オープンロードにひっそりと佇むafrica zou。そのブルーの看板が夜目にもキレイ。



今回はロカビリー/パンクなどがお得意のYU-TA姐さんと同伴でした(笑)。



暗くてなんだかよく分からないですよね。手前の女性が写真を撮ろうとしてて、奥にはDJブースに張り付いてるお兄さんがいます。


誰かが写真を撮ってたようで、この人たち、そっち(左)を向いてそれぞれポージング!元気いっぱいですね。
 



 先週、9日の土曜日、折からの台風接近にもメゲず、富士市の吉原というところにあるお店で、ほぼ2年ぶりにワタシ大貫とYU-TAの二人でのコンビによる「チョーmini mini london nite」をやって来ました。


 前回とは違い、富士インターから降りてわりとすぐの町で、あの有名な安藤広重の「東海道五十三次」の浮世絵にも13番目の宿場として描かれている、江戸時代のいわば交通の要衝でもあった由緒ある吉原宿での開催で、自分とYU-TAでまさに「弥次喜多」道中さながらに夜出て朝帰る、といういつものパターンを踏んで行って来たんです。


 台風の襲来だけが危惧されましたが、幸運にも「晴れ女」を自称するYU-TAともうひとりがいたおかげ?なのか、よにかくそれほど風雨の影響もなくスンナリと行き来出来ましたメデタシメデタシ。って終わりじゃないですよ~~!


 会場は当然ながら前回とは違い、前より雰囲気が今っぽいカンジ、店の看板やライティングとかもモダンでした。入るといきなり、受付で大きなバーカウンターが前にあり、その左手がフロアでした。普通に入れて70~80人ってとこですかね。だから80人限定にしたのか!と思いました。でも、中は明らかにそれ以上の人でごった返していました。


 年齢とか来てる人の雰囲気とか、これまた前回と少し違って、前の時は「ツバキハウス」時代の「常連」という方が多くいらしたんですが、今回はそこからいくぶんか若返り「ミロス」や「ワイヤー」で遊んでました、という方が多くいらしてましたね。10歳は平均で若くなって、オシャレした30~40代くらいの女性の姿が目についたのも、今回の特徴のひとつでした。みなさん、地元か近隣にお住まいの方々でしょうけど、中には「東京から来ました。実家がこっちなもんで」という奇特な方もいましたねぇ。


 いずれにしろ、会場は大賑わいで、満員大盛況。コレ以上はキケン!というくらいまでパンパンに入ってました。嬉しい限りです。地元のDJのみなさんが、このイベント「ULTRA SMILE」を盛り上げて行こう、という気概に満ちて、そういう気分は会場内に溢れてましたね。何人かのDJの方とはお話する機会もあり、やはり、みなさん共通しているのは、自分のことを古くからご存知、それがラジオだったりクラブだったりイベントだったり色々ですが、とにかくロックが大好き、というところは同じですね。


 このイベントの主宰はFacebookで知り合いから紹介された方で、自分とそんなにはトシ離れていない、でも実にスマートでクレバーな方なんですが、何より人柄、温厚で誠実という言葉通りのオジサマで、周囲の人からも慕われている、そんな普通の方です。イベントの成否は何を置いてもまず、現場の関係者のヤル気です。主催者のみならず、関わる全員の意思がキチンと統一されていて、みなで一丸となり成功に向けて頑張っている、というのが最低条件です。自分のLONDON NITEもそういう部分を忘れがちになります。でも、そういう時こそ手綱を締め直して原点からリセットしないとダメなんです。慣れと驕りはもっともキケンなモノであり、そういう信号をキャッチして糺すことが主宰である人間(自分もですが)の役目かと、そう思うこの頃です。


 写真を(写りが悪くてスンマセン。なにぶんほぼライトがアンダーなんで)見ていただければ、そのへんの雰囲気はお分かりになるかと。みなさんのエネルギーが自分たちに跳ね返り、それでまた増幅してこちらからもエネルギー出して、さらにそれが反射増幅する、という好循環。キケンドラッグとかいろいろクラブや踊り場でのネタ作りのアテにされてるような最近ですが、そういうことは恐らく昔、70年代とか80年代の頭頃にはあったかもですが、自分の知る限り、クラブ=ドラッグというのは近年は感じられないです。まぁ、ロックなイベントにはほぼ無縁ですね。みんなアルコール大好きですから(笑)。


 今回は新しいこのハコ(africa zou)で最初の開催でしたが、出来ればまた来年もここでやれたらいいな、と思います。みなさんのオーラというか発散されてるエネルギーが温かく、ポジティブな輝きに溢れてるんで、自分にもそれがプラスに作用してよりエンジョイアブルなDJ空間が創出される、そんな感覚です。それにしても、みなさん音楽ファンです。ロンナイのマストはもちろん、ロンナイじゃあんまりプレイしないロック・クラシックのナンバー、例えば、ドアーズの「ハロー・アイ・ラブ・ユー」とかドゥービー・ブラザースの定番「ロング・トレイン・ランニング」なんかも、ニューウエーブの代表的なアーティスト、でもちょいマニアックな、エコー&ザ・バニーメンの「カッター」やポリスの「高校教師」とかでも大歓声です。中には「ブルースとかありますか~~?」なんて声も聴こえました。さすがにブルースは持って行かないですが、次回そういうご要望なら試しにかけてみようかな、と。ニューオーリンズ系のR&Bやケイジャンやザディゴ、ポルカとかはロンナイでもその昔はよくかけてましたね。


 そういういわばGroovy Rock Caravanでよくプレイするようなものもニーズがあればかけてみたと思います。今後は、こういう二人とか3人とかでのmini mini london nite的なイベント、というかセットが増えて行く気がします。次回のそういうのはロンナイ夏祭り後、8月30日の宇都宮はπ(パイ)での「globarismo7」というモノになります。またまた自分とYU-TAとのコンビでいきますので、北関東方面のみなさん、よろしくです。⬇