全盛期のEL&P 左キース・エマーソン(Kyd)、右上カール・パーマー ( Ds ) 右下グレック・レイク(bs 6 Vo ) 




 いや~~~、すいません!すっかり遅くなっちゃいました。何が?って、そーですよ、毎週のロック・ファンの全国の音楽ファンのお楽しみ、毎週月曜の深夜24時から、Interfmでお送りしている自分のゴキゲンなRadio Program「Kenrocks NIte ver2」の、その放送した分の選曲リストのお知らせ!!


 間にCROSSROADSなんかありましたから、そっちに時間取られて、いや、まあ、言い訳ですね、とにかく遅れて申し訳ない。ということで、今週の番組、自分のパート(だいたい前半の37~8分ですかね)では、イギリスの60年代から70年代半ば(その後一時的に復活してものの、長くは続きませんでしたので、大貫としては、彼らの活動期間は70年のデビューから74年の半ば、全米ツアーの途中での休止まで、と考えてます。


 それを今頃何故特集?そうなんですね、というのは、ビクターから装いも新たに、内容は基本同じものですが、音質の向上がはかられ、さらにジャケットも普通のCDサイズではなく、紙ジャケものとも異なる、さらに拡大しての、ちょうど今までのシングル・レコードのジャケットのサイズくらいな感じ。7インチ盤のシングル・レコードの感じですね。今のCDあるいはPC世代にそのことがどれだけ理解されるのか、よく分かりませんが、実際そういうところです。またメーカーサイドの説明によると
 「EL&Pのオリジナル・アルバムより1st~3rdアルバム(エマーソン、レイク&パーマー、タルカス、展覧会の絵)を第1弾として同時発売。7インチ・シングル・サイズ(18cm四方)でオリジナルLPを忠実に再現した大判紙ジャケットを採用。
 音質もこれに用いられたプラチナSHMという手法は、メーカーいわく「禁断の領域まで踏み込んだ規格外の新たな世界」だそうで、K2HDマスタリング/HRカッティング/ターコイズブルーレーベル仕様ということ。技術的なこには極めて弱い自分ですが、何でも、「通常、CDの反射面(裏側)にはアルミが使用されているらしいんですが、まさにこれではプラチナが使用され、それによりより精緻な音の再生が可能になった」らしいんですね。そこまで原音再生を求めるのか?と、正直自分なんかは?ですが、オーディオにうるさい人には朗報なんでしょうか。


 ま、そういうことでまず手始めにEL&Pの初期の3枚から発売になり、以後、順次プラチナSHMによる製品が続くようです。音質がいいのはいいことですが、聴く器材も重要だし、何よりお値段が規格外商品ですので、3600円(税抜き)とそれなりですよね。高品位でオーデイオに詳しい余裕のあるファンなら購入してみるのもいいかもしれません。解説は前と同じで、ここは古いまま。デビュー作の「Emerson Lake & Palmer」が大貫憲章つまりワタシ。セカンドの「タルカス」が伊藤政則サン、そんでライブの「展覧会の絵」が和田誠サンだったかな。とにかく、スペックはどんどん新規更新されてるのに、解説がチョーのつくベテランばかり。実はそこがこういうカタログものの要なんですね。自分で言うのもナンですが、やはり自分が買う場合も、古くからそれぞれの分野で活躍して名前を聞いたり見たりしていた人が解説してる方がいいです。書いてあることウンヌン以前の問題で、ある意味「信心」みたいなモノです。メタルは伊藤サンが解説してるものなら安心、みたいな。


 前置きがかなり長くなりました。とにかくそういうことです。では、

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Kenrocks Nite ver2 EL & P リイシュー記念!? 4/21 OA 2014

<前枠>こんばんは。1週間のご無沙汰です。大貫&カッチンです。この1週間はどういう感じかな?もうじき連休来るからワクドキ?ちなみにイベントなど自分は23日、明後日水曜日の恒例オルガン.バーでの「ロック講座なビデオジョッキー」CROSSROADSが。今回から時間帯が多少変わり、スタートは21時半と同じですが、終わりが23時ちょうど!で30分短く。終電が気になる、というお客様の要望もありこうなりました。今回は先週ここでやったようなDead Rock Stars In Aprilなものでお話しようかと。映像と音楽でジックリ楽しんで下さい。¥1000ポッキリ。キミのはまた後でネ。今夜は基本、19回目の神経衰弱じゃないけど、何度目かのリイシュ=になるEL&Pのデラックスバージョン発売記念?でお送りします。ま、プログレですね。通な世界。その前に1曲だけ新譜からカイザーチーフスのコレを。

