昨日は徳島でした。

 しばらくぶりでしたが、地方の勢いが年々ダウンしているように感じられるこの日本で、昨日は正直そういうマイナスなオーラがありませんでした!!これは奇跡的というか、そこに集まってくださったお客さん、スタッフさん、主催者さんなどの「ヤル気」がハンパなかったことによるのかと確信しています。

 この報告は後ほどまた改めてやらせていただきます。とにかく、最近出かけたいろいろな地方ツアーの中で、仙台や名古屋に劣らない地力を感じましたから。


 さて、今週のラジオ「Kenrocks Nite ver2」の進行表をまたここにも貼り出します。ラジオを聴いていただいた方も、そうでない方も、音楽ファンのみなさんにとって、音楽生活の一助になれば嬉しい限りです。では以下の通り。
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Kenrock Nite ver2 A bit of roots of Kitty Daisy &Lewis 6.25OA 2015
(生放送)

 こんばんは大貫です、カッチンです!やーやーやー、ケンロックスがやって来た!つーか、ついに生放送です。録音じゃないですよ。まさに今ここで起こってます。毎月、最終の木曜日はこれから基本的にナマ。よりみなさんとの距離感が短縮され、身近な感じが強まるかと?でも、番組の内容、中身は今まで通り、好きなようにナイスな音楽を選びお送りするだけ。今夜もそういうとこで、前半の大貫パート、少し特集っぽくしましたが、例えばよくやるroot探求の一環ですね。5月に来日しておおいに話題をまいたイギリスの家族バンド、キティ、デイジー&ルイスの音楽をちょいとリサーチ。つまり、彼らの音楽のルーツや親戚とかを探してみよう、企画です。今日は曲多めでいきますんでよろしく!まずは、2011年のアルバムから。

T-1
M-1 Tomorrow / Kitty, Daisy & Lewis
4’17” 完 「Smoking In Heaven」 BRC-292



<トーク1> 曲うけて、解説~キティさんたちのことはここで改めて言うまでもなく、すでに音楽ファンの間では早くから話題に。簡単にいうと、要するに音楽一家でお父さん、お母さんと一緒にツアーに出たり物心ついた頃からさまざまな音楽、とりわけルーツものに熱心で、十代になる前からそれこそSP盤とか聴いてたとか、いろんな音楽聴いてそこからいろんな楽器を演奏するようになったとか、今や伝説。ロンドンの下町で早くから注目され、周りの音楽おじさんたちからも可愛がられ知らないうちにステージに上がり、人気者へ。正式な年齢とか出てないけど、小学生の頃から歌い演奏していたからキャリアはすでに10年以上。しかもルックスもナイスなんで人気に拍車がかかった。ストライプスとか十代のアンファンテリブルのシンボル。

T-2
M-2 It Ain't Your Business / Kitty, Daisy & Lewis
2’21” 完  「The Third 」 BRC-450


T-3
M-3 Developer's Desease / Kitty, Daisy & Lewis
2’22” 完 「The Third」 BRC-450



<トーク2>  曲受けて解説へ~はい、ここまで聴いて来て分かるのは、彼らがあくまでもシブ好みだということと自分たちのプレイに自信と責任を持って臨んでいる、ということ。気軽だけど、安直じゃないし、技術的に完全でもないけど、うまくなろう、という努力は惜しまない。でも、一番肝心なのが、うまくなることより、楽しくやることを望んでいるって気持ちが表れていることが素晴らしいね。年に似合わないような曲、音楽でも気にせずに自分たちのやり方でやってる。ストライプストかもそうだしね。先人の偉大さにリスペクトしつつ、卑屈にならず素直にプレイを、今をエンジョイしている。では、ここからワタシなりに考えた彼らのルーツを聴いていく。3曲続けて。スカ、ブルースのフォーク。いずれも達人たち。

T-4
M-4 Ska-Ba / The Skatalites
2’58” 完 「Oldies But Goodies」 Studio One GW-0003


T-5
M-5 Sitting In The Rain / John Mayall & The Bluesbreakers
2’51” 完  「A Hard Road」  UICY-93404


T-6
M-6 San Francisco Bay Blues / Ramblin' Jack Elliott
1’54” 完  「Six Classic Albums」 RGMCD159



<トーク3>  曲受けて、解説~ 3組ほど紹介しました。順にスカタライツはスカの伝説的バンド。ジョン・メイオールはやはりイギリスの白人ブルースの始祖のひとりでブルースブレイカーズを率いて60年代に活躍。エリックはじめ多くのミュージシャンの育成に貢献しました。ジャック・エリオットはやはり60年代、アメリカを代表する漂白のフォーク歌手で、ディランのお手本にもなるシンガー。多くの民謡、フォーク、ブルースからイギリスのスキッフルまでプレイしました。ここで紹介した「サンフランシスコベイ・ブルース」は作者はジェシー・フラーですが、自分を始め多くの人が彼の歌で親しんだ。
では、最後にアメリカのフォーク界の異端児?ジム・クエスキンの名作からとキティさんたちの演奏でお別れ。この後はKATCHIN’の「RUMBLE」です。

T-7
M-7 Kicking The Gong Around / Jim Kweskin
3’15” 完 「Jump For Joy」 VSCD-3558


T-8
M-8 Will I Ever / Kitty, Daisy & Lewis
2’58” 完 「Smoking In Heaven」 BRC-292



         このまま『RUMBLE」へと続く

 いかがでしたか?今夜のKENROCKSNITE?久しぶりに生でやりましたね。まぁ、普段から自分らは録音でもナマみたいな感じでやってるので、そういう意味では特にやってて大きな変化はなかったんですが、とはいえ、今喋ったりかけてる曲がそのまま時差なくOAされてる、というのは新鮮ですねー。皆さんからの声もまさにナマで届きますから。また、来月の最終木曜日、こうして生放送でお逢いしましょう。今日も番組を聴いてくれてありがとうございました。お知らせ~7/4金曜日、仙台のクラブSHAFTにCROSSROADSたりに初めて遠征です。トークしてお勉強した後は普通にDJタイムありますからね。詳しくは クラブSHAFT, 022-722-5651 www.clubshaft.comまで。では今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。ではまた来週、ゲストに浅草ジンタって楽しいバンドが来ます。乞うご期待!アディオスアミーゴ!



 来週、7月2日、木曜日のゲストがこの人たち。左から二人目がドラムのヨッツ(SOBUTのドラムも兼任)、その右となりのカンカン帽のお兄さんがボーカル/ベースの和尚。浅草ジンタは文字通り浅草ローカルなスカ&ワールドなポップバンド!和尚の声がメチャいい!おすすめデス!