レミー・キルミスター(モーターヘッド)(右から二人目のヒゲなGUY)が在籍したことでも名高い、「宇宙の探求者」たちHAWKWIND。英国のサイケ・プログレな爆走系(でもフォークなところもある)の雄!今なおリーダー、デイブ・ブロックのもと、現役です!


モノクロっていうのがいいね~。カラーもありますが、ちょっと、つーか、かなり色があるとリアルでエグいです。この裸のダンサーがステイシアさん。ボデイーペインティングして演奏中踊り狂い、しまいには倒れ込むパターン。役者やのう!と青田赤道も言うでしょう。





先週のラジオ「Kenrocks Nite ver2」のおさらいなど。いつものようにココにも内容を書き出します。
その前のUK Brit Popから一転、時代錯誤な大立ち回り。HAWKWINDとともに宇宙の深淵を探求しました。
以下に直張りです。
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Kenrocks Nite ver2  Hawkwind特集  10.1 OA  2015

 みなさんこんばんは。大貫です、カッチンです!今夜もまたよろしくお付き合いのほどを。ホンの1時間足らずですが、音楽の宇宙に小旅行ってな感じですね。早いものでもうオクトーバー。オクトパスならタコですが、レイ・ブラッドベリー曰く「10月は黄昏の月」だからね。自分なんか片桐さんによく言われますが、人生が黄昏ですから。それでもこんなに奮闘してるってトコをみなさんに知っておいてほしいですね~。64歳のロック少年なんです。ロックオヤジじゃなくね。さて、今夜はそんな黄昏に似合うのか?よく解らないけど、スンゲーバンドを紹介します。レミーキルミスターさんが在籍したことでも有名なイギリスのアーリー70年代の「宇宙ロック」の権化、ホークウインド。とにかく、聴いてください。シングルになった彼らの唯一のヒット曲から

M-1 Silver Machine / Hawkwind
  FO 「In Search Of Space」 TOCP-95060


<トーク1> 曲受けて解説など~彼らの代表曲で、唯一のヒット。72年6月全英3位。その後数回リイシューされ82年には10周年記念のバージョンが出たり、あのモンスターズ・オブ・ロックにも出演した。
 そもそも、彼らは69年にリーダー、デイブ・ブロックを中心にシンセなど担当のDikMik(後にGongへ)やホーン奏者のニック・ターナー(メイクがエグい)など6人で結成されたサイケやプログレ趣味の人たちの集まり。なのでフロイドの曲をカバーしたりバーズの「霧の8マイル」をBBCのラジオで20分もセッションしたりしてジョン・ピールや関係者に衝撃を与え、そのことがきっかけで英U.A.と契約、70年にデビュー。
 その後メンバーの移動など繰り返し、インディー・シーンで活動(主に西ロンドン界隈のフリー・コンサート)し、71年に2枚目「In Serach Of Space(宇宙の探求)」発売。これが意外にも全英18位とヒット。この頃からバンドの方向性は「宇宙」へ。ロバート・カルバートが詩を書き、ステイシアなる太めのお姉様がボディーペイントした身体で踊るなどステージングはよりビジュアル的に。
 そこに現れた新人ベースがレミーでドラマーがサイモン・キング。そのメンバーでの最初のライブは72年2月のロンドンはラウンドハウスでの「Greasy Truckers Party」で、それがレコードになり大きな話題に。一気に話題沸騰、そこに「シルバーマシーン」のシングルで追い風に。ウソかホントかドラムのサイモンは「練習もなくいきなりラウンドハウスでライブ。そこで初めて聴いた曲で、てっきりチャック・ベリーのカバーかと思ったぜ」。
 話が長くなるよね~。バンドは今も生き続けてるくらいだから。で、ここからの3枚、「宇宙の探求」「ドレミファソラシド」「スペース・リチュアル(宇宙の祭典)ライブ!」までが彼らの絶頂期。では、そのへんを頭に入れて曲を~

M-2 Children Of The Sun / Hawkwind
  完 「In Search Of Space」 TOCP-95060


M-3 Lord Of Light / Hawkwind
   「Doremi Fasol Latido」 TOCP-95061


<トーク2> 曲受けて解説など~いかがでしょう?ホークウインドのお味は?全然似合わない組み合わせに思えるんですが、この番組の前のラブサイケデリコのサード・ストーン聴いてる方なら多分堀江くんご存知かな。ウチらで言うとチャーベくんの昔の相方、そうニール&イライザ時代。キーボード担当でした。その彼が実はマニアックなホークウインドのファンです。自分が解説書いてたことも知ってました。アナログの時代ですよ!
 ちなみに自分は73年の初渡英でホークウインドのライブを見に、ロンドン郊外南の街までバス旅行しました。なんか、大学のホールみたいな会場で、お客は半分くらい。ストーンしてる大勢の中、しらふでレコード会社関係者と後ろ座席で見てました。終演後にステージまで案内され、そこでメンバーと挨拶。レミーさんに会ったのはそこが最初で2回目はモーターヘッド出来た頃。
 モーターヘッドってそもそもが彼が作った曲のタイトルで、ホークウインドのシングル「キングス・オブ・スピード」のB面。1975年。では、賛否いろいろありますが、彼らの「宇宙シリーズ」のある意味到達点となったライブから時間まで聴いてください。彼らは名前を変えたりメンバー変えたりしながらもデイブ・ブロックの強固な意志と頑強な身体で今日まで活動してます。あ~それだけでRespect!

M-4 10 Seconds Of Forever /. Hawkwind
  完 すぐ曲入る 「Space Ritual」  TOCP-95062-3


M-5 Brainstorm / Hawkwind
  完 Live音残る 「Space Ritual」 TOCP-95062-3



 この後Katchin’のコーナー「RUMBLE」へ

 いかがでしたか、今夜のkenrocksnite?前半の大貫コーナーは自分が見て、聴いて、ある時代、彼らの音楽に強烈にもっていかれたことがある、というイギリスの現役バンド、70年代の「宇宙シリーズ」の一端をご紹介しました。こういうバンド紹介あるいはアルバム紹介企画もいいかな、と。今夜もツイートありがとうございます。今週末土曜日3日、熊本ロンナイ。ZOOT16やヒゴちゃん友人ミュージシャンとの特別ユニットなどあり。では今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチン。ではまた来週、PUNK90'sなどCD発売記念で。Adios Amigos!