T-1~17"
M-1 Ruffians On Parade / Kaiser Chiefs 『Education, Education, Education & War』 HSE-60181



<トーク1> はい、カイザーチーフスでアルバム~から~でした。3年ぶり5枚目新作で7年ぶりに初登場No1に。人気復活らしいね。トム・ジョーンズやカイリー.ミノーグらとイギリスのオーディション番組の審査員もしててそういう意味じゃKリャリアは10年ちょいでも、もうベテランなんだ。
 さて、ここからウチならではの「From The Underworld」な気分で特集。正真正銘のチョー大ベテラン、エマーソン・レイク&パーマーのまた豪華なブルーディスクでのSHMCDリイシューされたんで、知らないみなさんのためにおせっかいにも特集。
 バンドは3人の人気ミュージシャンで構成されたいわゆる当時のSuper Group。1970年8月デビュー、第3回のワイト島フェスにも出演し話題に。ジミヘンの死もあり、時代の変化の節目をそのドラマチックなサウンドとパフォーマンスでトレースしたと評される。
 11月にデビュー・アルバム発売。翌71年5月にセカンド「タルカス」を。シンセサイザーをステージで駆使する最初のバンド(ナイス含め)であり、そういう意味からも人気はうなぎ上りで人気面でもツェッペリンをしのぐほどに。では、その中から。

T-2~14"
M-2 Jeremy Bender / Emerson, Lake & Palmer 『Tarkus 』 VICP-78002


T-3~13"
M-3 Knife Edge / Emerson, Lake & Palmer 『Emerson, Lake & Palmer』 VICP-75057


T-4~1'01"
M-4 The Only Way (Hymn) / Emerson, Lake & Palmer 3'50" CO 『Tarkus』 VICP-78002


<トーク2> 大ゲサとか電気の無駄遣いと揶揄されたりしつつも、人気はさらに上昇、そんな中11月に、3枚目としてライブで人気のあったムソルグスキーの古典「展覧会の絵」をライブ録音盤でリリースし人気は頂点に。
 エマーソンは実際、オーケストラとの共演を希求したがほかの二人は拒否。そこでシンセと視覚による壮大なライブを行いトコトンまで。そんな72年はツアーに明け暮れ、春の全米ツアーに始まり6月に4枚目の「トリロジー」を発売、7月には山内テツ加入後のフリーを前座に初来日。東京は伝説の後楽園球場で颱風直撃のライブで機材が不調、甲子園では観客がステージに殺到し大混乱になり中止。散々な来日劇。
 73年にはこうしたハードワークがメンバー間に亀裂を生み、次第に人気に翳りも。イエスにこの分野のNo1を明け渡す。音楽的な新鮮味も模索するが決定打に欠け、徐々に3人の個人的活動が表面化。ジャケが話題を呼んだ「恐怖の頭脳改革」(イラスト&デザインはまだ無名エイリアン前のハンス・アンドレ・ギーガー!)が11月に。74年もツアーで4月にはあの「カリフォルニサ・ジャム」でパープルと大もめ。結局バンドはいろいろな問題を抱え8月の全米ツアS-を最後に突然の活動休止に。
 77年に一時的に復活したものの80年には完全にジ・エンド。2月正式に事務所側から解散声明が出され、日本の新聞の記事にもなったりした。

T-5~0"
M-5 Promnade / Emerson, Lake & Palmer   『Pictures At An Exhibition』 VICP-78003


T-6~インスト
M-6 Nutrocker / Emerson, Lake & Palmer 『Pictures At An Exhibition』 VICP-78003


T-7~10"
M-7 Lucky Man / Emerson, Lake & Palmer 『Emerson, Lake & Palmer』 VICP-75057


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 以降はKatchin'のコーナー「RUMBLE」へ。60年代な正調ノーザンソウル大会でしたね。
来週も是非聴いてみてください。サポートよろしくお願いします。ちなみにゲスト大会で、自分の方には5月21日に新作『新世界』がリリースになる日本のラスティック・ストンプなバンド、OLEDICKFOGGYが初登場してくれます。Katchin'の方にもレゲエのMCなどで(kachin'のコーナーのも彼です)おなじみ、Chelsea MovementのMartin Kinooくん(生粋の日本人です!)またもや登場です。乞う、ご期待!4.29 ( Mon) 24:00~25:00