こんばんは。

 今夜(時間的にはすでに昨日ですが)木曜日の自分の番組「Kenrocks Nite ver2」で放送した曲目やその解説などをここにいつものように紹介しておきます。みなさんの音楽ライフの参考や一助になれば嬉しい限りです。

 今夜は番組前半、大貫のパートは先々週の続きで、今から50年、半世紀前の1966年の全米ヒットチャート(ビルボード誌の)のナンバー1を紹介しながら、大昔というか、ホンの50年前というか、とにかく、このロックの70年近い歴史の中でこの年、時代がどういうもので、どういう意味を持っていたのか?ということを考え、ひるがえって、では50年後の今日の音楽(洋楽)シーンとの違い、格差、時代感=社会のありよう、などを考えるのもいいかな、という自分なりの思いを持って企画してみました。

 多くのTweetをいただき、ありがとうございます。みなさんの貴重なご意見は、番組に、さらには自分の音楽人生に反映、活用していきたいと思います。では、いつものようにそのまま自分が書いた進行台本を貼付します。
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 Kenrocks Nite ver2 #239 < 50Years TimeTunnel #2> 2.4 OA 2016

  みなさんこんばんは、大貫です、カッチンです!いつものナイスなミュージックのお時間がやって参りました。アーユーレディフォーROCK&SOUL?と、ま、いろいろかかる番組なんですね。しかし、もう2月だよ。2月はもうリスナーのみなさんにはよく知られていると思いますが、サイコーな月です。そうですね!ワタシの誕生月です。もう、めでたい極みのオヤジさん、ってな感じ?なので当然お誕生日パーリーとかあります。みなさんが集まりやすいように、21日の日曜の夕方からスタート。バンドもLOW IQいっちゃんからラーナーズからエディーレジェンドにウエノ&武藤とかいろいろ。DJもベテランから若手まで。クラブASIAでお待ちしてます。2万円のところをみなさんに限り4千円くらいにおまけです。「大貫さんのお祝いに来ました」の合言葉で1ドリンクつけます。つーか、それくらいの気持ち。つけるかどうかは会社と相談します。震えて待て!なんちって。さて、たわ言はこのくらいで、今夜は先月やった50年前、1966年の全米チャートから時代を見る、な感じで後半7月以降を紹介。まずはこの曲からやっぱこのバンド人気あんだわ。
※なお、音源とは別にここでのジャケット写真はすべて当時の国内シングル盤のものを採用しました。

M-1 Paperback Writer / The Beatles
 2’13” 完 「THE BEATLES/1962~1966」   TOCP-71017


  曲受けて~恋を抱きしめようが前半にヒットして初夏もこれで1位に。この年の夏に彼らはツアーをやめたね。3回目の全米ツアーでファイナル。さて、後半はいろんな曲、人、バンドが入れ替わり立ち代わりで忙しい年。この夏の人気者はラビンスプーンフルでした。8月の後半3週を占めて秋の気配の9月にドノヴァンのサンシャインス^パーマンがあり、ここからモータウンの攻勢が始まる感じね。シュープリームスの「恋はあせらず」が2週間、そこから10月半ばソフトロックの王様、アソシエイションが3週連続で爽やかさ振りまきました。

M-2 Summer In The City / The Lovin' Spoonful
 2’37” 完 「The Very Best Of The Lovin' Spoonful 」 CAMDEN 74321 558492


M-3 You Can't Hurry Love / Diana Ross & The Supremes
 2’51” 完 「The 60’s」 TOCP-67713/4


M-4 Cherish / The Association
 3’23” 完 「Greatest Hits : The Association」 WPCR-1243


  曲受けて~アソシエーションでホンワカ気分のところにモータウンの使者フォートップスの「リーチアウト」が2週間。それからユニークなネーミングの?&ミステリアンズやモンキーズの登場にシブいジョニー・リバースが続き、ここで勢いあるシュープリームスが「キープミーハンギンオン」で2度目のNO1に。そうしてる間に11月も終わり、12月頭にはイギリスのちょっとトボけたその名もニューボードヴィルバンドが「ウインチェスターの鐘」の全英ヒットで殴り込み。と思えばベテランになったビーチボーイズがテルミン抱えて摩訶不思議なサウンドの「グッドバイブレーションズ」で久しぶりに1位に。でも再びニューボードヴィルバンドが王座奪還でクリスマスの週含め2週連続。では3曲続けて

M-5 Reach Out, I'll Be There / The Four Tops
 2’54” 完「Lipstick, Powder & Paint! The New York Dolls Heard Them Here First」MSIG-0877   


M-6 Winchester Cathedral / New Vaudeville Band
 2’21” 完 「60’s GOLD」 REP-4836


M-7 Good Vibrations / The Beach Boys
 3’34” 完 「Greatest Hits 2 1966-1969」 TOCP-0202


<トーク3>で、66年の大晦日31日に1位に輝いたのはすっかり国民的アイドルになったモンキーズの「アイム・ア・ビリーバー」。1966はロックもフォークもポップもソウルもとにかく色とりどりで世界はバラ色みたいな時代でした。ただ、少しづつポップからロックへと時代の主流は変わりつつあったことも今から見れば事実のよう。こういう企画もたまにはいいね。では、時間までこれを

M-8 I’m A Believer / The Monkees
 2’43” 完 「More Of The Monkees 」 WPCR-27839


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 今夜のKenrocksNiteいかがでしたか?ロックが今のように当たり前ではなかった時代、そして徐々に多くの人たちから受け入れられるようになっていった時代。新しいことがたくさん生まれていた時代。ノビシロが無数にあったように思えた時代。青年は荒野を目指した時代。振り向けばロックが大きくそびえ立っていた。さて、みなさんのご意見は?ここでお知らせでっす。7日日曜日は原宿のGALAXYで社会派カメラマンの島崎ロディーさんの写真展会場で20時からDJ。写真展概要はこちらに http://crac.jp/rody  また、10日の水曜は渋谷のユーロスペースでのノーザンライツフェスの中で、2013のスエーデンのパンクな青春映画(We Are the Best)上映後に少しだけお話させてもらいます。80年代のパンクあるいはポストパンクとか。~お相手は大貫&カッチンでした。ADIOS AMIGOS!