwich」   BGOCD-916  偉大なAuthur Crudupの曲


T-3~8”
M-3 Beggar's Farm / Jethro Tull
 4’13” 完 「This Was」 TOCP-65879



<トーク2>曲受けて解説~ボーンズは60年代にロンドンで結成。初期のメンバーにその後Freeを作るGのポール・コソフ、Dのサイモン・カークがいたことで知られる。さらに言うとその後釜のロッド・プライスもやがてFOGHATに入り輝く。この曲は69年に出た彼らのデビューアルバムから。曲はエルビスの「ザッツ・オーライト」の作者でシンガーのアーサー・クラダップのブルース。ジェスロタルはヘビーメタルとか言われるが、大間違いで、むしろフォークにシンパシーがある。英国古謡などを生かし、ジャズやブルースからクラシックまで交えて独自の世界を産み出した。これは68年のデビューアルバムから。この1枚でバンドを去ったGのミック・エイブラハムスの激しくも叙情的なプレイが冴える。

T-4~14”
M-4 Love Is A Sleeper / Family
 3’58” 完 「A Song For Me」1970 IECP-10298

ちなみに映像も添付します。


<トーク3>曲受けて解説~ ファミリーは3枚目で、new members John Weider on bass and Poli Palmer on keyboards, flute and vibraphone.二人抜けて、二人新加入しました。エリック・クラプトンらとスーパーグループ、ブラインド・フェイスを結成するために抜けたリック・グレッチの後任、ジョン・ウエイダーはそれまでアニマルズで活躍していて、来日メンバーでもあります。ポリ・パーマーはフォークロックの分野で活動していてトラフィックの前身バンド、ヘリオンズにも在籍していた職人的なプロ魂の持ち主で、器用にこなすというより、ジャズをベースに勉強してファミリーの音楽の構造改革を行った才人。ボーカルのマイク・チャップマンの個性的な歌唱スタイルと多様な楽器を操るクロスオーバーな作風。ある意味オペラみたいな世界観。で、最後にお送りするのはフェイセス。自分はテツさんが入ってすぐのライブを初の渡英のレディングフェスで体験。この曲は73年の最後のアルバムのタイトル曲。 RODのソロ時代の幕開け。
T-5~32”
M-5 Ooh La La / The Faces
 3’23” 完 「The Best Of Faces: Good Boys... When They're Asleep」  WPCR-10518


 
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いかがでしたか、今夜のKENROCKS NITE?前半は大貫チョイスの黄金のBritish Rockをお送りしました。まー、異論もあるとは思いますが、音楽とかあくまで趣味なものです。いろいろな意見や感じ方があって当たり前です。そこがまた面白いので。数学じゃないから答えはひとつと限らない。さて、今月11日の土曜日は都内で今年初のLONDON NITEです。いつもの渋谷ORGANNBARです。午後10時からブットばしますのでよろしくです。前売りとか特になくて受付で2500円で入れます。ゲストDJにLODIOくんやニガラくんなど昔からの友達に声かけてました。では今夜はこの辺で。お相手は大貫&カッチン。また来週ADIOS AMIGOS!