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M-5Do they Know It's Christmas? / Band-Aid
エチオピアの飢餓問題から生まれたクリスマス・ソング。当時ブームタウン・ラッツのボーカルだったボブ・ゲルドフと同じくウルトラヴォックスのギター/ボーカルだったミッジ・ユーロ二人による曲で、多くの人気者、スターが一同に集まりボランティアでベネフィット行為を行なう、ということが世界的な話題になり、ここから例えばアメリカでUSA FOR AFRICAとかも生まれました。 プレゼント




 また、懲りずにやらせてもらいます。


 毎週土曜日にInterfm 76.1でお送りしている自分の番組「Kenrocks Nite ver2」、聴き方など何回もここでお知らせしましたが、まだ、「聴いたことない」という方も多いようです。今週末の金曜くらいとかにまたお知らせしますね。クドい、と言われようがかまいません。一人でも多く番組ひいてはロック・ファンを増やすためには、いかなる努力もいといません。


 ということで、こないだ12月7日に放送した番組の選曲リストと自分がコメント用に書いた資料など書き込んだ進行表を添付しておきます。みなさんの音楽生活の一助、参考になれば我々も幸いです。
 
 では、以下の通り。
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Kenrocks Nite ver2 12/7 OA X'mas Songs & Chris Spedding LP  '13

前枠

T-1~インスト
M-1 Winter Wonderland / Booker T. & The MG's 『Cool Christmas』 WPCR-116

T-2~インスト
M-2 Santa Claus Is Coming To Town / Les Paul & Mary Ford   『Working Girl MY Happy Christmas』 TOCP-6496

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これはもちろんオリジナルのジャケットです。54年なんて自分が3歳の頃ですが、そう考えるとスゲー昔ですネ時計

 このオリジナルは「Christmas Cheer!」 (1954)収録 。レス・ポール自身はギタリストで発明家。まぁ実際、ギブソンの有名なレス・ポールはこの人の作ったものだからね。概略は以下の通り~1949年、12月、メリー・フォードと3度目の結婚をする。「Les Paul & Mary Ford At Home」というTVショーは7年も続いた。1951年、メリー・フォードとのデュオ「How High the Moon」が全米1位を獲得。1952年、ギブソン社初のソリッドギター「レス・ポール」が発売される。またアンペックス社からレスが開発した世界初の8トラック・テープレコーダーも発売された。

T-3~12"
M-3 White Christmas / Otis Redding   『Cool Christmas」 WPCR-116
 オリジナルは1968年発売のソウル・ファンの間で大好評のクリスマス用企画アルバムの『ソウル・クリスマス』。アトランティック・レコードのソウル・スターとその傘下のメンフィスのレーベル「Stax」のアーティストたちの作品を11曲集めた何ともゴージャスなアルバム。1968年10月23日、ニューヨークのアトランティック・スタジオでの録音。その3曲目がオーティス・レディングの歌うクリスマス・ソングの定番「ホワイト・クリスマス」。あの時代のブラックなソウル歌手による「ホワイト・クリスマス」、なんか考えちゃうのは考え過ぎ?

<トーク1> 受けて解説し、お便りなども。曲へ~
T-4~3"
M-4 I Wish It Could Be Christmas Everyday / Roy Wood   『Christmas Songs』 SICP-1600~1

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この主人公ロイ・ウッドは若い頃からあごひげとかヒゲモジャのオヤジみたいなヘンなおじさんでした。グラム・ロックのスターには案外向いてた?怪しげで。星

 イギリスの風変わりなミュージシャンのひとり、元Moveでその後E.L.Oを作り、さらにその後Wizardと飛び跳ねたロイ・ウッドのいかにもな感じのクリスマス・ポップ。73年から年をまたいでヒットの上位にランクされたけど、1位にはなれなかった。何故か?スレイドのクリスマス・ソング、ロンナイでもマストの「Merry X'mas Everyboby」がずっと1位を独占していたから。ホロ苦いネタ話。けど、「毎日がクリスマスならなー」なんていう発想はいずこも同じなんだね。

T-5~10"
M-5 Do They Know It's Christmas? / Band Aid  『Superstar Christmas』 SRCS-8505
 今さら説明の余地もない、この曲からいわゆるエイドもの、ベネフィット・ソングなどが流行するようになった。曲はイギリス・ロック・シーンの人気者であり1984年当時、エチオピアで起こった飢餓の救済基金の発起人のだったボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロにより書かれた もの。多くの人気ロック/ポップ歌手がこぞって参加してスーパーグループが生まれ大きな話題に。それがひいてはアメリカのUSA for AERICAなどに引き継がれていった。おかげで?ゲルドフさんは王室から「Sir」の称号を授与されました。ミッジは違うんだけどね。

<トー2>
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このジャケもおおいに人気のあるもので、やはりクルマ、衣装、エレキと全部が50'sなロケンロー仕様なのがイイです。ひらめき電球

今夜の2本目の特集は、メジャーだけどイマイチ著名になれない職人肌のギタリスト/SW、クリス・スペディングのアルバム『クリス・スペディング』が最近またリイシューされたのでお知らせの意味もこめて紹介。まずは75年にシングルヒットした曲から。R&Rのオンパレード。彼はジャズからプログレ系など幅広い音楽をこなしたけど、ロケンローが実際には一番好きみたいです。ロバート・ゴードンの作品にも参加したしね。でも、多くの人には、ピストルズのデモトラック録音に参加したのが有名、というか、そこから彼を知ったという人が多いはず。ロケンロー好きと言えば、ジェフ・ベックとかもこういうR&R Rootsなものも作ったしね。ZEPのボーカルのロバート・プラントさんとかもみんなロケンローが好きなんだよね。子供の頃に聴いた音楽が心の故郷ってことですね。

T-6~12"
M-6 Motor Bikin' / Chris Spedding 『Chris Spedding』   VSCD-9155

T-7~27"
M-7 Sweet Disposition / Chris Spedding 『Chris Spedding』  VSCD-9155

<トーク3> で、この曲がハイライト!いろんなギタリストのプレイぶりを彼が真似て1曲に仕上げているんです。オープニングは基本ですね、ブルースの巨人、アルバート・キングの有名なナンバー「クロスカット・ソー」のあのフレーズから入ります。全部で何人出て来るか数えたりするのもロック・ファンとしては楽しかったです。では、時間までどうぞ!

T-8~
M-8 Guitar Jamboree / Chris Spedding 『Chris Spedding』  VSCD-9155

 この後Katchin'のコーナー「RUMBLE」に続く。今回はノーザンじゃなくラモーンズ関係でした!Richie Ramoneのニュー・アルバムなどから。


以上、今週もよろしくです。14日の土曜日の11時からですよ!