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MODブームのド真ん中で多くのヒットを生んだ天才児、スティーヴ!!


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後期(68年ころ)スモール・フェイセス時代と思われる彼の勇姿!! 




 先日のCROSSROADS、おかげさまで生憎のお天気にもかかわらず、たくさんの音楽ファンのみなさんに来ていただき、自分も楽しい時間を過ごすことが出来ました。ここに改めて感謝します。


 年配の方もいたりして自分的には嬉しかったです。でも、ああいう方がOrgan-Barみたいなところにお一人で来るのは、多分かなりの勇気がいったと思います。年齢的には見た目、自分とほぼ同世代な感じでしたが、熱心に話しを聞いてくれ、映像や音楽にも興味深そうに集中してくれてました。


 基本、ああいう場所でやる時は、比較的若い年代、20代から30代後半くらいの方が多く集まるんですが、自分としては十代や50代とかの「昔」を全然知らない、あるいは逆に体験して知っているファン、どちらにも来ていただきたいんです。自分の早口で我田引水なおしゃべりも映像と音楽との効果で、ある程度理解してもらえると思いますから。


 日本の一部巷では、アイルランドの平均16才とかいう子どもな4人組、The Strypesに注目が集まりつつあるようですが、そんな彼らが好きなのが60年代のいわゆるBritish Beatと言われる、日本ではその昔はリバプール・サウンドなんて言われたもので、まぁ、厳密にはそれらは異なるところが多いんですが、それはおいといて、そういう過去のビート系のロックンロールを何故今、やっているのか?そっちの方が気になります。日本で言うとThe Bawdiesみたいな感じですね。


 さて、そんな話しをこないだしていたわけですが、4月に亡くなったミュージシャンというテーマもあり、フリーのポール・コソフからおなじみニルヴァーナのカート・コバーンまでを解説しつつ2時間。で、みなさんにそれなりに満足していただいて、帰っていただいた、と思ったら、常連のひとりから、「大貫サン、ひとり大貫サンが大好きな人忘れてるでしょ?」と言われ「え?そうかな?誰だっけ?」と言うと「スティーブ・マリオットですよ」とひとこと。瞬間、頭がクラクラっとし、ガビ~~~~ン!!!でした。そうかよ、マジすか?いや、そうだわ、スゲーヤバ過ぎだわ、と焦りまくりました。


 彼は実際ぼくの音楽の旅の中でもかなり重要な人物で、すごく優秀というか、天才とも言えるミュージシャンで、イギリスのロックを語る上で忘れてはならない人のひとりです。なのにねぇ。。。
今さら後悔しボヤいてもしょうがないですね。
WIKIでは、Stephen Peter "Steve" Marriott (30 January 1947 – 20 April 1991)と出ています。亡くなった原因は焼死ということで、どうやら寝タバコにいる火災だったようです。病気とかではないだけに、無念というか、残念です。60年代半ばにスモール・フェイセスというバンドを率い、ザ・フーとならぶMODシーンの顔として人気者になり、その後そこを飛び出して、新たにハンブル・パイというバンドを組み、70年代に世界的な人気を博しました。その後もソロ活動で亡くなるまで現役生活を送っていたんです。その歌声は白人とは思えないほど、ソウルフルでエモーショナル、天才児とうたわれ、同じように人気者だったスペンサー・デイヴィス・グループにいたスティーヴィー・ウィンウッドと並び称されました。


 そんな人物をポッカル、ウッカリ忘れたとは!!!アホですねぇ。お詫びの意味もこめて、ここに改めて彼を偲びたいと思います。映像はスモール・フェイセス時代のもの。カッコいいですよね。ファッションもややサイケ調で、時代の変化を映していて、そこも見所です。