坂田さんとは川村かおりちゃんと一緒にやっていたDJパーティー「696」～「HONEY HALL」で会って以来の友達。DJもよく手伝ってもらいます。男前なRockin'プレイ＆セレクション！
家が彼の「原点」らしいです。
見ていて引き込まれそうな感覚になります。
先週末、知り合いの女子のひとり、DJでモデルさんでキレイなお母さんの、坂田かよサンから誘われて彼女の仕事場のギャラリーで開催されている、ちょっと風変わりなイラストを描くPARADOX HIROTTONという人（まだ会ったことは無いんですが）のイラストが展示され、そのシルクスクリーン印刷の作品をはじめ、それをモチーフにした衣料（Tシャツやパーカなど）とかバッグやパッチ、スカーフ、缶バッジなどのグッズ類などの販売もある、というかなり賑やかで楽しみのあるエキジビションに行ってきました。
こういうアートな＆実用性もある展示会というか、展覧会は自分の周りでは、まぁ、洋服屋さんが多いこともあり、案外多いことは多いんです。でも、なんか、今回の展示会はイベントみたいで、多くの関係者と関係者ではない普通の人たちも大勢来ていて、しかも男女同じくらいで、年齢も幅広く若者が多いんですが、自分のようなオジサンもいたり家族連れもいたりでウエアハウスを利用した広いスペースが遊びの場にも思えるような愉快なものでした。もう１カ所、その近所の喫茶店でも手描きの小さめの、いわく「５分で描いてしまう」イラストたくさんの展覧会もあり、そこにも狭いカフェに大勢詰めかけて明るい雰囲気でピース！な時間が流れていました。
一応、オフィシャルの紹介にはこうありました。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
アーティスト、PARADOX HIROTTONが長年描いてきて本人のルーツにもなっている「HOUSE」をテーマに、彼が拡散目的で発信し続けている5min drawing、シルクスクリーン作品、立体作品が104GALERIEと104Rmond(徒歩5分圏内)の2箇所の空間で開催される。
ARADOX HIROTTON (p-r-d-x.com)
英国ロンドンにて‘PARADOX’名義でソロアートショー、スケートボード、Tシャツ、CDジャケット、フライヤーのデザインなど約4年間活動。2012年日本に拠点を移し、現在のスタイルを確立。パンクシーン、スケートボードカルチャーに強い影響を受け、また生物自然など身の周りの環境や、ポリティカルlな内容を自分のフィルターを通し、作品に反映させている。
ドローイングはもちろんシルクスクリーンの露光機製作から製版、プリントまで全てD.I.Yにこだわり製作。近年は、Dover Street Market GinzaでDIGAWEL、FACETASMのコラボレーションのWall提供、ドイツのスケート雑誌Confusion Magazineへの作品掲載など国内外・ジャンルを問わず活動の場を広げている。
http://p-r-d-x.com/
PARADOX HIROTTON “KNOCKING AT THE DOOR OF MY BRAIN”
会期：2015年10月31日（土）-11月14日（土）
時間： 12:00-20:00
会場：
（会場1) 104GALERIE 目黒区青葉台 3-22-1 目黒ハイツ 104
（会場2) 104Rmond 目黒区大橋 1-6-4 ガレージ内
http://www.104galerie.com/
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
とにかく、この人のイラストというか絵は単なる絵画ではなく、アートというだけでもなく、むしろ、バンドの歌や演奏に近いもののように感じます。そう、彼自身の「表現」なんですね。それもかなり社会的、政治的でありつつ全体像は十分に哲学的ですらあります。言葉で言うとなんか「高尚」で「世間離れ」したイメージを持つかもしれませんが、そういうことは全然なく、その真逆です。
一般世間の日常の目線、とでもいうのか、彼の意識は市井の一市民というところから生まれていると確信します。パンクです。ロックです。でも壮大なシンフォニーでもあるんです。作品ひとつひとつに彼自身のコメント、メッセージが書かれていて、それがまるで自署＝サインみたいでもあります（サインはちゃんと普通にありますよ）。自分も彼の作品をどこかで見ていて、多分、それはCDとかのジャケットかと思いますが、それが何にしろ、改めてこうした機会を得て、キチンと向き合えたことに大きな歓びと感謝の気持ちがわきます。今までにもROCKでPUNKなアートはいろいろ見てきましたが、また新しい面白いそういうモノに出会えてすごく楽しいんですね。
みなさんも機会があれば是非一度のぞいてみてほしいです。アートでも全然難しくも理屈っぽくもない、エンジョイアブルなものです。ギャラリーのカフェのコーヒーも美味しいです。もっとも、普段はカフェしてるのかは分かりませんから確認してみてくださいね。→1O4GALERIE 19:00~22:00 03-6303-0956