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白いなかに淡いピンクがさしたちょっと大きめの豪華な薔薇。フランス生まれのピエール・ドゥ・ロンサールです。

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こちらは遊歩道の路傍に咲く、はなびらのたおやかなピンクのアオイ。トルコ原産種と東欧種との雑種ということです。



 今日、自由が丘の方に用事があり、いつもの通い慣れたる遊歩道をチャリで夕方行って来ました。


 そこで、実はひとつ大きな感動があったんですが、(長くなりますよ)、例のウチのすぐのコンビニの前にある「ねこじゃらし公園」という本当に狭い、でも緑だけはいっぱいの緑地的なタイプの公園なんです。そこに人工的にささやかな10メートルもないくらいの小川が作られ、立派に水辺になってるんです。


 ここ毎年、ここにエサを求めてか、かるがもの夫婦が訪れるくらいの、一応きちんとした生態系が環境として出来ているみたいです。この時期はカエルくんの大量発生で池というか川というか、その中にカエルだらけ!なんて夜もままあります。彼らは夜間活動で自分と同じです。ただ、彼らの目的はあくまで交尾することで、自分は必ずしも?そうではないですから(笑)。


 で、そんなにいると、当然あちこちに出歩くカエルもいて、道路の真ん中とかでクルマにひかれてヒカラびてるのもよく見かけます。仕方ないことですよね。管理しろ、と言っても、公園係の人たちも(見たことないですが)、そこまでは出来ないでしょう。可哀想だけど、道路に出たヤツが悪い、ということですかね。


 それが、今日そこを通ったら小さな3才くらいの男の子、つーか坊やがいて、お母さんが自転車で横にいて、「あれ?何してるのかな?」と好奇心がわき、坊やに「何してるの?」ってきいたら、「カエルをこの水の中に帰してあげたの」という言葉。クリビツテンギョウ!とはこのこと。ホント、こんな可愛い坊やがお母さんと一緒にカエルを道ばたからわざわざ水辺に持って来て帰すなんて!!!エラ過ぎる!!!そんなエラい彼とそれを感心するオッサンとで水の中のカエルをしばし見てしまいました。


 こういう気分のいい日はなかなかありませんよ。テレビもネットもニュースとかいろいろありますが、暗い、嫌な気持ちにさせるモノが圧倒的です。新藤兼人監督が100歳で亡くなられたのは、悲しい反面、天寿を全うされたという意味では素晴らしいこと。でも、原発や地震やそのほかのあらゆるニュースはほとんど人間の恥知らずで無知でけだもののような有り様しかみせてくれません。でも、ぼくは3才くらいで夢も希望もありそうな坊やを知ったんです。彼が大人になっても、今の気持ちを心の片隅に持ち続けてさえいてくれれば、世界はそんなに悪くはなっていないかも、な~~んて思いますよ、少しだけ。


 そう、それから綺麗な薔薇が庭先にたくさん咲いているお宅の前を通り、パチリ。これはわりと最近の品種らしく、フランスで80年代に作られたもので名前も優雅な「ピエール・ドゥ・ロンサール」というらしいです。うちの周りではこのタイプよく見かけます。
 

 もうひとつのピンクのはなびらの大きなのは遊歩道沿いに咲いているアオイ、いわゆるタチアオイですね。アオイというとすぐ水戸黄門、なんていう方にはアオイと言えば徳川家の「三つ葉葵」だろ!かもしれませんが、あれは紋章で、実在はしないんだそうです。しかし、今の時代に、黄門様がいて助三さん、格さんとうっかり八兵衛がいたら、どんな悪を退治してくれるのか、あまりに悪が多すぎて黄門様も逃げ出したりして。。。。あ、いや、失礼しました。長々とどーも。