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よく道端みかけるようになったどくだみ。そしてその花。案外かわいい。
 



 今日もまたおなじみ、環八沿いの奥沢の家具、インテリアとカフェ・ダイナーが合体したビルの中のショップ、1階の路面店のD& Department Diningに来ています。さきほどまでは、週末ということでたくさんの人で混んでいましたが、この時間帯はすこし空きが出ますね。


 そこで、道ばたなどでよく見かける植物で、昔はよく学校なんかのトイレの裏地、日陰のジメっとしたところによく生えていたので「ベンジョ草」なんて言って、その強烈なニオイとともに嫌っていました。


 ところが、最近は、これが日なたとは言わないまでも、普通に道ばたに茂っているのをよく目にするようになりました。というか、近所の家のなかには、わざわざ鉢植えで栽培というか、観賞用?にキレイに植えているところもあったりで、どくだみのイメージも随分と変わったなあ、とつくづく思います。


 確かに花はここにパチリしたように、案外可愛いな、とは思いますが、この独特のクサ~~い臭いにはやっぱりなじめませんねぇ。それでも、どくだみは、例えば「どくだみ茶」とかみたいに薬用というか、民間薬として古くから日本はじめ特に東洋では多く利用されて来たらしいので、改めて調べてみてビックリ!です。


 その一端をここで紹介してみます。まず、辞書なでによると「ドクダミ(蕺草、学名:Houttuynia cordata)はドクダミ科ドクダミ属の多年草。 別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)。
住宅周辺や道ばたなどに自生し、特に半日陰地を好む。全草に悪臭がある。開花期は5~7月頃。茎頂に、4枚の白色の総苞(花弁に見える部分)のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。
加熱することで臭気が和らぐことから、日本では山菜として天ぷらなどにして賞味されることがある。」
 ということになります。ウチの母親(83才)も昔から天ぷらにして食べたりしてました。自分はほとんど口にしませんが。しかし、別名の「地獄蕎麦」というのは凄みがありますよね。誰が名付けたか知りませんが、そこまでかい!とツッコミたくなりそうです。


 また、漢方薬とかでも重宝されてるようで、こうあります。「生薬として、開花期の地上部を乾燥させたものは生薬名十薬(じゅうやく、重薬とも書く)とされ、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。なお臭気はほとんど無い。 また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。
漢方では解毒剤として用いられ、魚腥草桔梗湯(ぎょせいそうききょうとう)、五物解毒散(ごもつげどくさん)などに処方される。しかし、ドクダミ(魚腥草、十薬)は単独で用いることが多く、漢方方剤として他の生薬とともに用いることはあまりない。」
 そういえば、ウチの母親とか親戚が「ジュウヤク」という言葉をよく口にしていたのを思い出します。自分がガキの頃の話。


 また、ほかのサイトには、どくだみの効能を売りにして商品を販売しているところも多く、そこでは、お茶より、葉を搾ってジュースみたいに飲む方が効果的、とも書かれていました。しかし、あのクッサい臭いについてはコメントありません。効能はともかく、あのニオイだけで飲む意欲は激減しますよね、実際に飲んだ事はないのでジュースにすると案外和らぐのかも、ですが。



 ということで、どくだみでこんなにオベンキョーしちゃいました。特に役に立つとかいうことはないでしょうが、豆知識としてトリビア的にお友達や家族の何気ない雑談のの時にでも、ネタになるかも、です。