連休も折り返し。みなさん、いかがお過ごしですか?自分は普段とほぼ変わらない毎日です。周りが休んでいるので、それには合わせるしかないですが、まぁ、こうしてブログやネット関連で物書きとか、選曲とか、テレビのスカパーのケーブルの接続不良とかで、画面が写らず、しかもどうしたらいいのか、ただ、繋がってるケーブルを触ったり、ゆすったりするだけで、ウマく行くはずもなくムカついたり、そんな日常です。


 さて、それはともかく、先週4月の最終木曜日の30日に放送したラジオ「kenrocks NIte ver2」の選曲とコメンタリーをここにまた掲載させてもらいます。ラジオを聴いている方も、聴いていない(聴けない)方も、曲目リストがありますから、みなさんの音楽生活の参考、一助になれば幸いです。

 以下に進行台本を直張リングです。
****************************************
Kenrocks Nite ver2  <Bad, Good & Graceful >  4.30 OA  2015

<前枠> こんばんは、大貫です、カッチンです。11時になりました。また今夜もあなたと音楽の世界に旅立てると思うと感激です。いや、まぁ、そこまでじゃないけど、音楽の時間を互いにシェア出来るのは本当に嬉しいです。あなたよ今夜もありがとう!なユーちゃんな気分です。で、そんな今宵の大貫コーナーは、先週23日がちょうど命日だったジョニサンのことを偲びつつ、彼みたいな?いびつでザラザラで壊れ物的なバンド、アーティストを紹介してみます。では、オープニングはジョニーでこれ。
T-1~15”
M-1 In Cold Blood / Johnny Thunders
2’22” FO 「In Cold Blood」 TECP-25232


<トーク1> ジョニサンは91年の4月23日に亡くなりましたが、その死因はいまだに謎が多い。実はその少し前の4月のあたまに来日してチッタでライブして、自分も会って取材しました。それがその2週間後くらいに突然の訃報で、驚いたのなんの。まさにアンビリーバボー。ドイツに行き、レコーディングもしてからアメリカに戻りニューオーリンズのホテルで死んでいるのが発見された、というわけだけど、数百万の現金を持っていたとか、悪いドラッグディーラーにだまされたとか、いろいろ噂されました。事実は未だに不明だけど、亡くなった事実だけは明らかで、享年38歳はジャンキーだったにしろ、早すぎる。ほぼ自分と同い年だったし。(自分は51年2月、彼は52年7月生まれ)では、曲へ

T-2~33”
M-2 Stranded In The Jungle / New York Dolls
4’01” 完  「Sophisticated Boom Boom /VA」   MSIG-0868


T-3~9”
M-3 Uranium Rock / The Cramps
2’04” 完 「All Tore Up」  SAFE-1


<トーク2>  曲受けて解説~今さらいうまでもなくドールズはジョニーの元いたバンドで、パンクの元祖とかアメリカ版グラムロックとか。今野雄二さんがイレこんでたのを思い出す。あの人の趣味も変わってたから。サンタナからピストルズまでジャンル関係なくピン!と来ると解説してた。ピストルズの「アナーキー」のPVを日本で最初にOAしたのは今野さんが司会してた番組「ノック」でした。それを見て、もうヤラれたね。ドールスは75年夏内田裕也さんの主催の「ワールドロック・フェス」に出たけどジョニーはいなかったね。シルベインとヨハンセン以外は別もの。CDも出たはず。持ってないけど。でも、73年とかでこういうサウンドだからね!クランプスもある意味共通してる。ヨレ具合とかいびつなロケンローで。これまたボーカルのラックスの死去でおしまい。2009年の2月。もう6年もたつんだねー。90年に当時のエムザ有明に来て初ライブ。これがスゴかった。エロくてヤバくてキモチよくて。まさに夫婦の生み出す夫唱婦随のゲージツだ。では曲へ!

T-4~18”
M-4 I Got A Right / Iggy Pop
3’19” 完 「Nuggets」 Jungle FREUDCD074


T-5~20”
M-5 Too Much Junkie Business / Johnny Thunders& The Heartbreakers
2’26” 完 「Live at The Lyceum Ballroom (March 25th 1984)」 TECW-20267


<トーク3>   イギーは60年代に現れた瞬間からスゲー!って。ただ、実際に聴いたレコードの音は案外ショボくて少しがっかり。でも写真とかはカッコよかった。いつも裸で。ジミ・モリソンに負けまいとして脱ぎ出した、という噂だけど、全然イケてた。ただ、初期のレコードはテンポがのろくて。クラッシュのデビューアルバムに似てるかな。実際より音が弱い。録音とか技術面で。ピストルズは最初からアトミックだったけど。このジョニサンは2度目の再結成の時のロンドン録音。かなりロレッてていい。来日が85年の1月、ツバキでした。ロンナイで人気だからって関係者が声がけしたらしい。86年にも来て、日本青年館って神宮にあったハコでやったね。ツバキでもやったし。その後も何度か来て、チッタとかハコが大きくなってた。で、91年の4月に来たのが最後になる。ハノイロックスも不運で、83年にメジャー契約してこれから、という時にドラムのラズルが交通事故で亡くなり、すべてがご破算になって、彼らの人生も狂って行った。ちなみにボーカルのマイケル・モンローはソロデビューアルバムでジョニーのバラッド、「You Can’t Put Your Arms Around a Memory」をカバーしてる。

T-6~17”
M-6 Que Sera,Sera(Whatever Will Be Will Be) / Johnny Thunders
3’37” 完  「Que SeraSera」 BLCY-1037


T-7~10”
M-7 Don't You Ever Leave Me / Hanoi Rocks
4’05” FO 「Two Steps From The Move」 Sony 39614


        
 このあとはKatchin'のコーナー「RUMBLE」へ

 いかがでしたか、今夜のKenrocks Niteは?前半の大貫コーナーは先週の恒例ロック解説イベント「CROSSROADS」でのテーマにもしたもので、やっぱりR&Rは健全なのはイマイチで、基本が「不良」。でも、それだからこそ、Bad Evil Ugly が美しい!って感じを受けるんだ、という自分としての見方を示そうとしたんですね。あんまり「一家団欒」の似合うR&Rなんてないし、そういうのは自分にはまるで面白くないんです。
 お知らせなど~メールもよろしく。rocks@interfm.jpまで。
 今月は23日の土曜日に渋谷のGAMEってハコでロンナイです!しかもオールナイト!バンドもあり。RadiotsとSwing Kidsふたつ。チケットは2400円で前売り。イープラス http://eplus.jp から買えます。問い合わせは渋谷ゲーム03-5456-5038まで。では今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。来週は若い日本のバンド、PLASTICZOOMSのボーカルのshoくんがゲストです。じゃあまたアディオス・アミーゴ!


お友だち歴ガイナーなバンドのひとつ、ヨシヤくん率いる4人組RADIOTS。


最近知り合ったバンドのひとつで、ロカビリーにガレージにパンクがゴチャまぜになってる。カバーも楽しいトリオSwing Kids。