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浅草名物、八つ目鰻蒲焼きは日本でココだけ、八つ目鰻本舗で。

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円口類という珍しい口の持ち主なんですね。ヒルみたいですが。。。

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全体はこんな感じらしいです。目とは違う穴のようなものが体側に沿って7つあります。 




 さっき、いつものD&DのカフェのスタッフのKくんと、八つ目鰻の話でちょっと盛り上がってました。

 彼は八つ目鰻を全然知らないようで、だから、自分の体験談を聞かせてあげてたわけです。体験談、ってほどのモンじゃないすけど、まぁ、かつて遠い昔、一度だけ食べたことがあって、その時の話をしていたんですね。


 八つ目鰻は、名前は鰻になってますが、実際はウナギとは別の種類の魚類で、見た目がウナギみたいな長くてニョロニョロで、食用としても漢方薬としても古くから知られているんですね。Wikiによると、こうなってました。
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 一般的な意味で"魚"と見なされるが、現在生きているほとんどの"魚"が我々ヒトと同じ顎口類に属すのに対し、ヤツメウナギはこれとは別の系統である円口類に属している。円口類の中で現在も生存しているのはヤツメウナギ類とヌタウナギ類のみである。

 顎がない。ヤツメウナギの成体の口は吸盤状をしており、強い吸引機能がある。これで河底の石などに吸いついて、姿勢を保持することができる。またカワヤツメなど、一部の種ではこうした吸盤状の口で他の魚類などに取り付き、ヤスリ状の角質歯で傷を付けて体液を吸う。一見するとその様は大きなヒルが取り付いているようにも見える
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 なんか、こう言われるととても気持ち悪い印象ですが、正直見た目もまったくその通りです。写真にあるように、口が明らかに違うし、生きているのを目の前で見たことはないんですが、写真からでも十分に「異様」な感じが伝わって来ます。


 で、あれは、今から30年以上前、内田裕也さんの「New Years World Rock Festival」がまだ、「ニューイヤーズロック」と呼ばれていた頃、確か81年暮れの、浅草国際劇場でのラストの時の頃だったと記憶しています。そこでは当時の人気者たちがほとんど参加し、モッズやルースターズ、ロッカーズなどの「めんたいビート」勢も出たし、もちろん、当時クリエーションの竹田和夫くん率いる裕也さんのバックバンド、トルーマン・カポーティー・ロックンロール・バンドとか、古参のカルメンマキ&5X、宇崎さんのダウンタウン・ブギウギ・バンドやうじきくんの子供バンド、ハウンドドッグとかの人気者も出たりしていました。もちろん、SHEENA & THE ROKKETS はすでにレギュラーでパンタもいたし、何より一番の想い出は、元ザ.タイガースのアイドル、ジュリーこと沢田研二さんがEXOTICSを率いて出場したことです。


 この話は長くなるので、また機会があればどこかで触れてみようと思いますが、とにかく、あの頃、自分もLONDON NITEを始めたばかりで、今ほどは年末行事がなく、ニューイヤーロックには毎年のように出かけてました。


 この浅草に、八つ目鰻の専門店があり、ちょっとした名物でしたから、浅草の国際やロック座に行く度にその店の前を通るので、「いいニオイだなあ」なんていつも思ってたんです。普通に鰻の蒲焼きみたいなニオイなんで。で、ある時、一緒にいた若い友人が「ちょっと食べてみたいですね」と言うので、じゃあ、お土産で買ってウチの家族にも持ち帰ろう、ということになり、6人前くらい?うな重みたいにしてお土産で買い、ウチに帰り、いざ、食すと!!!!


 ウゲェエエエ。。。オエッ???何コレ?いやはや散々な評判で、「美味しい」という声は誰からも上がりませんでした。何を食べても平然としてるオヤジも、「コレはクセあるね」と箸が進みません。クセどころじゃなく、自分には、お店には悪いんですが、「噛み切れないし、ニオイがまるでビニールみたいな感じで、とてもあの香ばしい鰻の蒲焼きとは大違い」というモノで完全にお手上げでした。完食したのは、若い友人ひとりと、なんだかんだ言いいながらもパクついてたオヤジくらい
で、後はみなギブアップ。身体にいい、と言われても食えないものは食えません。


 土用の丑の日が近くなると、鰻の話が多く出て来ますが、自分にとってはあの今から30年も前の八つ目くんの想い出が、ニューイヤズロックの沢田さんの記憶とともに甦ります。
 
 ちなみにその時の出演者などはコチラで確認してみてください。
 http://www.rokkets.com/newyear/
 9th/ 1981-1982 浅草国際劇場(浅草国際ではこれが最後)
 
「ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL」ROCKER 達 立ち止まるな ゴールはまだ見えない
SHEENA & THE ROKKETS /・CREATION(竹田和夫)・PANTA・もんた&ブラザース・COOLS・ヒカシュー・ジョニー大倉&ロッキンビリー・ルースターズ・イミテーション・eX・セリカwithDOG・西園寺たまき(テレサ野田)&HIP・ぴかぴか・BAD SCENE・朝・カルメンマキ&5X・ジョー山中・ダウンタウンファイティングブギウギバンド・桑名将大・シャネルズ・アナーキー・白竜・ARB・モッズ・ロッカーズ・ザ.スターリン・ヴァージンVS・子供バンド・J_WALK・ハウンドドッグ・スターダストレビュー・BANZAI・葛城ユキ&ソルティドッグ・サンダーチーフ・ビートたけし・沢田研二&EXOTICS・内田裕也 &トルーマン・カポーティ・ロックンロールバンド


 さて、お店の名誉のために、これはあくまで自分の個人的な食の、嗜好の問題で、八つ目鰻ファンも多くいます。もし、ご自分で確かめたいのなら、浅草まで出向いていただきたいですね。今もお店は健在です。八つ目を食し、電気ブランなどを呑み、浅草情緒を堪能す、です。