今回の企画の主役のひとり、コレクターズのギター、コータローくん。もう30年来の付き合い。



パーティーの花はこのスペシャル・バンド!パンクからの怒濤のロケンローがカッコよかった! 





 もう、かれこれ、30年くらいになるのかな。彼らとの付き合い。


 そう、彼ら、とは今も現役で活躍しているバンド、ザ・コレクターズのこと。そして、その中でも一番親しくしていたのがギターの「ノッポくん』のコータローくん。彼の名字は「古市」。でも、名字で呼んだりしたことないし、いつも「コータロー」だった。


 その彼から連絡があったのがひと月くらい前で、FACEBOOKを通じてだった。便利ですね~。電話番号とか失くしても、こういうネットの中で出会うと簡単に連絡とか取れちゃうから。もちろん、誰にでも個人情報を教えているわけではないけど、今まで音信不通だったり、連絡先を失くしたりしていた旧友、知人などに出くわすと、すぐに友達申請して連絡出来るようになるから。


 で、その用件というのが、昨日、5月15日木曜日の夜9時ころに仲間内のパーティーがあるので、みんなツバキ時代からの知り合い、友人なんで、オーヌキさんにDJしてもらえたらな、って。ということでした。もちろん、OKです。プライベートなパーティーということだったので、誰にもお知らせしなかったけど、本当に楽しくDJ出来たし、パーティー自体も関係者?大勢で賑わい、それもアットホームな雰囲気でなごやかでした。


 彼からのDJについての注文は「84年頃のツバキ・ロンナイ」みたいな感じで、というモノでしたが、正直「そんなの覚えてないよ」でした。なので、彼には「了解。基本60'sなビートものに少しニューウェ-ブやパンクを入れるよ」と答えました。実際、やってみると多くのお客さんから「懐かしい」とか「この曲覚えてます」という励ましや共感の声をかけてもらえました。DJ冥利につきますね。


 このDJの後にパーティーの主役、コータローくんとその仲間たちによるスペシャル・バンドのライブがスタート!ギターがジョータローくんともうひとりで、後はベース、ドラムにボーカルという普通の編成。で、何をやるのか、と思う間もなく、いきなり耳に飛び込んで来たのは「あら、ま!」な曲でした。聞き覚えのあるギターのリフの響き、なんと!ピストルズの「Holidays In The Sun」じゃないですか!「Cheap Holidays In Other Peoples' Misery」の歌前のひと吠えもキチンとあり、見た目とは全然違いそのギャップに驚いていると、2曲めが!さっきDJでかけたばかりの曲、再びピストルズで「Anarchy In The U.K.」さらにはジョニサンことジョニー・サンダースのマストな「Born To Lose」といき、そこからストーンズとか、パンクでロケンローな曲のオンパレード!みんな大ノリで、自分も30数年前のバンド時代を思い出しました。ああいうこと「オレもしてたよなあ」って。


 まさかコレコターズでああいう曲とか出来ないですもんね。あくまでMODなイメージですから。そのせいかいつにも増してコータローくんの笑顔が輝いているような気がしました。それは、純粋に音楽ファンとして、気の合う古い仲間たちと演奏するのを心底エンジョイしてる、ってことですね。まだまだ若い。見た目もハートも。お互いずっと16歳、みたいな気持ちでこれからもロックと付き合いたいもんです。頑張れ、オレたち!