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DJブースから出られないので写真はこういう風に遠目で。セーソクのみなさんへの挨拶の言葉中。

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ブースから見た客席。みんなかつてはレコード会社の最前線で活躍したり,放送局で活躍した方ばかり。現役も少しいますが。。




 自分とは、もうかれこれ40年くらいの付き合いになる音楽評論家/メタル伝道師こと、マサ伊藤先生の還暦を祝うパーティーが、火曜日の夜、渋谷のレストラン・カフェで行なわれ、昔の音楽業界関係者を中心に大勢の人たちが集まり旧交を温め合いました。


 しかし、伊藤さんは、そういう意味では未だにこういう多くのかつての、或いは現役の音楽業界関係者を集めうる、数少ない評論家のひとりです。自分とかはあんまりそういう交友が少なく、現在もお付き合いがある人は数人程度ですから。そういう意味では業界からもファンが多くいる、というのがセーソクの強みのひとつなんですね。ああいう開けっぴろげな性格で、裏表がない、音楽ファンと同じ目線で、そのへんは自分にも通じるところはあるかと思うんですが、違うのは、レコード会社、プロモーターなどの業界の人たちとまめに交流していたところです。


 まぁ、扱ってる音楽のジャンルがメタル/ハードロックろいう日本で異様に人気がある分野のものでしたから、メーカーサイド、呼び屋さん、海外のバンドのマネージメントやオフィスとかと実に親しく付き合っていたことは、彼の新著「目撃証言」を読むまでもなく、周知の事実でした。メタルはバンドの息が長く、そういう意味でも付き合いが長く深くなります。自分の好きなパンクとかは、その真逆で、バンドはすぐ解散しちゃうし、事務所はなくなるし、日本のメーカー担当者もよく変わるし、などで、ジックリ相手と付き合うなんていう状況さえ生まれませんでした。


 エアロ、ジューダス、メイデンなどを代表にボンジョヴィ、AC/DCなど、どれもみな20年、30年の超ベテランのバンドばかりです。同じ釜のメシを食う仲、という言葉がピッタリあてはまる世界なんですね。苦労も成功の喜びも分かち合って来た「仲間たち」なんです。そういうのを、自分は横で見ていましたから、何と言うか、悔しいし、羨ましい思いを抱いたこともありました。彼のラジオ、テレビの番組、今もご長寿番組で続いているものばかりです。こちらも長いんですね。スポンサーもついてます。


 多分、業界で一番愛されている評論家が伊藤政則さんなんですね。で、一番嫌いだ、という業界人が多いのがシXXさんみたいで、自分は「いいヤツなんだよなあ」で、そこから先が特にない、という、なんとも中途半端な感じです。業界人と飲み歩いた経験は数えるほど、イトーちゃんはほぼ毎週、毎日、そういう感じでしたから。シXXさんはハナから付き合いとかしませんね。


 そんな業界パーティーみたいなひとときでしたが、自分も好きな曲かけてDJしたり、久々に会う方と話をしたり、十分楽しい時間を過せました。何より、セーソクがDJを喜んでくれたのが一番でした。GS好きな彼にシャープホークスのバラッド「遠い渚」をかけていたら、いきなりブースに入って来て、「サイコー!」と一言あって、歌い始めてましたから(笑)!!セーソク、身体に気をつけて、これからも一緒にガンバロー!!!おめでとう60歳!