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黄昏時の曇り空。その下のピンクのバラの輝き。 



 本当にここんとこのお天気は嫌になりますねぇ。東京は台風の影響で秋晴れなんて、ほとんど拝めないこの秋になりそう、つーか、もう晩秋ですからね。


 そんな異常気象に見舞われる世界中の国や街で、多分、みんな同じような気持ちでいるんだろーなー、って考えたりします。あなたもそういうこと思いませんか?そういう意味では、その瞬間、自分は世界中の人と繋がってるんだ、って思ったりね。オーバーな妄想じゃなく、現実の日常での気持ち。

 ポイントはそこじゃあなく、こういう中でも四季はあり、多少今までとは様子が違うとは言え,季節は巡り、折々の自然の景色を見せてくれるというところです。「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」とは有名な漢詩の井伏鱒二の和訳ですが、その意味するところは「いいことはすぐに去ることが多い」或いは「邪魔が入ることが多い」ということのようです。折角キレイに花が開いたと思ったら風に散らされる、というように。


 ですから、今日の夕方にいつものようにチャリで行きつけのカフェに出かけた時に、あるお宅の玄関先で大きなピンクのバラが一輪だけ雄々しく咲いていたのを見つけて、写メりました。夕暮れの薄暗く曇りがちの空の下、何故かこのバラのピンクが印象的でした。で、こういう健気な花を見るにつけ、自分もまさにこうありたい、と願わずにはいられない気分になるんです。ガンバロー、オレたち(自分と花)、ってな感じで。