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見事な幹と枝振り。こういうのが3本あります。満開です!


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枝にそってどこまでも花が続くような、そんな見事な咲きっぷりです。


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これは同じ公園にあるソメイヨシノではない、いわゆる山桜。花も葉も違うし、咲く時期もこちらの方が遅めです。キレイであることは同じですが。



 このポカポカ陽気で、日本の桜の開花予想は大幅に修正されることとなりましたが、まぁ、実際、気温はそんなに上がらなくても、ここ1週間くらいの東京のお天気は、基本的に、冬とはオサラバでいかにも春らしい、温暖な気候でした。


 そこに桜前線が北上してきて、桜の開花予想がしきりに話題になり出しました、当初は来週の中頃が東京の桜の見頃、ということだったのが、今週の20度以上にもなった陽気のせいで、東京の桜は一気に開花、それもすぐに満開へ。


 おまけに風は暖かい時も、冷たい時も、どっちにしろかなり強くて雨なんかも混じったりで、折角の桜の花が散ってしまう恐れも急に出て来ました。まさに「花に嵐」です。この言葉は中国の唐の時代の詩人が詠んだいわゆる「漢詩」が大元で、それを日本の作家、自分も好きな物書きのひとりである井伏鱒二さんが小説の中で引用したものと言われています。「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」という一節は、60年代におおいに人気を集めたものです。


 それはともかく、今日もウチの近所のねこじゃらし公園の3本の桜の樹(山桜は除く)の花も満開で、すでに花びらを風にはらはらと舞い散らせていました。狭い公園ながら見事な桜で、近所の人たちに限らず、向かいがセブン・イレブンということもあり、タクシーの運転手さんとかも一息入れて見とれていたり、まぁ、ちょっとした人気スポットになってます。


 今日もそこを朝日が出た頃にコンビニ行った帰りに立ち寄り、しばし観賞&撮影。すでにワンちゃんのお散歩の方たちもいて、美しい景色に見とれているようでした。で、夕方起きて、いつものカフェ/ダイナーD&Departmentに出かける時にそばを通ったら、親子連れからお年寄り、カップルなどいろんな人たちの「お花見」で狭い敷地はいっぱい。桜の花に思いを寄せるのは日本人特有の気質なんでしょうか?海外ではあんまりこういうことは耳にしないですよね。花を観賞することはあっても、特定の花だけを眺めて、その樹木の下で宴席を設ける、というとうなこと、ほかにもあるんですかね?


 ピクニックとかハイキングとはまた別物です。桜だけに限られた「花見」という国民的行事。あるいは行楽法。競馬にも「桜花賞」という、桜に由来する牝馬クラシックの重要なレースもあります。イギリスやアメリカにはないですものね。本場イギリスではそれにあたるものは「1000ギニー」ですかね。その代わりもうひとつの牝馬クラシックの「オークス」はもちろんあちらが本家で、日本はそれを真似てそのままの呼び名で行なってます。


 しかし、今日明日でこの東京のお花見もおしまいなのかも。明日は肌寒い一日になるとのことですが、一度咲いた桜は散るだけです。まして、風なんか吹いたらあっという間ですね。だから、今週にみなさんある意味賭けているのかもしれません。街中(まちなか)は昨日、今日と案外ガラガラ、暇でした。D&Dにもお客さんが昼はほとんどいませんでした。


 かくいう自分はお花見は今ではしません。第一にお酒が飲めない。第2に混雑したところは嫌い。第3に酔客で騒がしいところも嫌い。そのほか、ありますが、30代まででしたね。そんな真似事をしていたのは。元々が、酒席とか宴会が苦手、集団行動も嫌い、なんで花見は誘われて仕方なく、というタイプでした。わがままなヤングでした。今もそこだけは変わりませんが(苦笑)。わがままなオヤジです。


 森山直太朗くんの歌った「桜」は当初、「キレイな声の兄ちゃんだな」くらいにしか思ってませんでしたが、あの森山良子さんのお子さんと知り、「ありゃ?昔、中学生の頃チラッと会ったようなアイツ?」という思いがよぎり、確認したらズドンでした。彼のお姉さんがロンナイのモーレツなファン、お客でよく一緒に遊んだりして、お母様の良子さんとかおじさんにあたるかまやつひろしさんなどもロンナイに来てくれたりしたんです。以来、直太郎くんとは彼が仕事のない時はよくイベントに来てくれ、話したり遊んでます。彼の音楽観も徐々に拓けて、それがロンナイ流な形になりそうで、ちょいとコワイ自分でもあります。来週やるCROSSROADSにも2度来てくれて、「こんなに面白くてタメになるイベントほかにないですよ」とまでホメラレました。彼の音楽の知識欲にピッタリみたいなんですね、きっと。


直太郎くんには悪いけど、ここでのBGMは80's UK New Wave華やかなりし頃、ヒットしたMOdern Romanceのパフォーマンスによる「Cherry Pink . Apple Blossom White」。オリオジナルは50年代のMAMBOの達人ペレス・プラードです。今度、来週27日、水曜日のCROSSROADSではこのあたりの曲を多く見て、聴いてもらおうかと。是非おいで下さいね。