イタリア・イギリス合作映画「The Blow Up」(邦題 欲望)のサントラ盤ジャケ。ここに収録されたロック音源のひとつがヤードバーズの「Train Kept A Rollin'」の改作バージョンの「Stroll On」。監督は脚本も担当したイタリアの鬼才、ミケランジェロ・アントニオーニ。音楽監修はジャズ畑のアメリカン、ハービー・ハンコック。1967年公開。


 


 みなさ~~ん!毎週ラジオ聴いてくれてますかあああ??まぁ、全国どこでも好きに聴ける、というのじゃないんですが、PC環境あれば案外イケるんですよ。あ、スマホでも同じみたいです。要するにアプリを使用するんですね。



 そのへんはインターFMのHPでも見ていただくとして(→http://www.interfm.co.jp/howtoenjoy/ )

ここでは先週OAした番組の内容を選曲リストと自分の書いたコメンタリーを付けてここにご紹介しておきます。みなさんの音楽ライフの参考にでもなれば嬉しいし、自分たちのラジオもなおさらやり甲斐がある、というものです。では、以下の通り。

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Kenrocks Nite Ver2 Blues Rock #2 3/15 OA '14

<前枠>  こんばんは。3月も半ばですがみなさん変わりなくやってますか?我々は何だか背筋とか首の周りとか涼しいつーか、ゾクゾクッてするんですが気のせいならいいな、と~今夜は先週に引き続き「ロックはブルースの子供である」の続編です。やり方を変えて、オリジナルとそのカバーであるロックを聴き較べてみようと。より分かりやすいかも。では!オープニングはヤードバーズのナンバーです。これ、元々は彼ら自身もプレイしていたタイニー・ブラッドショーの「Train Kept A Rollin '」がオリジナルですがそれを彼ら自身がさらにアレンジしてタイトルも変えて録音したもの。映画「欲望」のサントラに収録されたもの。音が太いです。

T-1~34"
M-1 Stroll On / The Yardbirds 『Having A Rave Up With The Yardbirds』 VICP-61099
(写真は上に)

<トーク1> 曲受けて、つーことで今夜は先週からのブルース/ルーツミュージックが白人ロックに与えて大き過ぎる影響を改めて検証します。

T-2~10"
M-2 I Just Want To Make Love To You / Muddy Waters  『Stone Rock Blues 』 MVCM-22037
T-3~4"


M-3 Just Want To Make Love To You / The Rolling Stones   『Singles 1963-1965』 UICY-9419/30



T-4~15"
M-4 Roll Over Beethoven / Chuck Berry 『Best One』 UICY-1524


T-5~16"
M-5 Roll Over Beethoven / The Beatles 『Second Album』


T-6~10"
M-6 Bright Lights, Big City / Jimmy Reed 『The Anthology』 NOT2CD414
T-7~4"


M-7 Bright Lights, Big City / Them 『The Angry Young Them』 Deram 844 824-2


<トーク2>  曲受けて、で、60年代という時代背景を考えれば、こういう現象は当たり前だったのか。それはまだロックが若く、経験が必要な時代でその意味ではブルースやR&B/フォークというジャンルの音楽は手軽でカッコイイお手本だったということ。今の時代にそれはない?いや、今から紹介するストライプスとかがそうなように、今でもロックの原点はそこにあるんだから、今のバンドがそういう点に目をつければあながち無理なことでもない。ただ、日本の場合はそれでは商売にならないのは現状明らか。BAWDIESなんかもそのへん葛藤あるだろうね。彼らのプロデューサーでで曲も作ってるデリコの直樹くんもそういうこと言ってました。日本で洋楽まんまでは厳しいと。にしてもこの時代のロックもブルースもすごく生き生きしてるよねー。

T-8~22"
M-8 Got Love If You Want It / Slim Harpo 『Excello Singles Antholog』 Hip O Records 58302


T-9~30"
M-9 Got Love If You Want It / The Strypes  『Blue Collar Jane』 UICR-1102




T-10~13"
M-10 Pills / Bo Diddley   『Lipstick, Powder & Paint! The New York Dolls Heard Them Here First』 MSIG-0877


T-11~14"
M-11 Pills / New York Dolls 『New York Dolls』    mercury  832 752-2


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以上ここまでが自分の担当。このあとは相方のKatchin'のコーナー「RUMBLE」。相変わらず、CDと本も出たノーザン・ソウルのオンパレードです。このあたりは彼のHP或いはインターFMのHPから番組へとインしてみてください。

今週末の放送も土曜の夜11時からです。ブルース関係は一旦終了ですが、同じくロックのルーツ探訪シリーズの一環で、いわゆるプログレ、60年代から70年代にかけてイギリスから世界中に波及したProgressive Rockなんてものを紹介してみようかと。昔のものだけではなく、今の時代にも生き続けているプログレ的な音楽とかも一緒にお送りします。乞うご期待!!なお、番組へのメールはrocks@interfm.jpまで、よろしくデス!
いつも聴いていただきありがとうございます!!