$大貫憲章オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba
左から大貫、マスターのJBマニアの林さん、吉岡くん。 



 先週の金曜日だったか、体調が喉から鼻に風邪みたいな症状が次々と出て、さらにはその後にはお腹まで具合悪くなり、週末は散々でした。


 でも、そんな時に、以前から会って久しぶりにお茶飲み話しでもしようか、という約束をしていたので、自由が丘の喫茶店の老舗、東急ストアの近くに20年以上も前からやっているという「アンセーニュダングル」に頑張って出かけました。


 そこで会ったのは、自分がDJをやるきっかけになった、西麻布(その頃は霞町という方が普通だったけど)にあったTommy's Houseというショットバーで、ぼくより先にすでにDJをしていたソウルの評論家としても知られていた吉岡正晴さん。年はぼくよりいくぶんか若いけど、DJとしてはその前からエンバシーとか有名店でプレイしていた(18才から始めたらしい)彼が「先輩」で、フリーのDJの草分けのひとりです。


 彼との付き合いはその頃、つまり30年以上前からで、彼の自宅で行なわれていたホームパーティーなんかにもお邪魔したりしていました。ウチとはかなり違うお金持ちな印象で、マンションの一室で行なう、まるで当時流行りの絨毯バーみたいな雰囲気が別世界のようだったのを覚えてます。


 もっとも音楽的には自分とのつながりはほとんどないので、トミーズ以降はほぼ付き合いがなくなってました。それが、ここ2~3年のTwitterやネットでのブログなどを通じて、再び頻繁に連絡しあうようになって、結果、会うことに。その場所が、彼が30年以上も前から知っている、広尾にあるアンセーニュダングル広尾店の姉妹店である自由が丘の店。自分がその店によく行くことをTwitterとかでコメントしてたら、彼が反応して、そこのマスターって、ヘアスタイルが軽いアフロ系な小柄で眼鏡の人?って聞いてきたので、「そうだけど、それがなんかあるの?」と返事したら、そのマスターは彼と広尾時代に親しくなった人で、「すごいソウル・ファン、特にジェームス・ブラウンの熱烈なマニアなんだよね。」と帰って来ました。


 そこである時、マスターにそれとなく話しかけてみたら、吉岡くんのことをよく覚えていて、しかも、JBファンであることをとうとうと話してくれたんです。日本で最初にJBを来日させたのは、そのマスター、林さんとそのお仲間たちだ、というんだからビックリでした。


 と、まぁ、そういうことが縁となり今回の久しぶりのご対面になったんですね。3時間近くいろいろ話しました。彼の知識の豊富さと正確さはまさに驚異的で、自分の曖昧模糊とした記憶頼みのものよりはるかにアカデミックでリアルです。何しろ話してる間もメモをとったりマメなんですから。


 その時の模様を彼がこのアメブロでの彼のブログ(ソウルサーチン・ブログ)で詳細に記しています。興味のある方は是非一読をオススメします。ほかの記事もすごく丁寧でブログというより記事であり評論ですね。

 
http://ameblo.jp/soulsearchin/ (ソウル・サーチン・ブログ)
◆大貫憲章さんとソウル・コーヒーでお茶するの巻  1/28更新