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パリ在住20年以上になる妹がその娘、つまり自分には姪にあたるハタチの女子を連れて、つい先日、来日しました。


毎年恒例の行事ですが、狭い我が家がさらに狭くなり、かつ賑やかになります。


姪も数年前はビジュアル系の日本人バンドに夢中でしたが、今やすっかり大人びて、ミーハーチックな部分は母親譲りつーか、大貫家の系譜なのか、しっかりありますがそれでも今回は、フランスから面白い雑誌を持って来てくれて、それが実に痛快なんでフランス語と英語の文章を必死に読んだりしてます。


日本同様海外も雑誌や音楽業界など、大々的な転換期で、おまけに長い不況で厳しい時期です。しかし、こういう雑誌があると、物事必ずしも金じゃない、ってこと改めて実感させられます。アイデア次第で楽しいこと出来るんですよね。


わずか6ユーロで紙質は多分再生紙とかだけど、中身が多様多彩で音楽、ファッション、生活、イベントなどあらゆる情報が、編集部の独自の視点でチョイスされ誌面に反映されてるのがよく分かります。基本的にインディーズなんで広告もわずか。広告だらけの日本の雑誌とはえらい違い。


イギーポップと人気モデルとを使ったフランスの新しいファッションブランドの広告なんか、広告以上にアートとして素晴らしいです。SEAPUNKなんて言葉も生み出し、彼ら流のトレンド感覚で今の世界を遊んでるみたいだったり。


あとはお土産のタバコのグロい警告付きカートンに、お馴染み分かりやすいトートバッグ!あまりのベタさに、むしろツボだ!という意見も。かなりでかいんでアルバムもすっぽり入ります。15日の渋谷ルームでのGROOVYにはこれにレコード入れて行くつもりです。


日本人もかつては素晴らしい豊かな文化を保持伝承していました。それが、効率化、経済性、売れるものが良いもの、なんていう理屈でどんどん削り取られ無難なものだけしか残らない社会になりました。淋しいです。頑張ろうぜ、オレたち!