日本の明日をになう若者たちのバンドDroogの二人と自分。ミンナ緊張してました。
BSジャパンの夜の浅い時間帯の生番組「7PM」の木曜担当の方々。山田五郎さんはやさしいプログレ・マニアでした。
本番前数分のスタジオの中。ほぼ準備完了です。そこでパチリ。
今日は、自分にしては最近にない、実にご多忙な一日でした。
まぁ、ここ２～３年というものは、コレといって火急にやらなくてはいけないモノやコトはほとんどなく、以前に較べ、原稿も格段に少なくなり、イベントも不況と風営法のせいか、メッキリ減りました。だからこそ、前向きに行かなきゃな、と思って、チャリを走らせつつ、お茶しつつ、いろいろ考えたり見たもの聞いたものをこういう風にブログやFB、twitterで書いたり、お知らせしたりしてる日々です。
まだ隠居するには若過ぎるんで、今のうちに出来ることをキチンとやっておこう、ってところですかねぇ。仕事は減っても、やることはいくらでもあります。お金のことを考えなければね。だから、自分として、これは今やらないとダメなんだ、ということを優先してやっているつもりです。ラジオもそうで、二つの番組、インターFMの「KENROCKSNITE ver2」も渋谷FMの「ROCK YO TOWN!」もギャラは出てませんが、自分に好きなようにやらせてもらえてますから、やってるんです。もちろん、お金の出るコトをちゃんとやってるのは当たり前ですが。
で、今日ですが、久しぶりに半日以上仕事でツマってる、という貴重な日でした。まずは、2時半に起床（いつもより気持ち早いです）、そこから、家事を済ませ、まず、麻布十番方面に出かけて、某スタジオで、長い付き合いのDJ、今泉恵子さん（スヌーピーでおなじみ）のFM横浜での番組の収録に、ゲストで出演しました。OAはいつなんだろ？今週末か来週初めか？番組名聞くの忘れました。
で、そこで実は今日本のロック・シーンに衝撃を走らせているゴキゲンなロケンロー・バンド、Droogのメンバーがいて、ぼくはそこでのサプライズ・ゲスト、ということでした。彼らと対面するのは初めてでしたが、そういう感じがまるでなく、昔から知ってたような気持ちで話しました。彼らはロンナイに憧れて、自分の書いた文章にも影響を受け、というロック好きな若者たちです。でも思うに、彼らはパンクやロカビリーやハードロックだけの要素ではない、何か得難いものでそれがロックンロールの命の元、のようなものをすでに獲得している、そんな感じです。レコード初めて聴いてすぐそう感じました。昔、サンハウスやモッズやブルーハーツなんかを聴いた時のような感覚。そこまで言うか！とお思いのみなさんもいるかもしれないですが、彼らが将来そういうバンドたちと肩を並べるまでになるかどうか、それは分かりません。でも、今の「直感」はそうなんです。
さて、そこでは約１５分くらいの出番でした。その後、すぐに神谷町のテレビ東京に行き、夜７時からの生放送、BSジャパンでの番組「7PM」に向かい、簡単にリハをして（自分は遅刻でしたから）、すぐに本番！さすが、進行役の高樹アナウンサーや同じく進行役というか木曜のレギュラー・コメンテーターの山田五郎さんは軽快に話題をほぐしつつ、番組をリードしてました。
自分は、この日のテーマ「ロンドン五輪で改めてイギリスのロックを考えてみよう」みたいなものの案内役で参加し、６０年代から２０００年代までの５０年以上のブリティッシュ・ロックの歴史をサラ～っと振り返る、という大役を担わせていただきました。時間の限られた中で、ブリティッシュ・ビートから今の英国シーンを語るのはかなり厳しい作業でしたが、大筋ではみなさんにご理解いただけたかな、と思っています。
テレビの生なんていつ以来か、すぐには思い出せない（先日のスカパーでの「BAZOOKA!」は別として）ですが、とにかく、みなさんの手際の良さがスゴかったです。プロの世界でした。でも、番組は音楽を熱く語れて自分的に満足しています。山田さんのプログレ熱にも驚いたし、アナウンサーの高樹さんのホンモノのUKロック・ファンぶりには心底驚異！だって、CDでしたが、BeatlesからPink FloydからSex PistolsからOasisからMuseまで網羅してるんですよ。自分の私物のCDを持ち込み手前のスペースに並べていました。自分のレコードも同様でしたが。あとから、「大貫さん、すみませんがサインいただけますか？」と言われ、再びビックリ！ピストルズのCDにサインさせていただきました。おまけに「コレ、大貫さんが解説でしたね！」と差し出されたのが先日発売されたばかりのToo Wounded BirdsのニューアルバムのCD。呆れました（笑）！
というわけで、今日は忙しいけどすごく充実した時間を過ごせて、今、なんかボ～っとしてます。音楽が結ぶ縁とか絆って確実にあるんだな、と改めて確信した日でもあります。素晴らしい一日に「ありがとう」です。