これは今回かけたアルバムのハイライトナンバー「サパーズ・レイディ」の中での一幕に出てくる花の妖精役のメイクと衣装をまとうピーター・ガブリエル!まさに「演劇」そのままです。







 みなさん、こんばんは!ようやく台風一過というか、長らく続いた秋らしからぬジメジトお天気も去り、日本の本来の秋のような今夜です。


 しかし、このような涼しげな日本の秋は今後はもう珍しいものになってしまうんでしょうか?四季のある風光明媚な日本、という国は今後消えていくのでしょうか?そういう疑問が自分の中に渦巻いています。何しろ毎回大雨とか竜巻とか、今まで滅多になかった「初めて」のことがこの数年実に多くなってますから。


 そういう時にノンキにロック、でもない、というご批判もあるやもですが、それはそれ、我々庶民の楽しみを奪う権利は誰にもないはずですし、不謹慎でもないはず。むしろ明日への活力源として英気を養う意味からも趣味やレクレーションは大事なことです。それもほんのひとときラジオを聴いて気持ちをリラックスさせるだけですから。お手軽で効果的。
 では、いつものようにここに一昨日放送した番組の内容を添付しておきます。テーマは「秋はプログレ!」でした。音楽はあくまで趣味、好み、好きずきです。なのでプログレなど特定のスタイルを固持する音楽は受け付けない体質、という人がいれば、こういうのを聴きたかった!と歓喜の声を上げる人もいたりで、いつも以上に大きな反応があったことをお伝えしておきます。
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Kenrocks Nite ver2 <秋はプログレ>  9.10 OA  2015

 みなさん、こんばんは!大貫です、Kachin’です。今夜もまたゴキゲンな音楽ツアーにようこそ!しかし、秋がきたのかどうか、8月末からいきなり寒くなって秋というより冬みたいで、かと思うと今度はジトジト秋雨前線停滞 とかでまるで梅雨の時期みたいに気温は低いのに蒸し暑くてね~。そりゃ、湿度が80%もあれば無理ないか。体調を崩す人も多いし、みなさんも気をつけてくださいね~~!自分もロンナイのサマージャンボリーん時風邪気味でツラかったんで。さて、今夜、前半大貫パートはプログレ!昔から「秋はプログレ」って定説あるしね。で、哀愁溢れる叙情的なモノをお送りしようと。では、ここでいきなり2曲続けて行きます。1曲が案外短めなんでプログレとしては。まずはこれです

T-1
M-1 It Happened Today / Curved Air
4’53” FO 「Air Conditioning」 WPCR-12548


T-2
M-2 Sister Jane / Tai Phong
 4’01” 完 「恐るべき静寂 Taï Phong 」WPCR-15883



<トーク1> 曲受けて解説~オープニングはイギリスの叙情派では人気のカーブド・エア。70年のデビュー・アルバム「エア・コンディショニング」のオープニングトラックで当時は日本独自のタイトルがついてたね。まんまですが「今日突然に」ってのは。バイオリンが特徴的でダリル・ウェイという若者がリーダー格。歌ってるのはソーニャ・クリスティーナでなかなか美人の元ロンドンの「ヘアー」キャストの一員。ダリルさんは初期の3枚までで一度抜けて新たに自分のバンドWOLFを結成。そのライブを73年初ロンドンのマーキークラブで見たのがワタシ。ストレイドッグとかストライダーとかも見たな。クイーンの存在を初めて知ったのもこの時。さて、タイフォンはフランスのバンドでベトナム出身の兄弟がメインの5人組で75年のデビューアルバムからのシングル。チョー切ない系な名曲と未だに人気あり。つづいてはいよいよ本日のメインディッシュ。ジェネシスの72年4枚目の作品からのオープニング曲。すごいんだ、これが。ボーカルが後にソロでも成功したピーター・ガブリエル(ゲイブリエルというのが近年)、ドラムは同じく後年ソロで人気のフィル・コリンズ。
T-3
M-3 Watcher Of The Skies / Genesis
 7'19” 完 「Foxtrot」 UICY-76717



<トーク2> 曲受けて解説~いかがでしたか?ドラマチックでしたよねー。これが当時はシングルでした。3分40秒くらいの短いバージョンだったらしいけど。ドアーズの「ハートに火をつけて」みたいな感じだね。この曲はその後彼らのライブのオープニングとなり、代表曲のひとつになった。7分は平均的で、このアルバムのハイライトはラストの「サパーズ・レイディ」で22分もあります。さて、今夜のシメはイエス。当然と言えば当然だけど、今日これを選んだのは、他にも理由があり、この6月にベースのクリス・スクワイヤが病気で亡くなったのを悼む。オレより3歳上の兄さまですが、死ぬには早すぎるね。しかも彼だけイエスを一度も抜けなかった唯一のメンバー。曲は彼らの出世作の3枚目で1971年リリース。ギターにピーター・バンクスに代わり、スティーブ・ハウが参加した。曲はいきなり彼らのウリの流麗なコーラスハーモニーから入るどちらか言うと「歌もの」。このコーラスにこだわったのがクリスだと言われてます。幼い頃から協会の聖歌隊に参加していた影響という話。では、彼を偲びつつ、時間まで。

T-4M-4 I’ve Seen All Good People / Yes
 6’51” 完 「The Yes Album」 WPCR-11444



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 いかがでしたか、今夜のKENROCKS Nite?秋の長夜には長い曲が多いプログレが似合う、んでしょうか?曲調、曲想もしんみりとかでベルレーヌじゃないけど秋の日のビオロンの、な感じにピタリ来るのかね?今夜もTwitterなど貴重なコメントありがとうございました!
 自分からのおしらせ。9.20の日曜日は恒例の渋谷ルームで「GRC」プログレはさすがにかけないけど、ロッククラシックはバンバンかかります。あとクンビアとかラテン系も。八重樫くんは歌謡曲からラテン・ニューウエーブまでいろいろだし。是非夕方開催なので連休の1日、お越し下さい。では、今夜はこのへんで。お相手は大貫&Katchin’でした。ではまた来週。Adios Amigo!