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このアルバムが世界にパンクがただの「反抗期の熱」ではないことを知らしめた!

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放送時間も前より早くなりました!土曜の夜11時からです。



 昨日のInterfm 76.1のラジオ「Kenrocks Nite ver2」いかがでしたか?夜も多少は早めになり(23時から1時間)、前よりは聴きやすい時間帯になったかと。

おかげでメールのお便りも以前より都内からのものが増えてます。引き続きよろしくです。rocks@interfm.jp まで

さて、今回もここに昨日の番組の自分のパートの選曲リスト&コメンタリーを掲載します。ラジオとあわせて見ていただけると、さらに深い音楽探求が可能かと。参考にしてもらえれば幸いです。
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Kenrock Niet ver2 The Clash特集#3 10/12 OA
前枠
「今夜は大貫は全編TheClash特集。当たり前ですね。「LONDON CALLING」やるんだから。1時間でも足りないくらい。」

T-1~21"
M-1London Calling / The Clash  『London Calling 』 ESCA-7811
T-2~12"
M-2 Brand New Cadillac / The Clash   『London Calling』 ESCA-7811
T-3~16"
M-3 Hateful / The Clash  『London Calling 』 ESCA-7811

<トーク1> 3'00"
彼らの3枚目で初の2枚組。音楽的に飛躍的に幅広く、サウンドもダイナミックに。Pはイギリスの伝説的プロデューサーでミックが好むモット・ザ・フープルなどの初期に関わった奇人ガイ・スティーブンス。その録音の様子はDVD作品で確認出来る。発売は1979年12月。ただ、アメリカでは80年の発売だったので多くの雑誌、批評家から「Best Album of 1980」と高く評価される。スカ/レゲエ、オールディーズ・ロカ、フォークロックなど多様な音楽性を取り込む。逆にそれはパンクファンの反感も買う結果に。

T-4~13"
M-4 Spanish Bombs / The Clash  『London Calling 』 ESCA-7811
T-5~1"
M-5 Wrong 'em Boyo / The Clash 『 London Calling 』 MHCP-482
T-6~25"
M-6 Lost in the Supermarket / The Clash  『London Calling 』 ESCA-7811

<トーク2> 3'00"
ジャケットも有名。1979年のニューヨークはパラディアムでのライブの時にお抱えカメラマンのペニー・スミスが撮ったもの。それをエルヴィスのデビュー・アルバムのデザインに写真&文字だけ変えてあてはめたもの。また、封入された歌詞カードにはジョーの手書きの文章や写真が満載で資料的にも充実。曲で言えば、内容はパンクの専売だった体制社会批判からはみ出し、人間の内面や歴史などへの問いかけも。音楽的充実とこういう精神面の多様性も作品のレベルアップに貢献。初めてジョー&ミック以外のメンバー(ポール)の曲が録音された。

T-7~21"
M-7 The Guns of Brixton / The Clash 『London Calling 』 ESCA-7811
T-8~35"
M-8 Death or Glory / The Clash 『 London Calling 』 ESCA-7811

<トーク3> 2'00"
このアルバム発売にあわせた「16TONツアー」という全英ツアーが久しぶりに行なわれ、そこで自分が取材同行し、初めて彼らのナマの姿を見る。DJもいてそれが今のDJ Scratchy(あの頃はバリー・マイヤース)で、それを見て日本に帰りすぐにDJの真似事を始めたのが「LONDON NITE」のきっかけ。最後の曲はジャッキー・エドワーズとジョニー・レイの曲作によるレゲエじゃ有名なナンバー。レヴォルーショナリーズなど多くがプレイしている。なお、隠しトラックとして最後にミックの歌う「Train In Vain / Stand By Me」が入っている。が、後にこれは制作サイドのミスで曲は初めから入る予定だとミックも証言。何にしろこの作品が出てクラッシュはある意味でピストルズを超えた。そして、この次の作品の破天荒さの予感も感じさせた。まさかの3枚組とは!

T-9~15"
M-9 Revolution Rock / The Clash    『London Calling 』 ESCA-7811

以上、この後はKatchin'の「RUMBLE」へ