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これがLew Lewisのデビュー・シングル。いかにも若く猛々しさすら感じます。歌もハーモニカ(ブルース・ハープ)も元気いっぱい。


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これはジャケの裏面。手描きの文字など味わいある、つーか、金がなかったのか、とにかくパンクなデザイン。生まれたてのStiffレコードからのデビューでした。 



 今日は外出しないで、起きてからずっと家にいました。こういう日もごくたまにはあるんですよね。自分的には一度は外に出てチャリで近所を回りたいんですが。

 まぁ、仕事というか、必要な作業をしなければならない、ということもあるんで、こういう日があるのは致し方ないです。で、今日の作業とは何か、というと、前にもここで書いたかもしれませんが、ウチに大量にあるレコード(アナログ盤)をラジオのOAとかのためにデジタルに変換しないといけないので、それをたまにこうしてまとめてやるんです。

 実際のところ、1曲を変換するには丸々その曲を流す必要があるので、それだけの時間が必要なんです。短縮とか出来たらいいんですが、現状、そういうことは一般には無理みたいです。業務用とかにはあるんですかね?でも、レコード盤をターンテーブルに載せることは不可欠で、回転数もその通りにやらないとダメですから、短縮するにも、何をどう短縮すればいいのか、皆目見当もつきません。つまり、時間がかかる、ってことなんですね。

 地道なこういう作業は何事によらず必要なんだ、ということです。

 で、いろいろな曲をかけていたら、思いがけなく、随分と懐かしいレコードに出くわしました。それがこのルー・ルイスの初シングル「Boogie On The Street」です。彼はドクター・フィールグッドと同じロンドンのテムズ河口にあるキャンベイ・アイランドの出身で、名うてのブルース・ハープのプレイヤー。彼らとも旧知の関係で、一緒に演奏したこともあります。73年頃とかのイギリスの音楽ムーブメント、パブ・ロックが一部で人気を集め始め、メディアも多少の関心を持ち出します。パンクの生まれる直前のこと。故ジョー・ストラマーもその中でロカビリーやブルースみたいなロックンロールを演奏していました。

 このルー・ルイスは今も現役?で、来日もしていますが、その様子を映像で見た限り、やはりトシには勝てない、という印象で、少しガッカリした覚えがあります。生活が荒れていたという噂も聞きました。今さら、こういう人気復活なんて夢にも思っていなかったに違いありません。

 という感じで、1枚のシングル盤から、いろいろな記憶や音楽がブワ~~~っと身体中に駆け巡るという体験もロック・ファンならではのある種の醍醐味ですよね。そのうちにラジオでOAさせてもらいます。その時はこの記事を思い出しながら聴いて下さい((o^-')b