こういうレアな音源ばかり集めた編集盤はまさに「お宝」の入り口です。CD化されてるのも嬉しい。


これはシリーズもので、日本のポップス、流行歌など、ジャンルを超えて時代を飾った歌の数々が並びます。


これもシリーズもの。ただ、GS=グループサウンズに限定したもので、GSマニアには嬉しいアイテム。





 4月も10日となり、さすがに陽気も春らしくなってきました。でも、一部では「夏日」とかで、でも陽が落ちると気温が下がって肌寒く感じるような、なんかヘンな気候です。世界中が気候に限らず、世情も政治も経済も不安定で地球温暖化、と同時に地球大丈夫か?なんてヘタなダジャレの一つも言いたくなるこの頃。


 さて、そんな中でも相変わらずな我々はラジオ、気合い入れて放送してますよーー。選曲から音源探しからデータ探しから一切合切混ぜ込んでのトークまで、すべてがDIYなので、自己責任つーヤツで毎週がんばりングです。

 
 では、ここに今回、4月7日に放送した番組「Kenrocks Nite ver2」@ interfm897の内容など紹介させてもらいます。自分の書いた進行選曲表をそのままコピペします。これがあなたの音楽生活の一助、参考になれば嬉しい限りですね~。そしていつも多くのご意見などツィートしていただいてリスナーの皆さんには大いに感謝しています。では、以下に。
 なお、ここに使用したレコードのジャケットは当時のシングル盤のものを採用しました。なので音源とは一致していませんのでご了承願います。

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Kenrocks Nite Ver2  <昭和コミックソング特集>  4.7 OA 2016

 みなさんこんばんは、大貫です、カッチンです。今夜もまた会えて嬉しい深夜前。この時間はインターFM897がお送りする「素敵でカッコよく正しい音楽」を我々二人がマジでチョイスしてお送りします。ロックでもソウルでもポップでもなんでもアリでどれもGood。さ、今夜は大貫パートはついに出ます!和モノです。それも普通にじゃなく、まーアザトイかな?でも、誰でも聴いてエンジョイ出来ると保証します。音楽の知識とか無縁。むしろ音楽にもコーユーのもあるんだ!ってビックリかも。な、いわゆるコミックソング特集。昭和の香り満載でお送りです。
T-1~19”
M-1 自動車ショー歌 / 小林旭
 2’40” 完 「青春歌年鑑 BEST30 ('64)」 KICX-7112/3

★1964年(昭和39年)に小林旭が歌いヒットした。1965年(昭和40年)製作の映画『投げたダイスが明日を呼ぶ』の挿入歌として使用された。
『鉄道唱歌』と『東京モーターショー』とを掛け、駄洒落的に自動車の車種・メーカー名を盛り込んだものだったが、NHK、民放連双方で放送禁止処分を受けた(後に解除)。

<トーク1> 受けて解説~

T-2~11”
M-2 クスリ・ルンバ / アントニオ古賀
 2’35” 完 「珍盤・名盤コレクション」  COCA-12708
★1971年にアントニオ古賀(本名、伊藤貞行)が歌い話題に。薬の名前だけで歌詞を作るという荒技が痛快。しかもラテン系。クラシックギターの達人、阿部保夫からクラシックギターを、日本歌謡界の大御所、古賀政男から歌を学ぶ。西田佐千子の60年代のヒット「コーヒールンバ」に医薬品の商品名を羅列した歌詞を乗せた替え歌。


T-3~5”
M-3 あゝやんなっちゃった / 牧 伸二
 2’47” 完 「珍盤・名盤コレクション」  COCA-12708
★日本のウクレレ漫談家。歌うボヤキ漫談『やんなっちゃった節』で人気者になり1963年には日本教育テレビ(NET、現テレビ朝日)のお昼の演芸番組『大正テレビ寄席』の司会に起用されお茶の間進出。1999年、前会長で声帯模写の始祖、桜井長一郎の後を受け東京演芸協会第6代会長に。


