66年秋に発売されたキース・レルフ2枚目のソロ。曲はマネジャーのサイモン・ネピアベル。



62~63年の初期のEricがギターの頃。しかし、右端のこのイガグリくん、やるよね~~!!



むしろJeffくんの方がイケてる?てか、この方は自己陶酔系?



この映画見たくて新宿のATGに行き、カツアゲという行為の初体験をしたのはワタシです。制服着た高校生でしたドクロ



ついにここが最終段階。ジミーさん、何食わぬ顔つきで、いろいろヤルんだから!




 昨日もラジオを聴いていただいてありがとうございます。また、聴けなかった、あるいは聴けない地域のみなさんには大変申し訳ないのですが、こういうことを自分が行っている、音楽布教活動の一環だということをご理解いただき、音楽生活の一助、参考にしていただければ、ありがたいと思ってます。


 もちろん、聴いた方は「おさらい」「復習」になるはずです。以下に自分の作成した進行台本をそのまま貼付しますのでよろしくです。

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 KENROCKS NITE Ver.2

大貫&カッチン ~キースレルフの命日によせて~ 5.14 OA 2015

 こんばんは、大貫です、カッチンです。11時になりました。また今夜もあなたと音楽の世界に旅立てると思うと感激です。で、もうGRCが17日、明々後日の日曜の夕方からフランスのGUAKAというラテン・パンクなトリオを迎えて渋谷のミュージックラウンジTHE ROOMで。
 自分もDJは後半21時過ぎになります。さらに23日の土曜日夜同じく渋谷のThe Gameでロンナイ・オールナイト!RADIOTS&SWING KIDSのライブありで。黄金週間終わってもまだまだ音楽の黄金時間は続きます。
 さて、今夜は76年、今から39年前の今日、5月14日にわずか33歳で亡くなったイギリスのロック・シンガーでヤードバーズのボーカルで知られたキース・レルフを偲んで、いろいろ聴いてみようかと。ではよろしく。オープニングはヤードバーズのデビュー・シングルで~

T-1~7”
  M-1 I Wish You Would / The Yardbirds
「For Your Love」VICP-61098


<トーク1> 曲受けて解説。キースレルフの命日で~33歳と1ヶ月と22日の若さで1976年の5月14日に自宅でエレキギターに感電して死亡、とされている。
 そもそもは60年代初め、ロンドンのブルース好きな若者たちがバンドを始め、ロンドンのリッチモンドで人気のあったナイトクラブ「クロウダディ・クラブ」で、プロデビューしたローリング・ストーンズの後釜で演奏を始めたのが彼らヤードバーズ。ブルース志向著しい彼らのファーストアルバムにしてライブ盤の『FIVE LIVE YARDBIRDS』はまさにシンボリック!
 最初のギター( Tony Topham )がやめて63年に2代目就任がエリック。彼のルックスとバカウマな技量でバンドは頭角を現し、マネジャーのジョルジョ・ゴメルスキーがメーカーと契約をとりつけ64年アルバム「FIVE LIVE YARDBIRDS」デビュー。しかし、65年3月音楽的対立でエリックが去り、ゴメルスキー周りのミュージシャンが選考され、結果、新たにジェフ・ベックが加入。ではここで3曲。

T-2
M-2 I’m A Man/ The Yardbirds
     「Having A Rave Up With The Yardbirds 」 VICP-61099


T-3~11”
M-3 For Your Love / The Yardbirds
     「For Your Love」 VICP-61098


T-4~8”
 M-4 Evil Hearted You / The Yardbirds
    「Having A Rave Up With The Yardbirds 」 VICP-61099


<トーク2> 曲受けて解説~ベックの斬新なプレイスタイルとアーティスティックな感性は折りからのサイケブームにバッチグーでハマり、イギリスよりもアメリカを意識した活動ぶりに。65年8月の最初の全米ツアーから都合4回アメリカ行き。一方英国含むヨーロッパは66年4月の1度しかツアーしていない。
 その6月にベースのポール・サムエルスミスが抜け彼はエンジニアへ。その後任にセッションギタリスト、ジミー・ペイジが加入しベースを担当、ただ、その後すぐリズム・ギターのクリスがベースに回りペイジは本職のギターに。こうしてベック+ペイジの二人三脚体制確立。またこの時にマネジャー交代劇もあり、ゴメルスキーからやり手のサイモン・ネピアベル(ちなみに、この人には自分もWHAM!のマネジャーしてた時期に会いました)に。象徴的なシングル「幻の10年」がツイン・リードで初めて録音された。
 また、VelvetsやThe Whoに断られ、その代役でミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画「欲望」(BLOW UP)のクラブシーンでも演奏。ベックがギターを破壊するシーンは有名。そして10月の全米ツアーの途中、テキサスで体調不良でベックが休養そのまま脱退へ。ここからついにペイジ時代がスタート。
 
T-5~14”
 M-5 Tinker, Tailor, Soldier, Sailor / The Yardbirds
    「Little Games   TOCP-50848


T-6~0”
M-6 The Train Kept A Rollin' / The Yardbirds
「Live Yardbirds」 Epic E-30615



<トーク3> 67年以降、プロデューサーのミッキー・モストやアメリカで雇ったツアマネのピーター・グラントは、アメリカ市場に乗り込むため、ポップ志向の強い楽曲をレコードにすることをバンドに強要した。そして、その影響が顕著なアルバム『LITTLE GAMES』がアメリカのみでリリースされる。
 この頃、バンドはイギリスでの人気は落ち目。しかし海外ではまだ需要があったため、アメリカやヨーロッパ各国を回るツアー三昧の日々が続いた。ライブ演奏を楽しんでいたペイジをよそに、他のメンバーらは意欲を失いつつあった。そしてついに1968年7月7日のイギリス、ベッドフォードはラトンでのコンサートを最後にレルフとマッカーティはバンドを脱退。これは事実上の解散となった。 二人が目指したのはヘヴィーロックから一転して、フォーキーでクラシカルなもの。妹のジェーンも加えて69年、新しくルネッサンスを立ち上げた。もっとも、コレは今考えるに、ジミー・ペイジらへの反発心から生まれた、ある種アレルギーみたいなもので、本気でこういう音楽を追求する気はなかったのかも。何故なら、その後再びハードなサウンド志向のアーマゲドンを結成しヤル気満々だった。

T-8
 M-8 Island / Renaissance
  「Renaissance」 UICY-94094




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 いかがでしたか、今夜のKenrocks Niteは?前半の大貫コーナーはマニア好みのバンドとその人気者だった歌手のRise & Fallみたいな、ポップビジネスじゃよくある話。しかし、キース・レルフって悲運な人です。さて、お知らせなど~メールもよろしく。rocks@interfm.jpまで。23日の土曜日に渋谷のGAMEってハコでロンナイ。バンドはRadiotsとSwing Kids。チケットは2400円で前売り。イープラスから買えます。問い合わせは渋谷ゲーム03-5456-5038まで。さらには来月6月13日土曜日にもおなじみ渋谷のOrganbarで、今度はDJオンリーのロンナイあります。DJを濃厚にエンジョイしたい方はコチラに!今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。じゃあまたアディオス・アミーゴ!