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開演直前の会場内。もう「モッズ・コール」が蝉時雨みたいにうなりをあげてました。 



 チョー久々、数年ぶりにモッズのライブに行ってきました。一応、前日の昨日の夜、モリヤンに「明日行くんで、よろしくネ!」とメールしてて、返信に「久しぶりです。是非お待ちしてます!」とあったのでいそいそと出かけました。


 ステージが暗転して場内に歓声が沸き上がる中、照明がつくと、朱を基調としたいつもの袖カットしたシャツにベージュのパンツ、リーゼントに白のブーツといういで立ちで現れた森山御大!あちこち痛くて大変よとの言葉とは裏腹にステージではひと時もジッとせずギター掻き鳴らしマイク・スタンド抱えて右に左に。

お客はもちろんチョー満員!!全員がマニアックなファンと言ってもいい人たちばかり。老いも若きも見つめるのは森山御大ひとりか。

CODE NAME IS CARMENのSEが流れてのオープニングはいきなり懐かしいナンバー、ブルーレジスタンス、森山自身言っていたが彼らには昔からの名曲がたくさんあり、それがある意味彼らの未来を限定しているのも皮肉な事実。彼曰く「いっぱい、いい曲があってまそれがいいんだか悪いんだか」

新曲に比較的冷静というか、冷ややかな反応の会場を見渡してハッキリそう森山に言わせるなんてかなりアンビバレンツな話。

曲は今も昔も悪くはない、ただ最近のは昔みたいな攻撃的な歌詞のものは少ない。しかし、相変わらずメロディーやアレンジはセンスが光る。自分がよく分かるいろんな曲のイメージがあちこちチラつくもっともそんな気持ちでライブを見つめてる人間はほとんどいないだろうけど。

「激しい雨が」で一旦本編は幕を下ろすここまでだいたい50分御大まずはお疲れ様です。


アンコール一回めは震災チャリティのための新曲てかカバー、「この素晴らしい世界」500円で販売中とのこと。ヘイ・トラヴィスから皮肉たっぷりのエクスキューズ・ミー・ミスターファックで一部終了。

すぐに二回めのアンコール。軽くオリンピックネタのジョークをまじえ気分も新たに「ロッカウェイ」からいつの間にかバックバナーが「THE MODS CROSS SYNDICATE」のものに変わってました。自分的にチョー懐かしい「不良少年の歌」は見事にスケールアップしたアレンジで今の時代を撃ち抜く。

で、森山のギターから流れて来たメロディーはエンディングに相応しい「Two Punks」満員のオーディエンスが合唱し、森山はそれを鼓舞するようにな身振り手振りで見守る貫禄だね~。「ロックを卒業なんかしないように!」のメッセージを途中はさみながら、いよいよ大団円に突入。ツアー・ファイナルを飾るに相応しいクロージングでした。モリヤン、チサキ、キタザト、シュウみんなお疲れさまでした!オレはロック学園の最初からの留年生なんで、これからもロックンロールにシビれていきます。サンキュー、モッズ!互いに元気でロケンローしよう!