特定秘密保護法、なんとなくこの漢字見ただけでヤバイ感じしますよね。どんな秘密がそこにあるのだろう?みたいな好奇心にかられます。でも、みだりに首を突っ込んだりしてはイケナイんですよね。
そういう秘密を固く守るための法律ですものね。それが国会を通過した今日。
いや~な気持ちが、胸焼けみたいな、逆流性食道炎みたいなツカエが取れないような気分しますね。


 自分は評論、DJなど音楽関係で40数年生活して来ましたが、ここにきて、「風営法」とか「著作権」とか、いろいろな法律に苦労させられています。
法律は一度出来てしまうと、それを変えたり、破棄するのにはかなりな労力や時間がかかるんですね。しかも、国民みんなで意思を統一して、つまり一致団結していかないと話にもなにもなりません。
 そのいい例が風営法、風俗営業法です。この法律出来た頃には今のような世の中になると誰もが思いもしなかったはずですが、法律は未だに生きて、威力を発揮してます。解釈の仕方も管理者側と自分たちとでは随分考え方や意見に隔たりもあります。


 で、今回の特定秘密保護法。現状すぐに何かが変わるとか不都合が起るとは思えませんが、そういうコトが今後いつ起きても不思議ではない、というのがこれまでの歴史の教えです。風営法みたいに、一般生活者にはほとんど何の利害もなさそうな、「風俗関係」専門の法律に思えるものでさえ、暮らしには大きな影を落とします。潰れたディスコやクラブの周囲にあった飲食店やコンビニなどは人の流れが変わり、結果、移転や廃業になることもよくあります。


 自分が思うに、政府や権力者の都合によって法律が作られたり、無くなったりするのは危険な兆候だということ。今、まさにRED ALERTです。デモしたり罵声を浴びさるなどしなくても、「意識する」ことは誰にも出来ます。考えること、それがスタートであり、帰結点でもあります。パンクのファッションのことを、ライブのことを考えたりするのと同じように、自分の生きている社会のことを考える、ということ。ジョーの言うように「Punk is Attitude」なんですよ。