T-4~13”
M-4 有難や節 / 守屋 浩
 3’33” 完 「珍盤・名盤コレクション」  COCA-12708
★ホリプロ所属タレントでヒットした第1号である。現在もなおホリプロ所属。つーか役員。1958年に日劇ウエスタンカーニバルでデビューする。ほぼ同時に堀プロダクションを設立した堀威夫の提案により芸名を「守屋浩」とする。第一線で活躍していた井上ひろし、水原弘と合わせて「三人ひろし」と言われた。1959年、「 僕は泣いちっち」のヒットで一躍人気に。その後も本曲はじめ「大学かぞえ歌」などヒット多数。その後はホリプロのスカウトとして榊原郁恵を発掘育成するなど腕をふるった。


<トーク2>受けて解説~

T-5~11”
M-5 ケメ子の歌 / ザ・ダーツ
 3’43” 完 「珍盤・名盤コレクション」  COCA-12708
★ザ・ダーツ(『ケメ子の歌』・1968年2月1日発売・CBSコロムビア)と、ザ・ジャイアンツ(『ケメ子の唄』・1968年1月25日発売・日本ビクター)デビューシングルとして競作でシングル盤が発売。ザ・ダーツ盤がオリコンチャート2位(累計売上60万枚[1])、ザ・ジャイアンツ盤がオリコンチャート6位を記録した。当初から「本命盤」と表示して売り出したザ・ジャイアンツ盤に対し、ザ・ダーツ盤は後になってジャケットに「オリジナル盤」と表示している。


T-6~6”
M-6 どうしても女に勝てなかった悲しい男の唄 / ザ・ジャイアンツ
 3’02” 完 「カルトGSモンスターズ ビクター編」 VICL-60949
★ジャイアンツは1967年の夏頃銀座のビア・ガーデン「四季」で演奏していたところを永井秀和のバックバンドとしてスカウトされ、翌年、フォーク・クルセイダーズの「帰ってきたヨッパライ」でまきおこったアングラブームに乗っかり68年1月「ケメ子の唄」でデビュー(6位)。その第2弾がコレ。加藤和彦作詞です!翌69年解散?



<トーク3> 受けて解説し曲へ

T-7~19”
M-7 給料日さん / Only Love Hurts
 4’02” 完 「グレイテスト・ヒッツ!!~updated 面影ラッキーホール~」 PCD-26060
★これだけ今時もの。カルト的人気バンドで、1993年に面影ラッキーホール名義でスタート。初期のパンクなアジテーションというスタイルから、多くのメンバー交代を経て物語性の強い歌詞と、演歌・歌謡曲からヒップホップ・ファンクまでを脈絡なくカットアップするサウンドの独自のスタイルが出来上がる。あの吉本隆明からも「この人は上手すぎる程の物語詞の作り手だ」と評されたというほどの業師。2007年4月perfumeをオープニングアクトに起用するという当時としては前代未聞のライブを青山CAYで行うなど一部で話題。



 ここから『RUMBLE」へ


 いかがでしたか、今夜のkenrocks nite?前半の大貫パートは思い出してもワラえてくる、昭和のモダンでカオスな香り高いコミックソングとかお笑いソングとか、果てはゲテモノソングなんて言われたりした、実は人生や生活の真実が見えてくる、そういう感覚のスルドイ曲たちを紹介しました。ご感想は?いつもTweetなどありがとうございます。お知らせ~10日日曜日、渋谷ASIAでNUGGETSのスペシャル。ギターウルフから新人までバンドもいろいろ、DJもエゴ・ラッピンのギターの森くんとかいたり。前売り発売中!夕方から大いに遊んじゃってください。お待ちしてますよん!来週はゲストに片寄明人クンと奥様のショコラさんをお招きして新作聴きながら環境系トーク?。今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。ではまた来週Adios Amigos!